学歴社会って・・・?

以下の記事は以前掲示板にて自分自身が一人愚痴として書き込んだ物でありますが、
自分の考えの一つとして結構大きな物の一つで有ると考え
今回此方に書き写してみました。

*一部修正済み


一人愚痴・・・

日本の社会は学歴社会か?
なんてやっていた。
当然である。現在みんなの考え方は如何であり日本は権力至上主義であり、
学歴によって物事を判断する事はその一部に入る物だと考える。

日本は昔から封建主義の社会であり、
現在でもそれらの考え方が根強く残っていても何ら不思議では無いと思われる。
いわゆる、物事に対して上下をつけ、上位の者には基本的には従って来たのである。
当然世界中至る所にその様な事はあるので日本だけが特別ではないのだが、
どうもある種の思い込みにより、勘違いが多いのは間違い無いのであろうかと自分は判断する。

さて、ではなぜ日本でここまで学歴を重視するようになっているので有ろうかと自分なりに考えてみた。

戦後の日本は敗戦の痛手から立ち直ろうと紛糾し、その後高度経済成長へと進んでいく事になります。
その際に一部の経済力を保持している者達は自分達の資本をバックに商売をして、より大きな資本を得ていきます。
その膨れ上がった資本をさらに増やす為には人手が必要になってきます。
長い目で見た場合に底辺の人間はともかく、
その中核を担っていく人間はある程度の厳選が必要になっていく訳で有ります。
そこで、

何を基準に判断をして行くか?

って事になります。

当然、人柄、個人の資質、その後の能力は基より、やる気の部分、色々な判断基準が必要になるのですが、
すべての部分を判断するには時間が掛かりすぎる、その前段階である程度の篩(ふる)いが必要になるわけでしょう。

そこに出て来たのが「学歴」では無いかと考えます。
まず、高等学校(現大学に当る所)まで行くには高額な学費がかかって来ます。
当然、その様な場所に無条件で行かせられる家庭はある程度裕福な家庭で、
その面からまずそれらの人間は後に、株主や、融資先になり得る可能性を見据える事が出来るのではないか?

そして、当時の高等学校に進学する人間は数少なく、しかもかなりの難度で有ろうと考えられ、
それらの出身と言うだけで明らかにエリートであることが解り、
さらに、低い身分の出身からそれらに入るには並大抵の努力ではない事から努力家である事も、向上心が高いことも判断が出来る。
高等学校に進学した者は底辺からの高能力者の発掘に関して
すでに篩いを掛けられて生き残って来ているので余分な手間も省けるのではないかと考えられる。
そう言うことによって高学歴者を雇う事に関してメリットがあったのでしょう。



しかし、(この辺から愚痴っぽくなります)


現在大学卒業者は多数に渡り、遊び半分で通っている者も少なくはなく、
自分の経験上現在の大学卒業者で優れた新人はかなり少なくなっています。
当然少なくなっているとの判断ですので全てのの大卒者に該当する事ではありません。

そして、その様な者が優遇される現状ではデメリットが多くなっているのも事実です。
なぜなら、低学歴ながらやる気を持って仕事をしている者や、自分の能力を高める為に転職を多くしている者から見ると、
実力の無い者が、学歴と言う権力上で優遇され、それらの尻拭いを自分達がフォローしていく事になる。
自分達がいくら頑張ってもその様な者達に会社は力を入れており、自分達の行動は所詮その人達の踏み台に過ぎないのでは?
その様な考え方も起こりやる気もそがれて行きます。

人材発掘の面で、このような現状でのこの様な行動は明らかにマイナスでは無いかと考えられます。

さらに、現在地方の企業で数多く見受けられるのが、
一族企業での権利独占。
中間管理職の横暴。
会社の従業員に対するフォロー不足。
等です。

一族企業で上層部を固めたりすると、
後に利益を個人の家庭に吸い上げて現状により社員のやる気は低下し、中間にはいわゆる「おべっか社員が」多くなる事があり、
後には遺産相続によるトラブルなどで衰退する傾向になっていくことがあるし、
自分の言う事を聞く人間を中間に置く傾向を強く出し、結局は保守的な経営戦略となって行くことが多いと思います。

中間管理職の横暴。

これは、いわゆる年功序列関係にもなるのですが、年齢、年数によって会社でも本意、不本意は別にしても管理職になった者が、
実力も無いのに権力によって非効率な判断を下して行ったりする。
それだけならまだしも、部下の手柄を、自分の事のように判断したり、責任の転嫁、フォローをしない、

ましてや、

自分の現在の地位に固執し、流言飛語、誹謗中傷、
メンタルアッタク(仕事を回さない、ミスをするように仕向ける、セクシャルハラスメント等)
によってやる気のある人間を潰していったりする場合があり、デメリットは多大な物になります。
その様な人間や、イエスマンで中間を固めると、上層部へのクレームなどが、そこで止まり、結局何も発展を望めなくなって行く訳です。

そして、フォロー不足。

これは、管理職だけでなく経営者にも多く問題があり、
どうやったら皆がやる気を持ってついて来てくれるかを考えず、
自分の身の回り(会社経営等)しか見ないために状況を見誤ることで結果的にマイナスにしていくと思います。
傾向としては、いつも
「現状の会社経営を理解しろ」
「今が一番厳しい時なので皆も我慢してくれ」
と言う人が多いみたいです。
これは明らかに自分達上層部の経営ミスでして
その事を言う前に自分達でどのような対応をして来たのか見直して欲しい物です。

そう言うことを言う割に、ローリスク、ハイリターンを求めるし、
アイデアに対しては改善点よりも「これだから無理だ」とか「それによってどれだけの利益が出せる?」言って意見を潰す発言をします。
はっきり言ってどのような事も失敗はあるし、利益計上見込みなんて解るわけ有りません。
下手に期待の大きい計上を出して結果が出ないことの方が精神的にも、後の責任問題的にもきついと思います。

今の国の政策が良い例です。

さらに、面接でも自分の主観的感覚、過去の慣例、憶測による先行き見解等を
中途半端な判断材料に使い、結果を出す事には苦言を呈したくなります。

自分の経験上、
「転職を多くする人間は根気が無いんだよねー」
とか
「資格を多く取っても大した意味はないんだよねー」
「その様な容姿や体質、体格で勤まるのかね?」

等と面接で言ってしまう人のいる会社は、
大体ろくな物では有りません。

要は、その経験を生かせる人間なのか、なぜ転職が多いのかを判断し、見極めて優秀な人材を探す努力をしなければいけないし、
その様な発言をした経営者や、面接官は、断った後でもその人がお客様の一人であることを考えて行動しないと、
後にデメリットになる事も有るのだと注意して欲しい物です。

自分の知る限りでは、転職の多い人には自分の可能性にチャレンジしている人や、
多数の経験を最終的に自分の合う仕事探しの肥やしにしている人、
さらに、やる気があるために、何処に行っても煙たがられて辞める羽目になってる人も多いです。
時には、強い個性も会社や、経営のプラスになる事を考えても良いと思うし、
その様な人間を使い切れない管理職の見直しを経営者はもっと考えるべきだと考えてしまいます。

*飽くまで個人的な考えです。相談や意見の交換は受け付けますが、
攻撃的な物言いや誹謗中傷的な意見は止めて頂きたいと思います。

乱文、誤字、脱字ご容赦ください。 




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