「ちょっと信じられない話」

 

私の旅で、食べることは大きな目的のひとつです。

とくに海沿いの町を訪ねたときは、おいしい海の幸とお酒をたっぷり堪能したいっていうのが、私の期待なんです。

ところが、北海道のある中規模都市に宿泊したとき、ちょっと信じられないようなことが起こったのです。

 

お店のようす

私のようす

悪意に満ちた声

海鮮居酒屋の看板に

「これはなかなか」

−−−

冷酒と刺身を注文

「やっぱり海の幸だな」

−−−

出された醤油小皿に携帯用
粉わさびの袋が入っていた

「!!!」

−−−

刺身が出てくる

「(呆然)」

「何か不服か?」

・・・

「こ、この粉わさびは」

「粉わさびがどうした?」

・・・

「どういうことだ?」

「本わさびじゃなきゃ、
食えないってのか!」

・・・

「袋のままはないだろ」

「文句言うなら食うな!」

悪意に満ちた声、っていうのは、誇張しすぎる表現ですけどね(苦笑)

ともかく私が言いたいのは、仮にもちゃんとした商売をしているのなら、
せめて粉わさびであっても、刺身の盛り付けに添えてくるのが当然じゃないですか。
あるいはこの店のスタイルなのかもしれませんが、これは単なる
「手抜き」だと私は言いたい。
刺身は種類も豊富で、しかも値段も手ごろだっただけに、
この
「手抜き」には残念でなりません。結局、刺身をそそくさと食べてこの店を出ることにしました。

心当たりのあるお店の方、こだわり旅人の暴言ととるか、それともお客さまの天の声ととるか、お考えはあなた次第ですよ〜。

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