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いい旅をするための6つのStep道楽者コラム目次


 

道楽者コラム 第7話


朝食付きの功罪?

朝食をウリにしているホテルの一例 旅先で意外と頭を悩ますものに朝食がある。多くのビジネスホテルで、朝食付きというプランが選択できるようになっているし、朝食はサービスというところも増えている。旅館タイプでもビジネスユースに対応できるよう、朝食だけ付けたプランもある。

 朝食べない人は別として、私は朝食をしっかりとらないと一日が始まらないというタイプなので、旅先でもほぼ例外なく朝食をとる。ただ、これも旅程とにらめっこし、いつ、どこで食べるかというのはしっかり視野に入れておかなければならない。

 あちこちを巡り歩くような旅だと、朝方を移動の時間にあてるケースも多い。そんなときに旅館タイプの朝食つきで「朝食は午前8時からです」などと言われてしまうと、予定が狂ってしまう。ビジネスホテルではたいがい午前7時、早ければ6時半ころから朝食がとれるのでさほど問題にはならないが、それでも7時前に出たいときなどはせっかくの朝食を断ってしまうこともある。

 一方、泊まったその土地を翌日観光するのであれば、朝食がついているホテル、旅館のほうがありがたい。観光開始がだいたい午前8時半ころとしても、ゆっくりと朝食がいただける。旅館によっては朝食を売り物にしているところもあるので、プランを見ながらそういう楽しみを享受することも旅の醍醐味だ。

 素泊まりタイプのホテルだと、朝食はどこかで買うか、喫茶店などのモーニングを利用することになる。コンビニエンスストアがどこでもあるため、朝食の買い物に困ったことはない。列車で移動しながら食べる場合もコンビニで事前調達したほうが確実といえる。駅のキオスクで何か買おうとしても、まだ商品が並んでいなかったり、キオスクそのものが営業していない可能性もある。

 最後にアドバイスをひとつ。旅歩きは体力を使います。朝食習慣のない人も、旅に出たときはしっかり朝食をとりましょう(笑)