第25章「地上へ」
U.「FF4IF開発室」
main character:ろう・ふぁみりあ
location:あとがき代わりの座談会
リディア:(どたっ)・・・いったあ・・・うう、まさか壁が無いなんて・・・って、ここは―――
ろう・ふぁみりあ(以下ろう):はいどーも、毎度お馴染みのろう・ふぁみりあです。
ギルバート=クリス=フォン=ミューア(以下ギルバート):あの、まだこの章終わってないよね? なんで座談会が・・・
ろう:やれやれそんなことも解らないのか。所詮貴様は流れ星、墜ちる運命(さだめ)にあったのだ!
ギルバート:いや意味が解らないから。
セシル=ハーヴィ(以下セシル):まあつまりは “開発室” ネタって事だよね。
リディア:・・・あー、エアリィに連れられて入った隠し通路って・・・・・・。
エアリィ:そう! 実は開発室への隠し通路!
ろう:最初はSSSのトップページにリンクして、そこにリディアさんを乱入させようと思ったんですが。
セシル:楽屋裏って意味じゃ、こっちの方が正しいかもね。
ろう:うい。
リディア:いや、ていうかいいの? 一応コレ、本編に繋がってるのよね?
ろう:大丈夫。とりあえず、ここから出たら、リディアさんはここでの記憶を失うというお約束のネタってことで。
リディア:それは大丈夫って言えるの? ・・・まあいいけど。
ろう:さて! 開発室というわけでセシルさん、これを!
セシル:ん? 本―――ってこれは!
ろう:えっちな本です。
セシル:ちょっと待て。
ろう:とりあえずセシルさんが好みそうなのをチョイスしてきました。ぐちょぐちょぬるぬるの触手系。
セシル:だから待て!
リディア:・・・セシルってこういうの好きなんだ。
ローザ=ファレル(以下ローザ):・・・うーん、これは私でもちょっとヒくかも・・・。
ティナ=ブランフォード(以下ティナ):わ、私も無理かなー。
セシル:ち、違―――ていうかいつの間にかローザとティナまで!?
ろう:開発室と言ったらえっちな本。よしこれでノルマは達成したっ!
セシル:なんのノルマだああああああっ!
ギルバート:あ、なんかセシルが絶叫するのって懐かしいかも。
ろう:昔は良く喚いてたんですけどねー。近頃はすっかり達観しちゃって。
セシル:・・・色々とあったからねー。というか、何度も死にかければこうなるさ(遠い目)。
******
バッツ=クラウザー(以下バッツ):そーいや親父とククロの因縁って、当初は少し違ったんだよな。どうなる予定だったんだ?
セリス=シェール(以下セリス):予告を見ると、なんかククロが一方的に恨んでいる様子だったけど・・・。
ククロ:実は大筋はあまり変わっておらん。ドルガンに自慢の一振りを叩き折られ、ムカついたから目にも見せてやろうと。
ろう:とてつもない凄い剣を作り上げたんですが、完成と同時にドルガンさんが死んだって言う話を聞いてやる気全部無くしちゃったと。
バッツ:で、そこへ息子の俺がやってきて―――
ククロ:ここで会ったが百年目! と、ばかりに自分で造った究極の剣で戦いを挑むというワケじゃ。
カイン=ハイウィンド(以下カイン):・・・如何に剣が凄かろうと、一介の鍛冶師がバッツに適うとは思えんが。
ろう:いえ。バッツさんは少し苦戦するはずでした。
ククロ:一流の鍛冶師として “剣の気配” ―――即ち剣気を読む事が出来るという特殊能力があるとかないとかのう。
ろう: “無拍子” で死角に飛び込まれようとも、バッツさんの持つエクスカリバーの気配を読み取って、すぐに反応するとかしないとか。
カイン:まあ “無拍子” さえ見破れれば、対等に渡り合う事もできるか。
バッツ:そいやその作った “究極の剣” って刀じゃなかったんだよな? なんだっけ、エクスレプリカ?
ろう:そう。 “想いを力に変える” とかどっかのファンタジー世界な材質で作られた剣で、使い手の意志で切れ味が変化するという剣。
セリス:えっと、 “斬る” と思えば斬れるし “斬らない” と思えば全く斬れないとかそんな感じ?
ろう:そんな感じ。バッツさんの剣としてエクスカリバー以上に使いやすいかなーと思って設定したんですが。
セリス:なんでやめたの?
ろう:展開変えたから。あの話の流れで、変な特殊能力つけた剣とか出すのは無粋かなと。
ククロ:ちなみに変更後の話に出てきた “刀” はなんも特殊な素材など使っておらず、ワシの全身全霊を込めて打っただけの刀じゃ。
ろう:一応、話に聞いた古い鉄を使うとか言う “虎轍” と同じ技法で作られたとか設定してたけど・・・出せなかったなあ。
******
マリア:どうでも良いけど “エアリス” と “エアリィ” って似てるわよね。
エアリス=ゲインズブール(以下エアリス):ていうか一字違い・・・。
ろう:おや、お二人とも。お久しぶりです。
マリア:ええ、ええ、お久しぶりね。最近は “あっち” のほうを全く更新しないものだから!
エアリス:拍手コメントが溜まりに溜まってはいそこ逃げようとしない!
ろう:い、忙しいんですよう! わ、私は悪くねー! 社会が悪いんだー!
エアリス:あったま悪い犯罪者みたいな言い訳しないの!
エアリィ:ねーねー、なんかどうでもいいとか言われたけど、なんでアタシとこの人の名前似てるの?
ろう:単なる偶然。風の精霊だからって適当に “エアリアル” をもじって付けただけ。
リディア:ていうか、それ以前になんで名前あるのよこのシルフ?。幻獣って個体名を付ける習慣が無いとか言ってなかった?
ろう:ああ、それは・・・・・・。
エアリィ:ちっ、違うわよ! 別に幻獣界で名前を付けるのが流行ってるとか聞いてちょっと羨ましかったってわけじゃないんだからね!
リディア:・・・なんだ、あたしの真似しただけなんだ。
ろう:・・・まあ、そういうことです。
エアリィ:ち、違うってばー! ああん、もうこんなとこでダベってないでさっさと行くよー!
リディア:行くってどこに?
エアリィ: “シルフの洞窟” に決まってるでしょーが!
マリア:・・・使い魔。
ろう:はい?
マリア:質問があるのだけど。ここってFF4の “開発室” って扱いよね? ドワーフの城から行ける。
ろう:はい。
マリア:・・・どうしてあのエアリス、ここからシルフの洞窟に行こうとしてるの?
エアリス:いや違うから。わたしじゃなくって、エアリィだから。
ろう:実はFF4で、シルフの洞窟からも開発室って行けるんですよ。
エアリス:あれ、そうなの?
ろう:・・・・・・という話を、子供の頃に聞いた覚えがあるんですよ。
リディア:は?
ろう:でも最近になってネットで調べても、そんな情報はかすりもしねえ。あれー?
リディア:なんだデマか。
ろう:うーん、確かに聞いた覚えがあるんですがねー。まあ、ともあれ。
エアリィ:FF4IFではここからシルフの洞窟に行けるって事で! 早速 “NEXT STORY” にGO!
ろう:あ、すいません。まだ次の話更新してないんで行けません。
エアリィ:さっさと続き書きなさいよっ!
ろう:―――今、書き上げましたっ!
エアリィ:じゃあ改めて―――Let's go!
リディア:はいはい。