■アウトラン2SP筐体のメンテナンスなど・・・ その2

▼ヘッドホンアンプ追加▼

深夜に大音量でゲームを遊びたいのですが、近所迷惑が気になります。
昔は一部の筐体にヘッドホン端子が付いていましたが、この筐体には残念ながらありません。

メンテナンスとは関係ないかも知れませんが、ヘッドホンアンプを追加したいと思います。

但し、筐体に穴を開けたり仕様変更は極力避けたいので、外付けタイプを作ります。


上記は基板が抜かれたケースのみの状態

ずーっと前からケースだけ所有していた
audio-technica AT-HA21の抜け殻を利用します。

ちなみに、内部の基板は、ヘッドホン端子が
搭載していない他のプリメインアンプに内蔵してしまって
アルミのケースだけ貰った物が、残っていました。

やっと役に立つ日が来ました。

このまま利用すると、奥行があって筐体に取付けるのに邪魔っぽいので、半分くらいのサイズに変更します。


上部のスライドする部分を取外しします。


アルミ素材のみになったのでカットします。


マスキングテープを利用してカットする部分を決定


弓のこを使って手作業でカットしました。


一部樹脂を利用している上部分もカットします。


これで、半分程度にリサイズ出来ました。


ヘッドホンアンプ製作用基板 (P-12310)

ヘッドホンアンプの回路を全て作るのは、
大変なので市販品の基板を入手することに・・・

今回は、秋月電子の部品別売りバージョン、
AE-KIT45-HPA (P-12310) を購入しました。

オペアンプはNE5532Pを利用しています。


オペアンプ・基板以外は全て所有している部品を利用


厚紙を使って部品の配置、穴あけを決定します。


ガラエポ基板を厚紙の寸法にカットします。


部品と基板用の穴あけとパターンカットします。


先ずは大きなパーツを固定してハンダ付け


裏側はこんな感じで雑な作業です。

ヘッドホンアンプの基板を上部にネジ止めして、シールドケーブルを利用してVRやRCA端子に配線をしました。


アルミのケースに出来上がった基板を入れます。


ケース側に溝があるので綺麗に基板が入ります。


前後のパネルをネジ止めして完成です。


市販品のケースを利用したので見た目が良いです。

ウォークマンを接続して動作チェックしてみましたが、問題無い動作と音質でした。

ただ、これでは単なる小型ベッドホンアンプを作っただけになってしまうので、
アウトラン2SP筐体に取付ける為の、アダプターを追加で作りたいと思います。


厚手のアルミ板を曲げて穴あけします。


上面パネルをカットして余った端材をネジ止め

上から見るとこんな感じです。

ちなみに、樹脂と薄いアルミで出来たaudio-technicaのAT-HA21用のロゴ入り上面パネルに、
穴あけしたくなかったので、上面パネルをカットして余っていた2枚の端材を利用しています。
(アウトラン2SPで、このアンプを利用しなくなったら、ロゴ入りパネルに交換することで普通に使えますので・・・)


ロゴ入りパネルを外して・・・


その代わりにアルミの板を取付けます。

これで、取付金具と一体化しました。


ステアリング下のネジを緩めて・・

アンプをネジで固定して電源と音声ケーブルの配線をして・・

内部コンセントに刺して完成

筐体内部のコンセントは、LAN用のハブ(ルーター?)を利用していない関係で、1個余っていたコンセントを利用しました。


左下に旧車のカーステのように取付が出来上がりました。

ヘッドホンアンプを追加したことで、
筐体から聞こえるファンなどの
雑音から解放されました。

あと、想像以上に音質が良かったです。

Chihiro基板の音源が良いのか、
今回作ったヘッドホンアンプが良いのか・・・

これで、深夜に大音量で遊んでも近所迷惑を
気にしなくて良くなりました。

後日、「アウトラン2SP筐体のメンテナンスなど・・・ その3」を、紹介します。

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