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多くの観光客が献花する「ひめゆりの塔」

 まずは、沖縄に行った多くの観光客が訪れる「ひめゆりの塔」です。
陸軍病院に配属された沖縄県立第一高等女学校と沖縄高等女子師範学校の生徒たちが、戦争の激化とともに南部へ徐々に撤退し、ガマと呼ばれる防空壕に隠れ、やがて戦火に散っていった女生徒たちを鎮魂する目的の塔です。うら若き将来ある乙女たちの悲劇として、今も語り継がれ、多くの人々の胸を打っています。
 ガマでの悲劇は、想像を絶します。馬乗り攻撃と呼ばれる集中砲火、あるいはひん死の重傷者への残酷な処置など枚挙にいとまがありません。入り口では地元の人たちが栽培した献花が売られており、花をささげて手を合わす観光客の姿が絶えません。

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