お勧めの旅!47都道府県別ガイドあの町この味

「直方」 新名物直方焼きスパ
 今やまちおこしに欠かせないアイテムといったら、グルメの創作や郷土料理の発掘など食をテーマにすることだ。とりわけ、B級グルメは一大ブームを巻き起こしており、ひとたびヒットしたり、全国区になれば、それだけでも観光客は確実に増える。富士宮やきそばや八戸せんべい汁などはその典型的な例といえよう。

 福岡県直方市はかつて炭鉱のまちとして栄えたが、ここに知る人ぞ知るB級グルメがある。それが焼きスパゲティ、すなわち「直方焼きスパ」である。もともと市内にあった喫茶店の名物だったそうだが、これを直方商工会議所が発掘し、名物B級グルメとしてつい数年前から売り出したところだという。

 見た目はナポリタンであるが、炒めているというよりもまさに焼いていて、麺に焦げ目が入っているのが特徴。具にはキャベツを使っていて、見た目よりもあっさりとした感じである。ビールやワインと一緒に食べるのもいいかもしれない。ちなみに直方市は元大関魁皇の出身地だが、魁皇本人が焼きスパを好んで食べているかは定かではない。

(この項おわり)

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