お勧めの旅!47都道府県別ガイドあの町この味

「姫路」 ショウガ醤油で食うおでん
 
 2014年は大河ドラマ軍師官兵衛が放送されている。戦国時代に秀吉を支えた軍師・黒田官兵衛の生涯を描いたドラマで、その黒田氏が居城としていたのが姫路ということになる。この年は城郭の大修理中ということで姫路城の天守閣は足場に覆われて見ることができず、それをカバーしているのが官兵衛ブームということになろう。

 さて、姫路はB級グルメをいろいろ展開していることでも知られているようだが、そのなかでとくに力を入れているのが「姫路おでん」である。姫路のおでんは一見するとごく平凡などこにでもあるおでんであり、タネもとりわけ珍しいものが入っているわけではない。しいていえばスジは関西っぽいが、これも珍しくはない。

 大きなおでん鍋から皿に盛るまではふつうだが、姫路おでんはここからが違う。なんと、ショウガ醤油を上からかけるのである。「そんなことをしたらしょっぱいだろ?」と思うが、だしが薄口で作ってあるのでこれでちょうどいい。時に甘ったるさがくどくなるおでんであるが、姫路おでんはショウガ醤油が効いていてさっぱりとしているのがうれしい。

(この項おわり)

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