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「岡谷」 うなぎのまちの新駅弁
 私の住む諏訪地方に岡谷市という都市がある。この街では「うなぎのまち・岡谷」と銘打って、ウナギの食文化を広くPRしている。とくに、夏の土用丑の日の向こうを張って、1月に「寒の土用丑の日」を設定し、寒ウナギを食べましょうと呼びかけている。岡谷では、ウナギが高級料理だったころから、ウナギが一般家庭の食卓に当たり前のようにのぼっていたそうである。

 その岡谷駅で、最近駅弁を売り出した。うなぎのまちにちなんで「うなぎ釜飯」というものだ。内容は、まむしと呼ばれる関西風うなぎを、釜飯にしたためたという感じで結構おいしい。とろろも付いており、うなぎととろろで旅の疲れも吹っ飛ぶといったところであろうか。

 岡谷駅に駅弁がなかったことは長年、不満材料であったが、ようやくこの「うなぎ釜飯」を売り出したことで、ひとつメジャーな駅になったという感じもする。ちなみに、この駅弁を作っているのはお隣の塩尻にある「カワカミ」という弁当屋で、塩尻駅では「ワインランチ」というミニボトルワイン付きのしゃれたお弁当を売っている。どちらを食べるかは、お好み次第といったところ?

(この項おわり)

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