次章予告ッ!

 

ゴルベーザが正気に戻ったことにより、ようやく一段落―――と思いきや!

 

コリオ「二つの月が重なろうとしています!」

 

・・・ん? コリオってだれ?

 

コリオ「あの、天文学者なんですけど。アガルトの村の」

 

ふーん、良く知らないけどまあいいわ!

ともあれ、バロンに持たされた彼の報により、セシル達に戦慄が走る。

 

ベイガン「もしやゼムスは “月の涙” を引き起こそうとしているのでは・・・!?」

セシル「ああ、僕もその可能性を考えていた」

 

天に浮かぶ二つの月――― “幻の月” と対を成す “真の月” 。

“月の涙” とは、何十年という周期で発生する、 “真の月” から地上への降下現象。

それを食い止める為、セシル達は(もちろん私も)魔導船で月へと赴く。

 

セシル「月が・・・重なる―――」

 

―――しかし、間に合わず、フォールス中に月の魔物が降臨する!

 

ラモン「くっ・・・この数は・・・!」

ヤン「怯むな! 今こそ修行の成果を見せる時だ!」

エアリィ「ヤン、やっちゃええええっ!」

アスラ「微力ながら私も手助け致しましょう―――」

 

ミシディアの長老「なんとしても護るのじゃ! 子供達さえ生き残れば、一時滅びたとしても国は復興する!」

ウィーダス「いざとなればデビルロードを使い、バロンへ退避せよ!」

テラ「パロム、ポロム、お主らも無事で居てくれればよいが―――」

 

メイシーナ「ひ、ひいいいっ! 魔物の大軍があああああ!」

ファーナ「落ち着いてくださいメイシーナ様。バロンやダムシアンから傭兵の方々が援軍に来ています」

メイドフェチ「フッ、その通りだ・・・」

サンダーボルト「ここは我らに任せて貰おう・・・」

サラマンダー「お前ら生きてたのか。・・・というかどうして俺はこいつらと一緒に・・・?」

 

サイファー「ハッハッハァッ! ようやく出番か! 待ちくたびれたぜ!」

パロム「だよねえ。デコあんちゃん、何度も何度も留守番させられてたもんねー。オイラ、思わず同情」

サイファー「うるせえ! ガキに同情される謂われはねえっ!」

ジュエル「はいはい、遊ぶのは後にして―――アンタ達にはやって貰うことがあるんだから」

ルゲイエ「そうじゃあ! この超絶ウルトラスーパーダイナミックフォーエバー天才―――」

シド「長いゾイ。・・・とにかく、これから塔の中へ進入する。護衛は任せたゾイ!」

 

ベイガン「良いか! 陛下は我らにバロンを託された! 身命を賭して魔物共から国を護るのだ!」

ロイド「でもなるべく死なないよーに。・・・命が失われた分だけ、陛下の “痛み” になっちまう」

リックモッド「百も承知よ! ここにゃ命が惜しいヤツなんざいやしない―――が、命を捨てたいヤツもいねえ!」

カーライル「元より命を賭けるほどの戦いでもない・・・カイン隊長ならそう言うさ」

 

月の魔物に対抗する為、戦士達は肩を並べて立ち向かう。

しかし膨大な魔物の大軍に、次第に押されはじめるフォールスの軍勢。

そこへ天より飛来し、地の底より現れ出でるのは、彼方の国と地底世界からの援軍。

 

ウィル「どうやら―――」

ジオット「―――間に合ったようだな」

 

あらゆる力が結集し、月より来たる魔物達と激突する地上!

一方、月でも激戦が繰り広げられるッ!

 

ルビカンテ「最強の竜の “影” では流石に相手が悪い・・・」

セシル「なら目には目をってやつだ―――バッツ!」

バッツ「見せてやろうぜ、俺達の “最強” を!」

 

カイン「バル、邪魔だ―――ええい、セシルかアベルが相方ならこんな “顔” ・・・」

バルバリシア「略すな! もう、こんな事をしている間にゴルベーザ様が―――シュウとイチャラブ状態にッ!?」

ロック「・・・あいつら余裕あるなあ」

 

リディア「リヴァイアサン様!? ううん、違う。もっと禍々しい別の―――」

エッジ「おーーーーっしゃーーーー! 俺ペア、リディアとペア〜♪」

リディア「って、うっさい馬鹿! 敵が目の前にいるのにはしゃぐな!」

カイナッツォ「・・・というか、一応俺も居るんだが」

 

セリス「アンデッド同士でしょうに!」

スカルミリョーネ「フシュルルル・・・だからこそ、手こずっている」

セリス「仕方ないわね! 行くわよ、ローザ!」

 

オッケー、セリス♪

―――なんて感じで、ゼムスが待つ地下渓谷へと潜り込む私達。

さらにさらに、別行動をしていたギルバート達の目の前に姿を現わしたのは―――

 

ギルバート「あの瞳、クラウドと同じ・・・?」

フライヤ「! まさかッ!?」

クラウド「・・・セフィロスッ!」

セフィロス「・・・お前か?  “俺” を殺したのは―――」

 

地上と月とで繰り広げられる最終決戦!

そして、この戦いによって集結する一連の争乱・・・

・・・ただ一人の “悪意” によって引き起こされた戦争は、後にこう呼ばれる事となる―――

 

ファイナルファンタジー4 IF(仮)

第29章 「邪心戦争」

 

・・・っていうか、これ本当に一章で終わるの?

ろう「無理かも。少なくとも一ヶ月やアルファベット一巡で終わるのは絶対に無理」

終わったら “奇跡” よね!

 


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