おそばの茹で方

手打ちの生そばは市販品と違いましてゆで方にちょっとコツが必要だったり
茹で時間が違ったりしています。
そこで此方では簡単ではありますが説明をさせて頂いております。
茹でる前に一通り目を通しておくと失敗し難くなると思いますのでどうぞご覧下さい。


其の一
自宅に有るなるべく大きいお鍋にたっぷりのお湯をグラグラと沸騰させた状態にし、
その中に一人前のそばをなるべく切れないようにそっと扱い、
そば同士がバラけるように入れて下さい。


其の二
火は強火にした状態で少し待つとお湯が再沸騰し始めそばが浮き上がって来てそばが流動し始めます。
いわゆる「そばが泳ぐ」状態になりますので、一分から二分ほど茹でて下さい。
温かいおそばを食したい場合は硬めに茹でて下さい。

(注)
太さによって違いますが、自分の打ったそばは一分で固め、二分で柔らかく仕上がります。
ただ、お客様が見た所細かったり太かったり感じるようでしたらこの時間の範囲外で調節してみて下さい。
自分の場合は何時も一分ほど茹でたら上げています。


其の三
茹で上がりの時間になったらざるに上げて冷水で素早くぬめりを取ります。
洗いは、一度目で荒熱を取り、二度目でぬめりを落とし、三度目で冷たく引き締めます。
あまり強くかき混ぜたり、長時間やりすぎるとおそばが切れる原因となりますので注意して下さい。
また、蕎麦湯を飲まれる方は小さな掬(すく)いざるでおそばを上げるか、
予めお鍋から別の器に取り分けて置いて下さい。


其の四
良く水気を切り食べやすいように盛り付けた後、お好みで食して下さい。
温かいおそばの場合は流水で洗った後に再度暖めなおして食して下さい。


茹でる際の注意
おそばを茹でるお湯は、数多く茹でて行きますとどんどん濁って行きます。
濁ってきますと吹きこぼれたり、ゆでたおそば同士がくっつく原因になります。
あまりにも濃くなって来た場合は適度にお湯を交換したり、お湯を足して濁りを薄めて下さい。
一度に数多く出す場合はお鍋を複数にして対応するようにして頂くと宜しいかと思います。



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