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「大阪」その3 大阪の内臓料理・生ぎも
  2011年春、チェーン店の焼き肉屋でユッケを食べた人が食中毒になり、死者が出るという事件が起きた。外食をしてこんな目に遭わされるというのは気の毒でならない。その影響からか、生で食べる肉料理を敬遠する動きも一気に加速した。これはこれで、飲食業界にとっては迷惑な風評被害だといっていい。

 さて、生の肉料理というか、内臓料理として大阪では定番とされるのが「生ぎも」である。大阪のちょっとした一杯飲み屋なら、多くのところで注文することができる。もちろん「生」というところに一抹の不安がないわけではないが、おいしいのでついつい頼んでしまうというのが酒飲みのつらいところ?である。

 私が食べた生ぎもは、味のついたごま油がたっぷりとかかっており、少し歯ごたえがありつつもとろけるような感じの味わいだった。「きも(肝)」を食った、それもニンニクを添えるとなると、いかにも精力がつくという感じでなかなかの逸品である。事件後、大阪で生ぎもがどうなってしまったのか、リサーチしてみたいのだが・・・

※生ぎもは現在、お店で提供されていません

(この項おわり)

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