横須賀

「横須賀」　よこすか海軍カレーを食う

　三浦半島の付け根にある横須賀市は、日本の海軍を育てたまちであり、今も米軍基地があって米兵やその家族が住んでおり、まちなかにはアメリカナイズされた店も見かけることができる。個人的にも初めて訪れたまちだったが、いろいろと見どころがあったり、私好みの飲みどころも多く、何度でも足を運びたくなる。

　その横須賀で、ご当地グルメとしてPRしているもののひとつが「よこすか海軍カレー」。明治41年に発行された「海軍割烹術参考書」のレシピをもとに再現させたカレーで、今も海上自衛隊は毎週金曜日の昼にカレーを食べているそうだ。特徴は牛乳とサラダを必ず添えて出すこと。栄養も十分に考えているところがポイントである。

　海軍カレーの店は横須賀にいくつもあるが、そのなかのホテル内ラウンジのカレーをいただく。これはレシピにかなり忠実につくっているといい、ジャガイモなど大きいままカレーに入っていた。私にとっては海軍カレーという印象以上に「昔のカレーはこうだった」という懐かしさがあった。それでいてスパイスが効いていて美味い。今度は違うカレーを食べたくなった（笑）。

（この項おわり）

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