JBL1500AL38cmウーファー用エンクロージャー製作のスケールモデル(プロトタイプ)を
修正変更を加えて完成品とした作品
スケールモデル用 10cmフルレンジスピーカーシステム





スピーカーシステムの正面
ウレタン吹きつけクリアー塗装仕上げ




最高クラスの高音質ユニットを搭載しています




ラウンド構造が良く分かる正面と背面の様子




10cmユニットの取り付け穴を利用して8cmフルレンジユニットが
取り付けられるサブバッフルを付属させています




ユニット取り付け加工前の未塗装の様子
ハードメープル無垢材の生成りの様子が分かります



バッフル厚は18mm+15mmの33mm有ります
下手な38cm用エンクロージャーよりも強固です
それも強度に優れて響きの良い無垢材による構造です





取り外し式のサブバッフルの様子
肉厚のバスレフポートは不要共振の無い音質的に優れた物です
前面の開口部はポートノイズ低減の為に曲面加工されています




ハードメープル無垢材の積層構造が分かります




 概 要
 この作品はJBL-1500AL 38cmウーファー用エンクロージャーを製作するにあたり構造/デザイン/機能等を確認する為に事前に製作した
 内容積約約1/20スケールモデルをベースに修正改造を加えて製作したものです。
 次のURL参照:
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/JBL-Isashi-main.html

http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/JBL1500AL-2.html

 下記仕様にも有る様に最高級の素材と製作難易度の極めて高い手法による100%無垢材によるラウンド構造方式のエンクロージャーと
 10cmフルレンジでは最高峰の音質を誇るEMS社のユニットを搭載した大変に贅沢な高品質/高音質のスピーカーシステムです。
 バックロードホーンや共鳴管などの特殊な効果音を出すシステムに、採算を度外視した様な極度の大型システムを除けば、
 総合バランスにおいては最高峰のシステムと自負しています。

 しかしながら、この10cmシステムの為に新規製作する事は材料調達の見地から殆ど不可能です(トラック1台分の材料を仕入れねばならないからです)
 またその調達した材料からエンクロージャーを構成する部材を製作加工するには膨大な過程を得なければならず、常識的なコストを考えればやはり製作は不可です。
 例外的に同構造の大型システムを受注し多場合に切り抜いた後の材料を使う機会が有る時にだけ製作が可能と思われます。

 その様な希な機会を得て製作完成したのがこのシステムとなります。
 完成時が最高の状態ではありません。ユニットのエージングは勿論ですが、エンクロージャー構造体のエージングも数年を要して進みます。
 恐らくは5年程使い込んだ後に真価を発揮して来る事と思います。
 注文者様はそれまで大変楽しみに本作品を使い込んでいく事となります。

 この100%無垢材を使った理由や積み重ね構造によるラウンド構造の機能や高音質の説明は上記URLや、
 市販されている本の”オーディオジコマン開陳”をご覧下さい。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/sale.htm

 バッフルなど全く同構造ではありませんが、下記URLに紹介するエンクロージャー部材で同様(同音質の意)の10cmフルレンジが製作可能です。
 1台分の在庫です、参考にしていただければと思います。
 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/housyutuhin.html


 仕 様
 
1.使用ユニット:ElectrioMagnetSpeaker(EMS)Made in France 10cmフルレンジユニット LB5
 2.インピーダンス:8Ω
 3.入   力:20W(max)
 4.音圧レベル:91dB SPL
 5.端  子:バナナ対応大型独立型
 6.構造方式:.100%無垢材積み重ね方式(WING方式)サイドラウンドエンクロージャー
        .サブバッフル(取り外し方式)によるバスレフ形
 7.素 材 :.無垢材のハードメープル45mm~50mm厚を採用する。
        .強度/音響特性に優れ楽器にも使用される素材。
        .音響的に最適な伝搬速度や内部損出を備えている
 8.仕 上 げ:ウレタン吹きつけ仕上げ(80%艶有り)クリアー塗装

 試聴記を2回に分けていただきましたので、ハイエンド10cmフルレンジをご検討の皆様も
 参考になれば幸いです。
 福岡県のSO様


その1.
 ウッドウィル 柴田様

 SPLB5)試聴しました。
 (1)白鳥英美子「アメイジング・グレイス」
 (2)ヒラリー・ハーン「バッハ:ガボット」
 (3)キーシン「ハイドン:ピアノ・ソナタ第30番」
 (4)古楽狂想「ラフォリア」
 (5)シカゴ響「ベートーベン:第7番」
 まだ、かたさはありますが、中高音の解像度がスバラシイ!
 しかもこの立体感は初めての経験です!特に、(4)がすばらしかったです。
 (5)はどうしても、ハーベス・コンパクト7の落ち着きの方が好みです。

 8cmSPは、バックロードに組み込みました。
 ホーンの低音が少し不自然に聴こえました。比較はできませんが・・・
 もう一つ、LS3/5a持っていますが、対照的な音で面白いです。
 (こちらは控えめな音です。)
 8cmSPの組込みは、後日試してみます。
 尚、現在のCD,プリは自作のエレキット、メインはサンバレー
 最近自作したSV-9T SE(プシュシュプル)です。
 300Bシングル(サンバレー)、KT88シングル(エレキット)、
 EL34シングル(エレキット)でも聴いてみるつもりです。
 しばらく楽しめます。ありがとうございました。


 その2.
 ご無沙汰しております。

 LB5(10cmユニット)をしばらく聴きましたので、
 先週より、8cmユニットに取り替えて、聴きはじめたところです。
 都はるみの「ローズ」から、白鳥英美子、森山良子など、聴いていますがなかなかいいです。
 等身大で、自然ですね。8cmというのは、低音は望むべくもないですが、
 中高音がピュアですね。
でも、シンフォニーならば、手持ちのY-08(バックロードホーン)が
 低音との
バランスがいいようです。解像度は比較になりませんが・・・
 LB5の場合は、その点オールラウンドに聴けますね。
 8cmユニットとくらべて、音の厚みやしなやかさが加わります。
 (サブシステムの、ハーベスはとうとう手放してしまいました。)