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いい旅をするための6つのStep道楽者コラム目次

 



 

道楽者コラム 第8話


手荷物検査のノウハウ

根室中標津空港の待合室 飛行機は他の交通機関と比べ、乗るまでの手続きが面倒くさい。事故やテロに最大の保安対策をしているためなので、それも仕方ないところだ。飛行機に乗る場合は少なくとも出発の一時間前には空港に到着するよう心がけている。時間ギリギリだと、搭乗手続きが終了してしまう恐れがあるからだ。

 搭乗手続きは、以前のようにカウンターに列を作って待つということはしなくて済むようになった。最近ではスキップサービスなどと称して、クレジットカードや航空会社のHPでプリントアウトしたコードをかざすだけでOKというシステムも現れた。しかし、以前と変わらないのが手荷物検査である。これは搭乗する場合に避けては通れない場所で、時々長い列ができてしまうこともある。

 手荷物検査でやっかいなのが、金属探知機の作動である。けたたましい音が鳴ると同時に保安係の目が一斉にこちらを向く。探知機が鳴る主な原因は時計や硬貨、鍵、携帯電話といったところだろうか。これらはふだん何気なく身に付けてたり、持っていたりするものなので、ついうっかり取り外しを忘れてしまう。また、冬場にコートやジャンバーを着ている時は、ポケットにデジタルカメラを入れっぱなしにしてしまい、探知機が鳴る原因を作ってしまう。

 最近では、張り紙や係員の呼びかけが徹底し、これらの小物類を小さなタッパに入れて検査場を通過することが多くなったが、私も十年以上前に一人旅で初めて飛行機に乗った際、やはり鍵が探知機に引っかかった。その後は検査場に向かう際には小物類をすべてひとつにまとめ、身一つで探知機を通過しているので鳴ったことは一度もない。それでもいつもヒヤヒヤするのがこの場所である。友人らと旅行したときには、そのうちの一人が三回も探知機に引っかかり、周囲の注目を浴びて恥をかいたという経験もある。皆さんもくれぐれも気をつけてー。