■押したくなるスイッチ第2弾 「仮装大賞パネルと審査員ボタン」の製作 〜 道のり3

 ▼仮装大賞パネル製作の続き▼

今回製作をしていて、完成した状態を早く見たいのが、得点用数字(20個)の周辺を点滅しながら回転をする、
120個の合格用LEDの点灯シーンです。LED120個をコツコツと配線するのは大変そうですが、
今回の一番重要ポイントなので、妥協せず作りたいと思います。

先ずは、LEDをケース(パネル)側に固定するのに必要なプラスチックパーツを3Dプリンターで作ります。


3DCADソフトで形状を設計します。

早速、3Dプリンターで試作して・・・

簡単に3個のスペーサーが完成


期待通りの寸法で出来上がり

高輝度LEDを取付けてみます。

合体させても問題ありませんでした。

特に3Dデータの修正もなかったので予備も含めて本番用の130個程度を、
シルバー色のPLA+樹脂を使って3Dプリンターでスペーサーを作ります。


36個のデータを並べて製作中〜

数時間後には完成していました。

ステージから取り外し

120個+予備のスペーサーが完成したので、次は配線をしたいと思います。
それにしても、3Dプリンターと3DCADのお陰で同じ形状を大量に作るには、とても楽になりました。


2色のケーブルを利用してハンダ付けします。

ミニバイスは大活躍です。

地道にハンダ付けをして完成

これで、高輝度白色LEDx120個のパーツは何とか出来上がりました。


これは本物です(参考写真)

 

審査員得点受付開始用のLED部分も一緒に作りたいと思います。

「審査員得点受付開始用の電球」とは、
14と15番の数字の間にある横並びの赤色電球のことで、
審査開始と同時に、赤い電球(17個)が点灯します。
(多分、点灯前だと審査員がボタンを押しても得点が入らないと思われます)

 

先ほど作った白色LED用のスペーサーに、高輝度/広角の赤色LEDを用意して取り付けてみるものの、
取付位置(板厚)の違いで、配線側から見るとツライチにはなりませんでした。


表側は問題ありませんが、

ちょっと樹脂が飛び出てしまいます。

板厚に合わせて新規製作


赤色LEDを取付けて・・・

ハンダ付けをして・・・

スミチューブで保護して完成です。

この続きは、ケース側にLEDを取付けするときに作業します。

▼審査員用ボタンの製作▼

仮装大賞パネルの製作と並行に「審査員用のボタン」も作りたいと思います。
得点パネルと同様に、「全日本仮装大賞」のTwitter公式アカウントを閲覧するだけで参考になる写真が多数見つかりました。

↓の写真を見ると、審査員用のボタンと一緒に、Victor製の業務用モニターが、ちらっと写りこんでいます。
同メーカーで(JVCではない)当時の機種で画面上に「タリーランプ」を装備していて
デザインが同じタイプを探すと、DT-V9L3Dが該当しました。
早速、モニターの外寸(横幅)を調べたら、222.4mmと判明。


寸法線は後から追加記入しています。
一番、参考になったのが上の写真です

多分、このモニター??

DT-V9L3D

写真から判断して審査員用のコントローラーは横幅300mmくらいの
アルミケースを利用しているような気がしたので、
同等ケースを探してみると、東京ボックスのTCK55をベースに、
特注で寸法依頼して作ったケースだろうと勝手に判断して、
押しボタンやテプラシールの寸法や電球サイズを、
自己流に割り出して、同等サイズの「審査員ボタン」を作ることに決定しました。
(私の思い込みで作っているので実際のサイズは違うかも知れませんが、気にしないでください)

アルミケースを全て作るのは大変なので、ベースとなるケース(TCK55)を注文して購入しました。

ちなみに、「東京ボックス」さんなら、指定した寸法でケースを作ってくれるようですが、
手元に実物がないとイメージが浮かばないので、先ずは規格ケースの横幅300mmタイプを買いました。


購入したTCK55-3の規格サイズケース

奥行を短くしたいので、カットします。

不要な部分をカッターで削ります。


あとは、クネクネしながら折り曲げて・・

スパッと分離が出来ました。

直角に曲げたい部分も多少削ります。


板金折り曲げ機で丁寧に曲げます。

ある程度の「力」で簡単に曲がりました。

理想通りの上ケースが完成

以前は、厚いアルミ板をそのまま「板金折り曲げ機」で曲げようと努力しましたが、硬くて全然上手く出来ませんでした。
今回は、アクリルカッターを利用して先に削ってからアルミを曲げるとで、指定した箇所が綺麗に曲がる工夫をしてみました。

上ケース部分を短くしたことで下側の金属ケースもカットが必要なので、短くしたいと思います。


マスキングテープで位置を決定して。

縦方向だけ手作業でカットします。

底面はバンドソーでカットしました。


2分割にカットできました。

カットした部分を綺麗にします。

バリもなく綺麗な面の出来上がり。


アルミケースは綺麗に曲がっています。

上下を合体させるとこんな感じです。
まだ、保護シートを剥がしていないので、
雰囲気が出ていませんが・・・

ケース寸法は本物と同じなのか、
ちょっと不安もありますが、
確認方法がないので、
このまま、作業を進めたいと思います。

▼ケースの穴あけ作業▼

LED電球ソケットと押しボタンスイッチを取付ける穴を開けたいと思います。


穴あけの位置を決定します。

穴が大きいのでシャーシパンチを利用

クルクルと回して・・・


大きな穴が綺麗に開きました。

電球用ソケットを2個購入して・・・

高さを調整(確認)します。

電球用ソケットを、そのままケースに取付をすると高さが足りず希望に位置に電球が固定出来ないので、
ソケットの高さを調整するスペーサーを3Dプリンターで作りたいと思います。


コツコツと3Dプリンターで製作中

数時間後には綺麗に完成しました。

完成したスペーサーパーツ


合体させるとこんな感じです。

上部の穴隠し用パーツも一緒に製作

合体させるとこんな感じ。


ケース内部に仮固定してみます。

丁度良い高さになりました。

自作カバーも取付


電球も仮に取付して・・・

全体的な完成度を確認します。
身近にあった普通の白熱電球を
利用していますが、
現在、LED仕様の電球を手配中〜

完成品には、60Wタイプの
LED電球を利用します。

 後日、続きの作業をします。

この続きは「押したくなるスイッチ第2弾 「仮装大賞パネルと審査員ボタン」の製作 〜 道のり4」で紹介します。

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