■週刊 ナイトライダー KNIGHT 2000 K.I.T.T. 製作への道のり2

▼第4号▼


第4号
(2021年2月2日(火)発売)
地域限定版の発売日

第4号は「ダッシュボード」です。
直販でも本屋さんでも第4号は、人気のようで一時的に「品切れ」「売り切れ」でした。

ダッシュボードは、シーズン1タイプなのでモニター2個仕様です。

1号〜3号に比べると、細かいパーツが数多く同梱されていて、
完成させるのには、多少手間と時間が掛かりそうです。

と、言っても、シーズン1のダッシュボードには残念ながら愛着がありません。
シーズン3から再放送を見始めた私としては、シーズン3が大好きだったりします。
何とか、2モニター仕様のダッシュボードを1モニタータイプに変更できないか、
検討をしてみたいと思います。そのまま作れば楽なのに・・自分から困難を買って出てます。

先ずは、同梱されていたダッシュボードを見てみたいと思います。


シーズン1の形状がそれなりに再現されています。

2モニター仕様で細かい文字も印刷されていました。

バックライトで点灯仕様で、
透明樹脂に印刷されていました。

スイッチ板も特徴のある
シーズン1仕様でした。

細かい文字や、デザインは
真似の出来ない完成度です。

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▼ダッシュボード改善▼

ダッシュボード全てを3Dプリンターで作ってしまう方法も考えましたが、私の3D-CAD技術では満足が出来る形状まで作り続けると
週刊ナイトライダーの最終号が届く2年後でも完成しない自信があるので、モニター周辺だけ修正できないか検討してみます。


シーズン3と違う部分を超音波カッターでカット。

先ずは、こんな感じにスペースを確保しました。

当時、実車には「9インチ」くらいのモニターが取付してあったと仮定して・・・
今と違って液晶モニターではなくブラウン管だったので、
9インチと言っても実際に映像として映っていたサイズはもっと小さかったと思います。
その部分も配慮しながら、デアゴスティーニのダッシュボードとのバランスも考えながらサイズを決定します。


3D-CADでモニターサイズを検討中〜

何個か画面サイズを変更して作りました。


最終的に「0.85インチ」くらいの、
モニター枠サイズになりました。

試しに、両面テープで3Dプリント出力したパーツを固定してみます。
何個か作ったお陰で雰囲気の良いモニター枠が出来ました。

シーズン3〜4用のダッシュボードっぽくなってきたので、次に実際にモニターで動画が見れる仕組みを追加します。

超小型モニターで簡単に映像を表示するとなると、1980年代のハンディカムのビューファインダーを
改造した思い出がありますが、画面サイズのワリに奥行があるので内蔵出来るのか検討することに・・・


ジャンク品のビデオカメラを入手して
仕様を調べながら分解します。

小型ファインダーのみに分離させて、
ビデオ信号が映るかチェックします。

カラーバー発生器からの
信号が上手く映りましたが・・・

綺麗にコンポジット(ビデオ)信号の映像が映ったものの、液晶パネルの枠と配線部分が、
想像以上に大きくて、今回のダッシュボードには無理をしても取付が出来なさそうで断念しました。

次に検討したのが数年前に発売した「DIY TINY TV KIT」です。(オフィシャルサイトはコチラです)


TINYTV DIY KIT
型番 ASK4002 

組立式でSDカードや赤外線リモコンも同梱されています。
3Dプリントされたレトロテレビケースは塗装が必要です。

TINYTV KITを利用することで、SDカードに入っている動画を手軽に再生可能になります。

ちなみに、レトロテレビケースは不要だったのですが、リモコンが付属しているのが魅力だったのと、
ケースが付属しない純粋なビデオプレーヤーTINY VIDEO PLAYER KIT(ASK1017)を購入した場合、
オフィシャルサイトの参考写真を見ると画面(カラーバー)表示が希望している方向と上下逆で、
配線が上にあるとダッシュボードに収まらいリスクもあったので、リスク回避でDIY TINY TV KITを購入しました。


これが、フルカラーのOLEDパネルです。
小型ファインダーより多少大きめです。

試しに、同梱されていたSDカード内の動画を再生。
画面表示方向も配線が下側で助かります。

小型スピーカーも同梱されているので、動画再生時に音声も出ます。
ハンディカムから取り外した小型ファインダーに比べて輝度が低いのと、ドットの粗さが目立ちますが、
今回のダッシュボードのモニター用にはサイズがピッタリなので本当に助かりました。

SDカードに入れる動画は、「TSVConverter」を利用して変換が必要のようですが、
面倒ではない操作方法でした。後日、ナイトライダーの動画を変換したいと思います。

▼パテ盛り▼

 先日、シーズン3仕様にする為に何個か3Dプリンターで出力した中で、
仕上がりが一番良さそうな樹脂にパテ盛りをして、実際のダッシュボードに取付けたいと思います。


タミヤパテをペタペタ塗りました。

ダッシュボード側との高さを確認します。


高さ調整の為、多少短くカットします。

先端にカットした一部を接着

内側の不足部分を何とかします。


端材を用意して・・・

大雑把に接着固定して・・

パテをペタペタ塗ります。


モニター枠部分を接着固定してパテ盛りします。

何とか雰囲気の良いデザインになりそうです。

▼デジタルパネル▼

モニター部分だけ、シーズン3にしてもカッコ悪いので、デジパネの部分もシーズン3仕様に変更をします。
実車のデジパネを作っている時に使用した資料やデータがあるので、そのままリサイズをして雰囲気を確認してみます。


方位磁石部、スピードメーター部

ボイスディスプレイ部

回転計、計器パネルなど・・・

市販品デジパネを見ると羨ましいくらいに細かく印刷されていますが、
所有しているプリンターの印刷性能の限界があるので、細かい文字が再現できるのか不安な部分がありますが、
実験的にスーパーファイン紙で印刷出力してみました。(まだ、サイズ比率は適当なので気にしないでください)


ダッシュボード側に印刷した用紙を貼付けて雰囲気を確認中〜
もう少しサイズの微調整が必要ですが、
何とかシーズン3デジパネには見えます。

これで完成ではないので、
印刷方法、印刷機器、用紙など、
何かと実験を繰り返して、
完成度の高いデジバネを作りたいですね。

点灯方法や、スイッチパネルなど、
まだまだ、道のりは長いようです。

本当に完成出来るのか不安ですが・・・

この続きは「週刊 ナイトライダー KNIGHT 2000 K.I.T.T. 製作への道のり3」で紹介します。

*注意* 週刊ナイトライダーは毎週パーツが届きますが、毎週ホームページを更新する気持ちはありません。
全110号が届くと同時にお披露目が出来ればと思っていますが、2年以上先の話なので予定は未定です。
気長に更新をお待ち頂けると幸いです。

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