諏訪湖

 

平成15年12月30日
 1年
先日の新聞にこんな記事が載っていた。

人間年を取るに従って一年がどんどん早くなる。
それは漏斗を回って落ちていくビー玉に似て中心に行くほど早くなるのだと。
それを遅くするには、決まり切った日常から飛び出すことが必要で、見知らぬ所への旅が良い。
新しい仕事や趣味に挑戦するのも良いし、簡単に出来る部屋の模様替えも良いと。

「日新又日新」 毎日が新しい日々、という意味。
健康寿命75才として、充実した日々は40年くらいか。
限られた人生を生きる者に1日は貴重だ。
無為に過ごす毎日は昨日も今日も3年前も同じ内容かも知れないが、毎日を懸命に生きる人の昨日と今日は違う。
昨日より今日はより充実しているはずなのだ。

平成15年12月20日
 ろくろ 
ろくろが1台増えました。二人だから2台は必要です。
夏に制作した大壺が14個。これが冬から春にかけて焼く作品。

TP−250 乾燥棚

平成15年11月24日
 雑学2 
違い
   「和牛」   純日本産の昔からいる種類
   「国産牛」 日本で生まれた牛

   「卵」   タマゴ一般
   「玉子」 料理した状態のタマゴ

   「ピラフ」    米を炒めてから炊く
   「チャーハン」 米を炊いてから炒める

   「ビール」 麦芽の量が、水分以外の原料の3分の2以上
   「発泡酒」 麦芽の量が、水分以外の原料の3分の2以下

   「病院」   入院用のベッドが20床以上
   「医院」   入院用のベッドが20床未満
   「診療所」 入院用のベッドがない

   「湖」 水深5m以上 植物の繁茂は湖岸のみ
   「沼」 水深5m以内 中心部に沈水植物が生育 
   「池」 湖・沼より小さい 主に人工的に作られたもの

   「夏日」   1日の最高気温が25度Cを越える日
   「真夏日」 1日の最高気温が30度Cを越える日
   「熱帯夜」 1日の最低気温が25度C以上の夜

   「初雪」   山頂で観測
   「初冠雪」 下界で観測

   「氷山」 真水
   「流氷」 海水

   「日射病」 強い直射日光に長時間さらされた際に起こる症状
   「熱射病」 輻射熱の強いところでおこる症状

   「関東」   一都六県
   「首都圏」 関東+山梨県

平成15年11月15日
 諏訪湖一周ジョギング 
昨年から計画していた晩秋の諏訪湖一周18Kmのジョギングを決行。
AM9時出発。天竜川の源、釜口水門を目指す。
阿部さん84歳、平川さん82歳のお二人もガンバル。
諏訪ガラスの里でお昼。
原田泰治美術館から諏訪湖周遊バス「スワン号」に乗り高浜へ150円。
高浜から我が家へ約15分。到着を待つように雨が降ってきた。

下諏訪から岡谷へ 諏訪湖ハイツ足湯 横河の鴨 千鳥園付近 ヘルシーパル
ヘルシーパルから岡谷方面 噴水 噴水 釜口水門 釜口水門
天竜川の始まり 琵琶湖周航の歌 作者の小口太郎像 湊から見る下浜方面 湊から見る下諏訪方面
湊から見る上諏訪方面 湊公園 SUWAガラスの里ルネラリック美術館 SUWAガラスの里から見る下諏訪方面 原田泰治美術館


平成15年11月8日
 雑学 
言葉
   「急がば回れ」  回った場所は琵琶湖
   「四六時中」    4×6=24時間
   「指切りげんまん」 ”げんまん”は”ゲンコツ1万回”の略
   「トンボ」     ”飛ぶ棒”から

   「ステーキ」 鹿の肉を焼いたもの
   「豆」     さやに入っているもの。コーヒー豆は豆科でなくアカネ科
   「食パン」  デッサン用の「消しパン」と区別するために、わざわざ「食べるパン」と書いた
犯罪
   「おつり」   買い物でおつりが多かった場合、知らないふりで詐欺罪
   「親族相盗」 直系親族、配偶者、同居親族の間での窃盗は処罰されない
   「のぞき」   女性が女湯をのぞいても軽犯罪法違反

平成15年10月26日
 諏訪湖マラソン 
10時スタートのハーフマラソン。我が家付近で半分の10Km。
紅葉が美しい時期。上諏訪湖畔にある「ななかまど」には沢山の実がつく。

