西鹿児島行はやぶさ号に乗る 解説

なぜ、はやぶさ号に乗ろうと思ったのか

 JR西日本や九州の12月からのダイヤ改正が発表になり、九州内を走るつばめ号やソニックなど在来線特急の充実ぶりを示す記事のほんのかたすみに「はやぶさ号は11月29日から熊本止まりになります」と書かれていたのを見かけました。

 このニュースの持つ意味はあまりに大きかったです。なぜなら、私が西日本へのひとり旅をする上で、最寄り駅となる名古屋から直接鹿児島入りする寝台特急がなくなってしまうからです。私にとって、日本で最長の寝台特急の旅をするラストチャンス。「これを逃す手はない」と思い、西鹿児島行きが打ち切りとなる半月前に思い切って旅行の計画を立てることにしました。

(記 97年11月)

名古屋−西鹿児島の寝台特急券

その後の鹿児島本線について

 04年3月13日のダイヤ改正から、九州新幹線(新八代−鹿児島中央)が開業しました。これにより、唯一西鹿児島に乗り入れていた寝台特急の「なは」号も熊本止まりとなったのです。さらに、西鹿児島駅も鹿児島中央駅に名称を改め、新たなターミナル駅としてのスタートを切りました。「はやぶさ」号の姿が西鹿児島から消えてからもう6年半が経過しようとしています。

(記 04年3月)

※追記(10年8月)現在は九州方面への寝台特急はすべて廃止になっています

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