戻る

G-SALAND 地理の疑問・発見

2003年4月10日から5月9日

疑問:産油国イギリスは原油輸入上位国、日本の最暖月はなぜ8月?、サンフランシスコの最暖月はなぜ9月、内陸国、チベット高原の塩湖成因、チベット高原が砂漠にならない理由。
ジオゴロ:県庁所在都市が県内最大都市でない県。
おしゃべり:衛星画像の宣伝、受験生掲示板の書き込みの宣伝、国語の乱れと若者言葉。
今回の主役:ピンポンさん、ショウナンパンプさん、山さん、Nihonkaiさん、まいこ☆さん


砂漠は沙漠 投稿者:さ〜らまん  投稿日: 5月 9日(金)21時06分45秒

砂漠は、砂の漠と書きますが、本来は沙漠で、そう書くべし!と言う小言家がいますように、砂があるから砂漠なのではなく、土壌水分が少ないから砂漠になるのであります。世界の砂漠の80%は岩または礫の砂漠で、砂砂漠は20%しかありません。したがって、岩石の風化が進んで砂になろうが進まずに岩のままであろうが、砂漠の形成には関係おへん!どすえ。そやから、岩の風化を砂漠の形成に関係さすな!

チベット高原のつづき 投稿者:ショウナンカンプ  投稿日: 5月 9日(金)09時15分42秒
砂漠にならない他の理由として、低温であるために岩石の風化が進まないというのはおかしいですか?

砂漠の理由補足 & 塩湖の理由法螺 投稿者:さ〜らまん  投稿日: 5月 9日(金)06時06分30秒

砂漠の理由補足

チベット高原が、ケッペンの気候区分で砂漠にならないのは、寒冷で水分の蒸発が少ないから、と言えばかたついてしまいますが、その根拠というか補足というか、ケッペンの式で計算した結果砂漠にならない理由ではなく、見た目でも実質的にも砂漠にならない理由。

それは、永久凍土やら永久ではなくても一年のうち大半が凍っている凍土の存在です。凍ってしまえば、水分の蒸発が少なくなり、地下水としての、あるいは河川水としての流出もないので、水分が保たれます。チベット高原では、降水量がきわめて少ないところでも砂漠になっていませんが、それは、少ない降水が氷となって保存され、また、地下の永久凍土からも水分が供給されるからでありましょう。

にもかかわらず塩湖が形成されるのは、内陸湖で、夏の間に蒸発による塩分濃度上昇が毎年少しずつ繰り返された結果と考えてよいでしょう。


塩湖の理由法螺

塩湖が多い理由として、もう一つ考えられるのは、これは、まったく自信がなく法螺話かもしれないですが、氷河のあった時代よりずいぶんずいぶん前の太古の時代、チベット高原は海だったところ。そこが、隆起したのですから、もともと塩分が多かったのではないか?ってことです。普通の湿潤地域なら、塩分は次第になくなっていくのですが、何と行っても雨の少ないところですし、内陸河川の多いところですから、塩分をうすめる力が弱く、今にいたるまで塩気が多く、そういうとこにできた湖でしかも内陸湖とくれば、淡水湖になることができなかったんじゃないか?
チベット高原でも、山岳氷河が融けた水がたくさん入ってくる湖は淡水湖で、塩湖は、まわりに氷河をいただく山ない部分に分布する湖に多いらしいので、もしかすると、そういうこともあるかな? と、思った次第であります。

チベット高原の湖 投稿者:さ〜らまん  投稿日: 5月 8日(木)20時06分41秒

成因分類では、おっしゃるとおり、大半が氷河湖です。

塩湖があるのに砂漠になっていないの件ですが、
塩湖だから砂漠、というのは、因果関係が逆です。
砂漠は雨が少なく蒸発が盛んだから、窪地が満杯とならず、流出河川のない内陸湖ができやすいが、内陸湖の場合、川から入る水は、蒸発するわけですから、塩分が湖に残り、その濃度はどんどん高くなって塩湖になります。
チベット高原は高地で気温が低く蒸発が盛んでないから砂漠にはならず、湿地(冬は凍土)が多いが、雨が少ないから内陸湖も多い。
内陸湖は、塩湖になる宿命にあるのです。

