12月の誕生花
花言葉
シクラメン(赤)
・・はにかみ・・
シクラメン(白)
・・思いやり・・
当園では、鉢物の栽培として“シクラメン”を中心においています。
それは原村の夏季の気候がシクラメンの栽培に適しており、品質の良い
ものが生産できるためです。
今年のように暑い年は、暖かい地方での栽培が困難なため、標高の高い
原村では、いろいろな点で有利になっています。
(このことは諏訪地方で栽培されている多くの草花に言えることです)
シクラメンは、和名を「カガリビソウ」と言いいます。別名「ブタノマンジュウ」
と言われるように、葉の下にある茎が饅頭のように固まったものが見られます。
これは、塊根と言われています。
原産地は、地中海沿岸地方で、日本には明治初期に渡来し、昭和40年代より
ポピュラーな鉢物として親しまれてきました。
生育適温は、12℃〜18℃で夏季冷涼、冬季温暖を好みます。
9月に種を蒔き、翌年3月〜4月に鉢上げし、6月〜7月に鉢替えをします。
10月より加温して花が上がってきたら出荷開始です。
(種を蒔いてから出荷までは、約15ヶ月かかります。
種によって繁殖させますが、球根類に属します)
管理として、葉組みによって球根への陽当たりを良くし、葉数と花数の増加を
促します。8月〜9月頃、上方に伸びた葉や、古い葉を下方に引き下ろし、
中心部に空間をつくるようにします。これは通気をよくすることにもつながり
灰色カビ病などの病気を防ぐことにもなります。
また大切な管理として、枯れた下葉取りも行います。