綱縒り
つ な よ り
 御柱曳行用の綱の製作は、御柱毎、男綱、女綱一本ずつ準備します。
 以前は、氏子たちがそれぞれ藁を持ち寄って綱縒りをしましたが、
 近年では、玉縄を使って綱縒りをするようになりました。
 大体、山出し前の一月の中旬ころに行います。
 綱の元の太さは縄六十六本位です。長さは三十三尋に。仕上げます。
 綱は各区二本ずつ作り、長持ちに仕立てて各区を練り歩いて、
 神社へ奉納します。お祓いを受けた後、神楽殿に安置されます。
 綱の長さは、昔松本藩のご寄進で
 御柱を波田より引き出した折、
 今村河原(松本市今村)の
 奈良井川を渡るときの
 川幅三十尋(約50m)から
 曳綱の長さを三十三尋に
 したと伝えられています。
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綱縒り
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