チベット高原 投稿者:ショウナンカンプ  投稿日: 5月 8日(木)19時07分03秒

地図帳でチベット高原を見ると無数の湖があります。雨が少なくて、乾燥するので塩湖になっているところもありますが、問題はどうやって出来た湖かです。山岳氷河の仕業かと思うのですが、・・・。成因分類と、塩湖が出来るのに砂漠にならない理由を教えてください。

うるわしきかな子煩悩 投稿者:さ〜らまん  投稿日: 5月 5日(月)01時01分21秒

山さま

君子金持ちの子煩悩は人類に害悪を招くが、凡夫貧民の子煩悩は地球に平和をもたらす。
と、わたくしは思います。

お子さまと地理のクイズ遊びをしてらっしゃるのでしょうか? わしゃ、まだまだ子どもにゃ、負けんぞ!って、感じでしょうか? でも、ネットに頼るなんて、おとなってずるいや!って言われたりして。いやいや、ずるくなきゃ、おとなじゃありませんよね。

で、教えて、と言われましても、さ〜らまんは物地理ハカセではないし、しっかり数えたこともありませんのでこころもとないのですが、大陸別に、思いつくままあげますと、

アジア(旧ソ連を除く)の内陸国
 モンゴル、ラオス、ネパール、ブータン、アフガニスタン
アフリカの内陸国
 エチオピア、チャド、ニジェール、マリ、ブルキナファソ、中央アフリカ、
 ウガンダ、ルワンダ、ブルンジ、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、マラウイ、
 スワジランド、レソト、
え〜と、これでよかったのかしら? アフリカは多いから、ちと不安。

ヨーロッパ(旧ソ連を除く)
 スイス、オーストリア、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン、
 アンドラ、サンマリノ、バチカン、
 チェコ、スロバキア、ハンガリー、マケドニア
旧ソ連
 ベラルーシ、モルドバ(これは内陸国と言っていいのかわからんけど)
 アルメニア、アゼルバイジャン、
 カザフスタン、ウズベキスタン、キルギス、トルクメニスタン、タジキスタン、
南アメリカ
 ボリビア、パラグアイ

あの、ですね 投稿者:  投稿日: 5月 4日(日)21時16分58秒

あの、ですね
内陸国を、子供が、全部、教えてと言うんですがね
教えて下さいませんでしょうか


あ、そうそう。 投稿者:さ〜らまん  投稿日: 5月 3日(土)18時18分39秒

ワタクシ、さ〜らまんは老人なので、若者言葉がわからないときがあり、そういうときは、家に帰ってから、『若者言葉の小事典』という辞書を使って調べます。辞書というのは、下記URL、です。

http://www.tnk.gr.jp/search/young/


うらやましい 投稿者:さ〜らまん  投稿日: 5月 2日(金)19時47分32秒

言葉は時代とともに変わるもの。変わるから古文という科目も成立するわけで、国語(特に古文)の先生は、言葉の乱れのおかげで飯が食えるのだと思います。

いつの時代も若者言葉はありますが、『まじっすか』『きもい』『はずい』『告る』の類の、今時の若者言葉の大半は、日本語の日常言葉として定着しそうな勢いを有していると思うし、今の若者は、自らの世代の言葉を持っているわけですから、私はうらやましいとすら思います。

言葉の乱れは、言葉の創造、文化の創造でもあります。

すいません!! 投稿者:まいこ☆  投稿日: 5月 2日(金)12時39分38秒

今国語の時間なんですけど、現代の言葉についてどう思いますか??「きもい」とか、「あり得ない」とか。やっぱり乱れていると思いますか??よく若者のせいにされますが、本当はマスコミとかにあると思うんです。どうでしょうか??意見ください。