      湿原に 神の焚(た)く火か なゝかまど    堀口星眠
桜の紅葉 コンクリの湖岸は砂浜に 案内板
先頭は3人

平成15年10月19日
 第50回日本伝統工芸展を観る 
開店30分前から客が集まっている。
先生の作品を見るために地方から来たといった風情。

注目したのは、ジョン・トーマス・ウエルズの「備前たたき大皿」。焼き色の緋色が凄い。
同じく備前の多久 守「備前火襷大皿」

緋色を使う萩の作家のなかで、波多野英生「萩緋色壺」と中村岳「萩掛分窯変花器」。

平成15年10月12日
 八ヶ岳クラフトフェア
八ヶ岳クラフトフェア(八ヶ岳農業実践大学)を見る
 出店数230.
「やきもの」だけでも相当多い。最初は丁寧に見ていたが、疲れてしまい後半は素通り。

平成15年9月21日
 DECOBISAI
日本装飾美術学校学園祭に行く
 装飾(デコレーション)と美術をあわせて、デコビという。
諏訪郡富士見町富士見にある、3年制の美術専門校。
ガラス、ステンドグラス、壁画、木工、金属、陶磁等の工房がある。
生憎の雨であったが、ガラス工房のとんぼ玉作りとステンドグラスは見ていて楽しい。
校舎正面 ガラス工房の窯 ガラス工房の窯 ステンドグラス工房の窯 陶器の時計
陶磁工房の窯 ベニヤの椅子 ガラス ガラス 陶器(素焼き)

平成15年9月7日
 女将さんの店報告
「下諏訪陶友会」は「御田町おかみさんの店」で展示販売を行いました。
今回も大勢の方にお世話になりました。
平尾政行先生 飯島孝子先生 阿部信一郎先生 浜博人会長
平川てる子先生 阿部信一郎先生 三沢さき代先生 宮坂邦子先生 増沢ふみ子先生

平成15年8月24日
 
モデル出身の元気なリポーター川瀬良子さん。
陶芸教室に通うことにしました。“やりたい”じゃなくて“やる”。
何か新しいことをやり始めるときの“やる気出てきた!”って感じが好きなんです」
「そう意識するようになったのは、『だから、あなたも生きぬいて』を読んだ影響が大きいですね。2年前にこの本に出会って以来、ずっと今でも思っているのは、“生まれる環境は選べないけど、生きていく道は自分で作るものだ”っていうこと。結局、人間が変われるきっかけって、自分のやる気次第だと思いますから

平成15年8月10日
 年金
2002年度の国民年金未納者は4割、前年度の約3割から大幅に悪化している。
20代では2人に1人は年金を払っていない。
高まる年金不信が最大の要因で、今後ますます空洞化するだろう。役人(特殊法人)が年金をムダに使ってしまうあのていたらくを見せられたら、まともな人は支払うのがバカらしくなってしまうのだろう。

「いまの日本の政治家を信頼できますか」の問いに。 「素顔の十代」(弘文堂刊)
    信頼できる1・0%
    どちらかといえば信頼できない36・4%
    信頼できない53・2%
10代の信頼度、たったの1%。
調査票の書き込みのなかに、「やっぱり結局、世の中、「諭吉」だと思う」 というのがあったそうだ。
100年前に死んだ1万円札の福沢諭吉、突然のご指名にさぞ驚いていることだろう。

平成15年8月3日
 記事
バブル以前の我々には、人生に対する希望というか、見通しみたいなものがありました。
日本の伝統や考え方や、貴重に思われた経験等は、バブル崩壊と共にどこかに吹き飛んでしまった。

戦後、企業戦士などと呼ばれてきたお父さん世代の間でいま起きているのは、前傾姿勢とは逆の一種の退却現象だ。半生を振り返り、人生とは?幸せとは?と一歩身を引いて考え出した。外資系企業のプログラマーが街づくりのNPO(非営利組織)に入ったりしているのは生きがいのある天職探しで、お父さんたちも幸せな人生は心の豊かさにあり、と実感し始めたようだ。

平成15年7月19日
 日府展名古屋
日府展名古屋展
 毎年、土、形、焼き等の何かにこだわって1年間集中的に創っている。 今年ももちろん計画しているが、結果は新作のページで。
渡辺六郎理事長 授賞式 諏訪の仲間
日本新工芸展 松坂屋美術館
 既成概念に捕らわれず、新しいものに挑戦することが必要だ
         図録

