お勧めの旅!47都道府県別ガイドあの町この味

「那覇」その3 沖縄を代表する酒・泡盛
  沖縄を代表する酒といえば泡盛である。昔は焼酎と同様にやや下に見られていた感があり、おまけに酒屋でもなかなかお目にかかることができない酒であった。しかし、昨今の焼酎ブームの到来とともに泡盛も着目されるようになり、同時に泡盛には年代物の古酒(くーす)があることも知られてきた。

 泡盛は米を原料としている蒸留酒で、日本酒でいう醸造用アルコールやビールでいうコーン、スターチなど余計なものが入っていないためか、酔い覚めがすっきりしているのが特徴である。沖縄の飲食店に行くと、陶器の容器に入った泡盛をおちょこでストレートでいただくというスタイルで飲むことが出来る。むろん水割り、ロックも可である。

 年代物の古酒はさらに絶品である。年数を重ねるごとにどんどんと洗練され、まろやかさも増してくる。私は21年ものまでしか飲んだことがないが、それすらも口当たりのまろやかさに感動させられたものである。お店の人も「ストレートで飲むべき酒」と言っていたのを思い出す。さらに50年、100年ものもあるというのだから驚きだ。

(この項おわり)

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