落ち着いて 投稿者:さ〜らまん  投稿日: 4月29日(火)00時51分34秒

しばらく旅に出ておりまして、ネットには、携帯電話からアクセスしておりましたので、ラストさんとnihonkaiさんが書き込んでくれたリンク先に行けませんでした。

旅から帰って落ち着きましたので、リンクしてくれたところに行ってみました。

nihonkaiさんへ
ごめんなさい。愛ある書き込みをしてくれたのに、変なこと書いてごめんなさい。

ラストさんへ
受験生ネットの掲示板、見ました。

若い人たちの論争はいいことだと思います。さ〜らまんは頑張る若者の味方、ていうか、頑張る若者たちあってのさ〜らまんでありまして、頑張る若者たちがいなければ、ワタクシ、さ〜らまんは、ただの文句いいジジイにすぎないのであります。

が、しかし、残念ながら、せっかく紹介してくださった掲示板ですが、見ただけで、なんか、よくわからなかったので、しっかり読みませんでした。おもしろそうな論争みたいでしたが、読みふけってしまうと仕事にならんばい! いかん、いかん、て思ったりして。

参考書や問題集や用語集で何がいいかとかいう話題もあったようですが、ワタクシ、さ〜らまんは、他人が書いた参考書や問題集の研究をしっかりしておりませんので、話の内容がよくわかりませんでした。
まあ、本なんてものは、一長一短、いいとこもあれば悪いところもある。解説が丁寧なのが親切でいいという人もいれば、短くてわかりにくいほうが自分で考える癖がつくからいいという人もいる。

しかし、だからといって、よしあしを評価するなというわけではありませんで、いいとか悪いとかおおいに言い合ってくれれば、後輩受験生の参考になるかもしれないし、その声が作る側にも届けば、よりよいものを作るようになるだろうから、結果的に受験生のためになるかもしれない。

見ず知らず 投稿者:さ〜らまん  投稿日: 4月28日(月)18時57分02秒

愛なき他人がくれるもの、
ただより高いものはない。

と私は思う。

無料でお譲りします。 投稿者:nihonkai  投稿日: 4月28日(月)18時11分00秒

衛星写真の応用についてのマルチメディア教育ソフト(たぶん絶版です。)
http://www.auction.co.jp/mem1/item/mem_itm_item.asp?LOT=288403

リンク先に写真とメールアドレスがあります。
リンク先で2円即決とありますが、これはダミー落札用で、お金は不要です。

待ちます、待ちます。 投稿者:ピンポン  投稿日: 4月26日(土)16時39分28秒

今年に限って、熱帯夜が楽しみです。わくわく。

(無題) 投稿者:ラスト  投稿日: 4月26日(土)16時30分34秒

http://www.jukensei.net/cgi-bin/jojobbs/bbs.cgi?id=20000401.000

↑受験生ネットでの激しい(?)論争。個人的に、知識と詭弁では負けているが誰かさんを応援したいかな。もう一人は知識は凄いし正しいことを言ってはいるが人格の悪さが滲み出ていて嫌だ・・・。でもまあどっちもどっちか(笑)

すばらしいです! が、、、 投稿者:さ〜らまん  投稿日: 4月26日(土)12時43分02秒

ピンポンさん、すばらしいです!
さ〜らまんも、そういう調べをしたかったのであります。

が、今は、(お)時間、ありませんので、ベネズエラ的なアホの頑張りはできませんぬ。
真夏になって熱帯夜にうなされる頃、熱にうかされて作るのではないかと思いますが、それまで待たれよ!