平成15年7月12日
 ハーモ美術館
片岡鶴太郎の個展「蝉時雨」をハーモ美術館に観る。
午前中のサイン会を忘れて午後出かけたので会えなかった。
夜、TV趣味悠々「鶴太郎流墨彩画塾」で「水墨画」の描き方をみる。
陶器は「赤澤窯」と「直斎窯」(昨年訪ねた備前の藤原 和先生の窯?)で焼いている。


平成15年7月5日
 記事
五十五歳 小松郁俊
世の中の家族関係を表すこんな話がある。ある日子供が「お父さん、いつまでも死なないでね」と言ったので、感激した父親は子供に訪ねた。「お母さんは?」子供は即座に答えた。「お母さんは死なないもん」。

五十五歳。多くの仲間がすでに親に死に別れ、子供は家を巣立ち、そして定年を迎え会社とも離れようとしている。一人の人間として孤独な旅立ちの時を迎えている。私たちの世代は団塊の世代と呼ばれている。
                  
五十五歳になった今、待ち構える高齢化社会が問題となるのも、この団塊世代ゆえである。「お父さん、いつまで生きるの」 と言われかねない。この世代が通り過ぎれば、高齢化社会も落ち着いてゆく。

昔の、あの瞳の輝きを私たちが取り戻すにはどうしたらいいのだろう。私たちの世代が残された日々をどう生きるのかということは、これまで以上に日本の未来を動かす大きなポイントになっている。私たちが一人の市民として街に放り出されることは、新しい社会を創り出していく第一歩に繋がる。


平成15年6月29日
 前金
 信楽焼の狸(タヌキ)の置物。肩に徳利、腰に通い帳、前へせりだされたキン○○。
 「お勘定はマエキンでお願いします。」
 旅館や居酒屋の玄関先に狸が飾ってあるのはその名残。

平成15年6月22日
 下諏訪陶友会展報告
今年で4年です。
大勢の方に見ていただきました。
2名は旅行中 平川てる子先生     阿部信一郎先生 浜博人会長
    私のブース     飯島孝子先生 阿部信一郎先生
    翠尾トミエ先生      平尾政行先生 宮坂邦子先生
     増沢ふみ子先生       石井宏子先生 三沢さき代先生

平成15年6月15日
 国宝
「国宝と呼ばれるな、私は職人である」
「名人と呼ばれるな、私はまだ生きている」
     越前和紙 岩野市兵衛(人間国宝)

平成15年6月8日
 日本陶芸展
 第17回 日本陶芸展   心、ここに湧く     大丸美術館

日本陶芸展は、1971年に第1回を開催して以来、2年に一度のビエンナーレ方式で開かれている国内最大の“陶芸の祭典”。土と炎との新たな挑戦から生まれた芸術。
毎回新しいことを発見するので楽しみな陶芸展。

          
黒田陶苑          東京銀座
  「備前の旅」で作陶させていただいた、備前の伊勢崎創先生の作陶展を観る。
    

平成15年6月1日
 
まず首ねっこを掴む。そして、酒を注ぐ。「まあ。いいから呑め!」と。 これが徳利の使い方。・・・^-^;

魯山人の造語「ぐい呑」は筒型。盃(さかずき)は平型。
盃は皿にアラズと書く。
ぐい呑の口つくりは厚めの方がいい。盃の口つくりは唇が切れるほどに薄い方がいい。
口厚だと皿にアラズ小鉢になってしまう。

平成15年5月25日
 下諏訪陶友会展
仲間の 「下諏訪陶友会展」 今年もやります。
私の場合、所謂 「にぎやかし」ですが。

 第4回 「下諏訪陶友会作陶展」
    ●会期     平成15年6月13日(金)〜15日(日) 
    会場      彩美堂ギャラリー (下諏訪町赤砂)  
     ●入場無料   会員11名が個性的な作品を展示します。

 予期せぬものに出会い驚かされることがある。
 それが日頃から探し求めていたものであれば出会いはさらに印象深くなる。
 人と物との一期一会。 

平成15年5月18日
 美術館を訪ねる
戸栗美術館          渋谷区松濤
  匠の技―やきもの、工芸美の結晶
渋谷駅から徒歩10分。東急本店近くの住宅街にある。
有田、九谷の染め付け。東洋陶磁器は、日本、中国、朝鮮、などで生産された陶磁器の総称。

畠山記念館          港区白金台
  季節の茶道具取り合せ
高輪台A2出口から左に5分。都心とは思えない林の中にある。
茶道具を中心に、書画、陶磁など、日本、中国、朝鮮の古美術品を展示。
 

