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「上田」 美味だれ焼き鳥

 大河ドラマ「真田丸」で一躍脚光を浴びた上田市。大河ドラマ館は入館者100万人を突破したというので、まさに真田一族様様といった感じであろう。日本でのドラマは終了したが、台湾では17年に放送されるとあって、今度はインバウンドの観光客増をもくろんでいるという。

 そんな上田のご当地グルメが「美味だれ焼き鳥」。おいだれ、と読ませるそうである。すりおろしニンニクたっぷりの醤油ベースのたれを焼き上がった焼き鳥に自分でかけて食べるというもの。発祥は昭和30年代とされているが、長い間上田では焼き鳥の当たり前の食べ方として、とくに名称もつけられていなかったそうである。

 最近になって、これが上田独特の焼き鳥であることがわかり、「美味だれ」という名称でPRするようになったという。ニンニクたっぷりといっても、それほど匂いはせず、案外さっぱりとしていておいしい。さすがは美味だれ、と言うだけのことはある。長野県に住んでいながらその存在を知らなかったのだが、これもまた真田丸の恩恵だと思う。

(この項おわり)

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