寒流の影響ですが、もちろん、夏の気温が低い理由ではあるが、最暖月が遅くなる理由といっていいかどうかはわかりません。

夏のはじめは寒流の影響でなかなか暖まらないと考えることもできますが、夏の終わりはなかなか冷えないのですから。「寒流の影響」と一言でかたつけるわけにはいきません。

熱の蓄積に加えて、海流の向きや風の向きが影響しているのかもしれません。

海流も風と同じく、季節によって、流れる場所が少しずれるものですから、そのずれを検討すれば、寒流の影響の有無がわかるかもしれません。

サンフランシスコ以外の都市 投稿者:ピンポン  投稿日: 4月26日(土)11時17分22秒

↓気候・緯度が近い他の都市と比較してみました。
   △は最暖月気温 ( )は降水量 ▼は最少雨月降水量です

               7月       8月       9月
サンフランシスコ(37°N)  17.3(▼0.9)  17.8(1.4)  △18.0(5.5)
サンディエゴ(32°N:BS)  21.6(0.9)  △22.5(▼0.2)  22.0(5.6)
ローマ(41°N)       23.9(▼8.5) △24.0(32.7)   21.1(74.4)
アテネ(37°N)      △28.0(8.7)   27.7(▼6.3)  24.3(8.6)

これを見ると、確かに中緯度高圧帯の影響を受ける地域は、乾季の中盤〜末期が一番暑いようです。で、低緯度より高緯度の方が、地中海よりアメリカ西岸の方が、暑さのピークが遅れている。すると、高緯度は低緯度に比べ乾季の始まりが遅い(?)から最暖月も遅れるのでしょうか?アメリカ西岸がさらに遅いのは、寒流の影響もありますか?

と、ここまで考えたら、頭ぐるぐるしてしまいました。
すみません、さ〜らまん先生もお忙しいですよね。ベネズエラの地図はすごく感激しましたが、また、あのような大作を、というのはいくら何でも虫がよすぎて‥‥お時間がありましたら、何かお返事下さい。

かてて加えて 投稿者:さ〜らまん  投稿日: 4月25日(金)22時02分51秒

南にやや後退しかけた中緯度高圧帯から暖かい風も吹いてくるってことも考えられます。
調べてまたまた地図を作りたいが、その時間がない!

そりゃますます好都合 投稿者:さ〜らまん  投稿日: 4月25日(金)21時52分25秒

なにっ、サンフランシスコは9月ですと!!

ならば、ますます好都合!
Awで乾季末期が最高気温になるのと同じような理屈で、Csでも乾季の中盤以後が最も暑くなりやすいと説明できますな。太陽高度は低くなるが乾季の間の熱が蓄積するからと考えられないでしょうか?

以上、思い付きにすぎませんが。

日本はよいとして‥‥ 投稿者:ピンポン  投稿日: 4月25日(金)18時19分16秒

さっそくのお答え、ありがとうございます!
日本の場合、8月が暑いというより、7月の気温がそれ以上に上がらないという感じなのですね。そういえば、梅雨時ってわりと寒いし。
で、日本はそれで納得できたんですが、新たな疑問が‥‥。

よく見たら、サンフランシスコの最暖月って8月じゃなくて、9月じゃないですか。9月といえば、太陽もかなり南に下がっている頃ですよね。緯度的に低緯度ってわけじゃないし、不思議です。

梅雨のせいでしょう。 投稿者:さ〜らまん  投稿日: 4月24日(木)23時56分25秒

おっ、来た来た!! ピンポンさん、ひさびさの疑問ですね。そして、お得意の難問。待ってましたぁ〜!

日本や朝鮮半島で、8月より7月の気温が低めなのは、梅雨のせいでしょう。梅雨時は日照時間が短いから、暑いといっても知れています。梅雨があけると、太平洋高気圧におおわれ、晴天が続きますから、熱帯夜が続きます。比熱もあるでしょうが、それだけでは説明できません。

梅雨が6月半ばにあけてしまう沖縄では、7月が最高です。

反論として、梅雨がないといわれる北海道北部も8月が最高じゃないか!と言われそうですが、これは、梅雨がなくても、7月は寒冷なオホーツク海気団の影響で気温が上がらないのでしょう。本州で梅雨が明けた頃には、北海道にも太平洋高気圧の影響が及んで、夏がきますから。