平成15年5月11日
 第50回記念日府展
5月10日。東天紅上野店で祝賀会
高齢の先生方が杖をつきながらも出席している。50年の歴史を見る。
渡辺六郎理事長 渡辺理事長 児玉陶欧工芸部長 山田剛敏先生   
三沢博先生     阿部信一郎先生 平尾政行先生    
    図録 青木九仁博先生          

平成15年5月5日
 小山富士夫の眼と技
「陶の詩人 小山冨士夫の眼と技」を東洋陶磁器美術館に観る。
研究者としての眼、多彩な交遊、作家としての技の3つの視点から構成されている。
「品」と「美しさ」。展示品数が多く見応えがある。
交遊のあった石黒宗麿、荒川豊蔵、金重陶陽、藤原啓などの「人間国宝」や、北大路魯山人、川喜多半泥子、加藤唐九郎などの作品も展示されている。 

  「なぜやきものというのか  いかに焼くかで焼きものになる」   小山 富士夫
「茶の湯の焼物−日本」を湯木美術館に観る。
日本料理店「吉兆」の創業者。
瀬戸、美濃における黄瀬戸・志野・織部。また、信楽や備前などの焼締め陶も侘び茶に叶う焼物として茶の湯に取り入れられ、さらに唐津・高取・萩・丹波など各地の作品を展示。


萬野コレ2002・現代美術とのコミュニケーション」を萬野美術館に観る。
「本物の豊かさ」。プライベートな空間と時間をいかに心地よく過ごすかは、理想のライフスタイルを考えるキーワード。 露地を配した茶室も備えている


平成15年5月1日
 
   
  夜のジョギング道路に咲く桜

平成15年4月26日
 記 事
焼き物は自分を表現するためにやっているのであって、人に器としての機能を供するためにやっているのではない。伝統的な美意識にはむしろ敬意を持っているが、お茶の先生にほめられるものを作るのが目的じゃない。いかに自由に自己表現できるかだ。昔の名品をなぞることはせず、自分なりに新しい陶芸の伝統を作りたい。
  萩焼の十二代・三輪休雪を襲名した三輪龍作

藤原啓(人間国宝・・・備前の旅参照)の作品は「単純・明快・豪放」と言われるが、彼自身は「うぶで、はちきれるような健康美をもっている田舎娘のような作品」を作りたいと言っていた。

平成15年1月13日
 記 事
『責任の所在はどこだ』と責任者
『窓際』もいまや高嶺の激戦区        「サラリーマン川柳」 傑作選より

『ロバにペンキで縞(しま)模様を描いても、しま馬にはならない』  サッチャー元首相は形だけの民営化をこう皮肉る。

『オバタリアン 化粧を取れば エイリアン』    皆自分の事じゃないと思うから笑っていられる

人生三つの言葉で生きていける。 『まっ、いっか』 『それがどうした』 『人それぞれ』 もう誰かのためでなく、自分のために生きましょうと言いたい。責任を捨てましょうよと。ある意味、そうしてもいいだけのことを、もう僕らはしたと思う。
  漫画家 弘兼憲史

絶対的な仕事量からいいものが生まれる

『なぜこうなのだろうか。』『どうしてこうなったのだろうか。』『この部分にはどんな意味があるのだろうか。』といった最も基本的な質問が、人生においても、陶磁器においても、最も重要な時がある。

平成15年1月1日
 元 旦
例年通り家族で諏訪大社秋宮へ初詣に行く。

昨年12月に諏訪地方としては例年にない大雪が2回もあった。
すぐに溶ける、春に降る様な雪だが、寒さはこれからが本番である。

昨年の窯焚きは素焼き4回、本焼き45回と前年より15回ほど多いが、焼き直しが増えたためと思われる。
信楽は気に入るまで何回でも焼いて、素焼きは友人の釉薬モノを焼いたためです。

昨年の陶友会展で苦労したのが値段・・・・素人のつまらない作品に値段は無いようなものだけど。
しかし、個展などで値段を勉強することは、大切なことであり決して下品なことではない。
茶碗に比較して飯茶碗の極端な安さはどうなのだろうか。小さなぐい呑より大きな湯呑の方がはるかに安い。
−−−それは「雑器」だからか?

素朴で.飽きのこない、使い易さの中にぬくもりの感じられるものが日常雑器。
やきもの作りは雑器から始まる、そして雑器から学ぶことがどんなに多いことか。
「真実はありふれたものの中に新しいことを見出すことだ」 山頭火

最近、母が部屋で使っている湯飲みを見て驚いた。緋襷(ひだすき)が鮮やかに輝いている。
以前、土産に贈った備前の緋襷の湯飲みが、大きく「育って」いた。