お勧めの旅!47都道府県別ガイドあの町この味

「鹿児島」その3 独特の香りを持つ芋焼酎
 近年、焼酎ブームなどと言われ、居酒屋などでも焼酎がもてはやされるようになった。一昔前だと、焼酎といえば甲類で、それをカクテルのように割って飲むというのが主流だった。ところが、最近では乙類と呼ばれる独自の香りを持つ焼酎が人気を呼び、ロック、お湯割り、水割りで乙類焼酎を注文する人も増えてきている。二日酔いしにくいという点も人気のひとつのようだ。

 私自身も焼酎は好きである。むろん乙類だ。鹿児島の芋焼酎をはじめ、米焼酎、麦焼酎、そば焼酎など、いろいろと飲んでいる。最近では奄美大島の黒糖焼酎に凝っている。こちらはややブームに乗っかったという感じもないではないが、とくに夏場の水割りはお気に入りである。逆に冬場は、芋焼酎がほとんどで、こちらはお湯割りにするとうまい。というか、お湯割り以外はちょっと考えにくい。

 そもそも私が焼酎にはまったのは、鹿児島を旅行してからである。さすがに鹿児島に行くと、当たり前のように芋焼酎が置かれており、旅先では「地酒と郷土料理」と決めていた私にとっては、飲むのが当然といったところだった。あの独特の香りが料理にマッチし、しかも酔い覚めもさわやか。まだ、それぞれの個性をつかむほどの通ではないが、どんな銘柄でもおいしく飲める自信はある。

(この項おわり)

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