雨のせいで気温があまり上がらない例は、Aw気候の地域でも見られます。Awには、乾季の終わり、雨季の直前の気温が最高気温、てとこが多いです。

サンフランシスコの件ですが、これは、ちょっとわかりませんけど、リスボンやローマなんかもそうですね。Csがすべてそうだというわけではないが、Csにも多い。Csでは、冬季に寒帯前線の影響を、夏季に亜熱帯高圧帯の影響を受ける気候ですが、亜熱帯高圧帯の影響が強くなるのが、8月なのかもしれません。

梅雨前線は、寒帯前線の一種ですし、太平洋高気圧は亜熱帯高圧帯の一種であることや、地中海沿岸とかサンフランシスコのCs地域が日本と似た緯度にあること、なんかを考えると、両者の8月平均気温が最高になる理由は、梅雨の有無という点ではまったく違うが、亜熱帯高圧帯の影響という点で、少しは通じるところがあるのかもしれません。

以上、とりあえずのお答え。

日本の夏 投稿者:ピンポン  投稿日: 4月24日(木)16時07分51秒

え〜、ここんとこ、このBBCを独占しちゃっているようで気がひけるんですが、新しい質問です。
再び、気候についてです。
北半球の都市の最暖月について、ほとんどは7月なのに、日本や朝鮮半島の都市は8月なのはなぜなのでしょうか?あと、サンフランシスコも8月が一番暑いようですが、これはまた、違う理由のような気もします。日本の方は、陸地と海の比熱がどーのこーの(海に近いから暖まるのが遅い?)とか、太平洋高気圧がどーのこーので、サンフランシスコは寒流の影響(8月頃、弱まるとか。でもそんなことってあり?)かな?と思ったりしたのですが、よくわかりません。
例によって、試験には出なさそうだけど、教えて頂けないでしょうか。

じぶんちよそんち 投稿者:さ〜らまん  投稿日: 4月16日(水)21時07分15秒
国を家になぞらえて論を立てることはまったく無意味とは言いませんが、当てはまらない場合も多いと思います。多国籍企業にとっては、あるいは、イギリスやアメリカの企業または政府のえらいさんにとっては、国がじぶんちじゃなくて、地球がじぶんち、なんじゃないですかねえ。

なお、原油の場合は、質もありますが、価格の違いも大事だと思います。ほんのわずかの価格差も量が多いと大きな損得につながります。日本の場合は国内にとれないし世界中の油田に権益をもっているわけでもないから、輸入先の選択肢も限られ、割高な原油を買わざるを得ないのですが、イギリスまたは欧米系の多国籍企業の場合は、自国でもとれるし、世界中の石油取引の大部分を牛耳っていますから、選択肢が多く、瞬間瞬間で、より有利な取引をするんじゃないかと思います。

なお、以上のお答えは、すべて想像によるものです。石油取引に携わっている専門家の友人がいればいいのですが、いないから、ほんとのところは知りません。

あ、そうか 投稿者:ピンポン  投稿日: 4月16日(水)20時20分47秒
工業製品や木材の場合は、価格や性能や品質・材質が違うからと、かたをつけていたのですが、原油の場合は質の差とかピンとこなくて、じぶんちでとれるもんを何でわざわざよそんちから‥‥と思ってしまったんです。が、原油にもいろいろあり、なんですね。
アメリカとイギリスが輸出入しあっているあたりが面白いです。

ちなみに 投稿者:さ〜らまん  投稿日: 4月16日(水)15時10分39秒
おもな国の原油輸入の統計を、古今書院『日本と世界の地理統計』から書き出しておきます。

イギリスの原油輸入先:
    旧ソ連(9.3%)、サウジアラビア(4.3%)、
    エジプト、リビア、ベネズエラ、メキシコ、
    アルジェリア、アメリカ

イギリスの原油輸出先:( )内の輸出量で、単位は万t)
    アメリカ(1390)、カナダ(1313)、ドイツ(1304)、
    オランダ(1100)、フランス(998)

それから、北海油田ですが、産油量は頭打ちで、減り始めているようです。

不思議ですねえ。 投稿者:さ〜らまん  投稿日: 4月16日(水)14時22分29秒
資本主義国の市場経済において、貿易は、国と国のやり取りよりも、民間企業と民間企業のやり取りが多いのであるから、国内に多く産出しても、外国産のもののほうが価格面や品質面でよい!となれば、輸入する、てぇーのは、不思議でも何でもありません。

