市浦

「市浦」　美味しくて二日酔いに最適

　津軽半島の西側にある十三湖は、肥沃な土地を作り出している岩木川の最下流にあり、広大な水をたたえている。中世には水運で栄えたといい、周辺にはその当時の史跡が数多く残されている。また、ウオータースポーツも盛んのようである。市浦（しうら）村はその十三湖を持つ村である。

　もちろんこれだけの湖であるから、水産資源も豊富のようである。海水と真水がまざりあう汽水環境も幸いしてか、良質のシジミが採れることでも知られている。このため、周辺のドライブインではシジミ料理を食べさせてくれるところも多い。

　当地でシジミラーメンとシジミご飯を食べた。シジミというと小粒でほとんど食べるところがないというイメージがあったが、ここのシジミは粒も比較的大きく、食べ応えがあった。とくにシジミご飯の方は、シジミのいい香りがただよっていた。ラーメンも塩味で、二日酔いに良いと言われているシジミのエキスがたっぷり出ている感じで、実に美味しかった。

（この項おわり）

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