お勧めの旅!47都道府県別ガイドあの町この味

「米子」 美味しい鯖寿司の駅弁
 旅をするときの楽しみとして、各地の駅弁を食べるということがある。郷土料理や地元の味覚を駅弁にしたものや「この駅ならこれ」という定番の駅弁もある。代表的なのは函館本線森駅のイカ飯、今はなくなってしまったが、釜飯が有名だった横川駅は列車が発車する際、売り子がホームにずらりと並んで一斉に一例をしていた姿というのも思い出す。

 山陰本線にもさまざまな駅弁があるが、米子駅で販売している「吾左衛門寿し」は人気の駅弁だ。鯖の押し寿司を笹で包み、駅弁としては立派な箱入りの包装がされている。手軽に食べられるという魅力を持ちつつ、お土産として持ち帰っても十分体裁が整っているところがなかなかの魅力である(ただし、日持ちはしないのでご注意を!)

 鯖寿司は分厚い昆布がくるまれており、まずはこの昆布の歯ごたえを感じながらパクつくことになる。鯖は脂が乗っており、酢飯ともぴったり合ってなかなか美味しい。鯖、酢飯、昆布のコンビネーションがなかなかよく、一人で全部食べても飽きがこない味である。このほか、山陰本線にはカニの弁当なども売っており、のんびり駅弁を食べながら全線走破なんていう旅もいいかもしれない。

(この項おわり)

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