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伊那丸富士見台: |
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富士見台のレンゲツツジ。 | |
レンゲツツジが見頃ということで、伊那丸富士見台の駐車場へやって来ました。 実際の伊那丸はもう少し先の様です。 雨により、レンゲツツジの赤が一段と冴え渡ります。 晴れていれば、車山火口の崖、踊り場湿原・車沢の断層等も見れたのかもしれませんが、 今日は生憎の霧で周りの様子が一切分かりません。 レンゲツツジを堪能した所で、マリオさんに戻る事になりました。 伊那丸富士見台のレンゲツツジは見事でしたが、上の富士見台のレンゲツツジは、 春の野焼きの類焼で、今年は花が咲かない様でした。 かわりに、緑が綺麗でした。
ちょっといっぷく:マリオ |
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マリオさんの会場には、マリオ倶楽部でこの10年間に回った所で会長の奥様が集めて来られた石が、 綺麗に分類されて並んでいました。 |
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マリオさんで用意して下さったお料理をいただき、まずは腹ごしらえをしました。 午後からの講演に眠くならぬ様、ノンアルコールのビールで乾杯、 腹八分目でという所ですが、美味しい料理をたっぷりいただき満腹になりました。 スライドを使って、日本列島の生い立ちから、諏訪の地の生い立ちまで説明していただきました。 かって西日本側はユーラシアプレート・中国大陸の一部で、 東日本側は北アメリカプレート・北米大陸の一部だっったそうです。 西日本側では1億年以上前に中央構造線の大断層が出来入笠山等の古い地層が見られるそうです。 2000万年ほど前に日本列島が大陸から切り離され、日本海が出来るとともに、 西日本と東日本の間はフォッサマグナと呼ばれる地帯が出来、 西日本側には、糸魚川・静岡大断層が出来たのだそうです。 このころは守屋山は海底だったそうです。 そんなわけで、今から2500万年後ぐらいには、 日本は北米にくっついているかもしれないとの事でした。 そんなフォッサマグナの地に諏訪の大地が出来たのは、 まだまだ後で塩嶺火山活動始まった140万年ほど前からだそうです。 塩嶺火山はフォッサマグナの谷を埋め、それが川岸・塚原や上諏訪・阿弥陀寺に見られるそうです。 その後、火山活動は霧ケ峰へと移り、 三峰山が130万年、鷲ケ峰が88万年、車山が最後で75万年ぐらい前だそうです。 霧ケ峰の湿原は断層で出来たとされているが、 八島湿原は岩石が同じで断層で出来たとはいいきれないそうです。 霧ケ峰の火山活動と同じ120万年〜80万年前ころに、北八ヶ岳の火山活動があり、 50万年から2000年前ぐらいにかけて、南八ヶ岳の火山活動があつたそうです。 一番新しいのは、坪庭だそうです。 ダイラボッチ伝説にある茅野の大泉山・小泉山は、 八ヶ岳よりはるかに古く1000万年ほど前の流紋岩だそうです。 下諏訪の秋宮・慈雲寺のあたりも古い地層だそうです。 諏訪盆地は、これらの火山と糸魚川・静岡断層の間に有って、沈んでいるそうで、 激しい所では10万年の間に210mほど沈んだとか、堆積も同じぐらいでしている様です。 諏訪湖が出来たのは15〜20万年ほど前だそうです。 先生によると、この様に大地もダイナミックに動いており、地震の脅威もあるが、 自然の事実と共存する事が大事だろうとの事でした。 今日は、何十万年前とか、最初はどうも時間の尺度が合いませんでしたが、 色々話しをお聞きしているうちに、そんな時の流れも現在に繋がる感覚が多少出来て来た様で、 今後霧ケ峰を眺める景色も変わってくるのかもしれません。 貴重な体験の出来た、一日に感謝、感謝!! でした。
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