上 社 の 七 不 思 議
諏訪大社には、上社・下社 双方に 七不思議 と称される 行事や諸現象などが

言い伝えられています。

出雲の国を治められて居られた父神様 大国主命や 知恵の優れた 少那彦名命

は、当時文化の進んだ大陸から伝えられたのか、農耕・製鉄・土木・占い

に詳しかった事から、建御名方命もそれらの知恵を 州羽 の地にひろめ

神のお告げ・天の怒り 等として民を治めたものと思われます。

    宝殿屋根)の天滴      どんな 旱魃でも、一日三粒の水滴が落ち その水を持ち帰り雨乞いをすれば必ず雨が降ると言う
   蛙狩りの神事    元旦の 寒い最中 御手洗川を掘り起こし冬眠中の蛙を串に刺し生け贄として 神前に供える。
   穂屋野の三光   九月二十七日御射山祭の当日 太陽・月・星 の光が同時に見えると言う。
    氷湖の神幸    諏訪湖の御神渡り 神様が 龍となって湖を渡ると信じられていた。
  御作田の早稲  六月三十日 御作田祭  こんなに遅い田植えでも 米が稔ると言う。  今上社ではこの神事は行れていない。此は齋田の田植え祭の写真です。
   葛井の清池    茅野市内の葛井神社の池に 十二月三十一日の深夜 大社の一年中に使用された幣帛類を沈めると元旦の朝、遠州(静岡県)サナゲの池に浮かぶと言われている。
  高野の耳裂け鹿   四月十五日 御頭祭に古来 75頭の鹿の頭を神前に供え た中に必ず耳が口まで裂けた鹿が居たという。