■押したくなるスイッチ第2弾 「仮装大賞パネルと審査員ボタン」の製作 〜 道のり10

原寸大の「審査員用ボタン」が完成したので、次は「ミニチュア版・審査員用ボタン」を作りたいと思います。
ミニチュア版の審査員用ボタンは何処にでも置けるように、バッテリー内蔵のワイヤレス送信タイプを予定しています。

▼ミニチュア版・ボール型LED電球の製作▼

DC3V〜4.5V程度の電圧で点灯するボール型のLED球を探したものの、需要がないようで全然見当たりませんでした。

白熱球のミニボール型電球を分解してLEDを内蔵することも考えたのですが、
既に、数カ月前、National「パナボール電球」95mm径100Wタイプを分解して失敗してたりします。

ちなみに、フィラメントを使用している昔ながらの「白熱球」を分解すると・・・


これが分解した電球
新品未使用(処分品?)

口金の部分をニッパーで分解して
不活性ガスを抜くと・・・

電球内部の白い部分が粉になって
ポロポロと剥がれてしまいました。

その為、分解しても電球部分がリサイクル出来そうな、LEDタイプで丁度良いサイズのモノを探すことに・・・


OHM製 LDG1L-H-E17
AV100V 1.2W E17口金タイプ

LED部分と口金の部分は不要なので、
バンドソーを利用してカットします。

白熱球と違って分解しても、
白い状態をキープしていました。


電球色に近づけたかったので、
ウォームホワイトLEDを使用

ダミーレセプタクルのミニサイズを
3Dプリンターで印刷しています。

角型高輝度LEDと、
ダミーレセプタクルミニと合体


先ほどの電球部分を接着固定

試しに点灯して雰囲気確認中〜
色合いも電球色っぽくなり正解でした。

今回利用したLEDは、
OS5MFLZ2C1P (VF3.1V/50mA/
色温度3000K) です。

120度の広角に光ってくれるので、
カバーをしても影もなく点灯しました。

新品のLED電球を分解するのは勿体ない気持ちもありますが、完成度はそれなりに高くなりました。
(ちなみに、OHM製 LDG1L-H-E17の電球部分の素材はガラスのようです。分解している最中に1個だけ割ってしまいました。)

▼ミニチュア版のケース製作▼

既に、3D-CADでは完成イメージが出来上がっているので、そのデータを元にサンプルを作ってみたいと思います。
実寸大のケースと違ってミニチュア版はプラスチックを使ってケースを完成させる予定です。


可愛いだろうと思われるサイズに縮小

上面の部分も仮印刷してみます。


綺麗にケースが印刷されました。

アルミ板になる予定の上部パネル

バリを取ってから合体させます。


こんな感じのケースになります。

スイッチ類も仮に取付してみました。

改造したLED電球も取付します。

改造した電球に合わせてサイズを決めているので、まぁまぁバランスの良い比率だとは思うのですが、
全ての部品がケース内に入るのか不安だったりします。

▼押しボタンスイッチの改良▼ 

今回製作中のケースに合いそうな押しボタンスイッチを探していたら、
アーケード筐体のケース内で「サービススイッチ/テストスイッチ」として使われているスイッチを見つけました。
色とデザインは良かったのですが、ボタンを押すとケースが一緒に移動してしまう硬さだったので、
ちょこと分解して改善できないか検討してみます。


これが今回購入した
三和電子 SDM-20 (20mm)

早速分解、スプリングが2個入ってました。
改善するにはちょっと面倒っぽいです。

このままでは、満足出来る硬さにはならないので、表面の部分だけを利用して、
スイッチの接点部分は軽く押せるキーボードスイッチを利用することにしました。


3D-CADで補助パーツを設計

3Dプリンターで印刷

こんな感じのパーツが完成


軽く押せるスイッチを入手

邪魔な樹脂部分を少しカット

3Dパーツと合体

更にスイッチと合体


黒い枠とケースに取付ける際に
必要な自作したリング

リングと黒い枠を合体
(仮に組立中です)

キーボードスイッチを
枠の中に入れます。

スイッチを固定する為の
コの字の自作パーツ


最後にコの字型のスイッチ固定金具をネジ止め
これで、凄く軽く押せるスイッチが出来上がり。

実際には、ケースに取付けている最中に
スイッチの組立を同時進行しないと、
取付が出来ない構造です。

今回の作業は、仮組立だったりします。

▼アクリル電球カバーミニの製作▼

既に、実寸大のアクリルカバーが完成しているので、同じ要領で「ミニ」サイズも作りたいと思います。
先ずは、小型サイズの木型を作ります。


同じ形状をレーザーでカットします。

今回も6mmのMDFを利用しています。

ちょっと多めにカットしちゃいました。

実寸大のアクリルカバーと違ってパーツが小さいので、とても作業時間が短くて助かります。


木工用ボンドで接着中〜

丸焦げの木型の完成です。

焦げ部分をサンダーで研磨


左右の板をネジ止め

2mmのアクリル板をカット

木型にアクリルを固定します。


ホットガンでコツコツと曲げます。

1個目から綺麗に仕上がりました。

全部で3個作りました。

実寸大のアクリルケースと同様に、ミニサイズも全てバラバラの寸法で曲がっています。(素人加工なので)
ホットガンで曲げ加工したアクリル板を用紙に書き写して、その用紙をスキャンしたデータを元に
寸法が微妙に違った左右の板を、個々にレーザー加工したいと思います。


左右合計6パターンを用紙に転写します。

寸法がバラバラな左右の板、6枚が完成

アクリル接着剤で板を固定します。


逆側の板も接着固定中〜

これで、アクリルカバー完成です。


試作中のケースと合体してみます

アクリルカバーを取付

雰囲気良さそうです。(別角度から)

 この続きは「押したくなるスイッチ第2弾 「仮装大賞パネルと審査員ボタン」の製作 〜 道のり11」で紹介します。

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