原油のように重要な品目については、資本主義国でも、国家の介入のもとで輸出入量が決まる場合もあると思いますが、イギリスの場合、原油取引に対する国家の介入はサッチャー政権以後減っており、市場にゆだねられています。

で、民間の、ということになりますと、イギリスには、BP(ブリティッシュ・ペトロレアム)やロイヤルダッチシェルなどの国際石油資本(メジャー)がありまして、それら企業はイギリスの国益よりも企業の利益を優先して行動します。イギリス政府はそれら企業の株をかなり持っているのでしょうが、これら企業はイギリスの企業ではなく、グローバルな活動をする多国籍企業ですから、企業益優先でありましょう。政府の方がむしろそれに便乗したり、巨大な企業が政府すら動かしたりする例は、現在進行中のイラク攻めを見ても、みながうすうす気づいていることであります。
北海油田の開発も、イギリス政府が行っているのではなく、また、BPなどイギリス系多国籍企業だけが行っているのでもなく、アメリカ系の企業もやっていますし、さまざまな国の企業が何らかの権益を(恐らく日本の商社もちょびっと)持っています。また、イギリス系多国籍企業は北海油田の開発だけをやっているのではなく、世界中の油田に権益をもっています。

消費量の多い国の場合、輸出もするが輸入もするということは、イギリスの原油以外についても、しばしば見られることであります。たとえば、アメリカの木材。日本の鉄鋼。

政令指定都市、じゃなくて‥‥ 投稿者:ピンポン  投稿日: 4月15日(火)22時45分24秒
横浜大名殺人の恐怖(よこはまだいみょうさつじんのきょうふ)というのを教わったことがありますが、これじゃ川崎以下がダメですね。
で、今回はこれとは全く別の質問です。
データブック見てて、イギリスの原油に疑問をもちました。自給率149%で、世界9位の輸出国なのに、10位の輸入国でもあるのはなぜなのでしょうか?
(もしかして、前にも出た疑問だったらしみません)

K-1さんからのお便りです 投稿者:さ〜らまん代筆  投稿日: 4月12日(土)21時39分05秒
山口もえのゴロは変える必要があったんですね。
政令指定都市のジオゴロは実はあります。はっきり言って駄作ですがこの際発表します。いや、ホントに駄作ですよ。しかも『さいたま』入ってません。
横浜(343万人)
大阪(260万人)
名古屋(217)
札幌(182)
神戸(149)
京都(147)
福岡(134)
川崎(125)
広島(113)
北九州(101)
仙台(101)
千葉
覚えかた→横浜国立大の名札をつけた神様は今日服を買って川先に広げたら9センチになった。
↑頭文字で横・大・名・札・神・京・福岡・川崎・広・九・仙・千。

出世の喜び:13番目の都 投稿者:さ〜らまん  投稿日: 4月10日(木)02時35分02秒
ついでに、さいたま市の情報も。

4月1日には、いろいろあったみたいですね。
政令指定都市が13都市になりました。これについては、ジオゴロはないので、改作の必要はありませんけれど。

http://www.city.saitama.jp/contents/7d331f0a180e08d/other/7d331f0a180e08d67.pdf


合併の嵐の中で、静かに 投稿者:さ〜らまん  投稿日: 4月10日(木)01時47分09秒
去る4月1日に、ジオゴロの、「山口もえが県庁で静かに服ぬいだ」から「静かに」が取れました。
http://www.lcv.ne.jp/~saland/hak200303.htm
の記事は3月31日に書いたから、滑り込みセーフでウソではありませんが、4月1日に読めばウソってことになります。

そこで、
k-1.coolさんの手になるこの傑作を改作させていただきます。
「山口もえが緊張して服脱いだ」
にしたらいかがでしょうか? 緊張→県庁。

http://www.city.shizuoka.shizuoka.jp/gappei/jyouhou/index.htm