■マスターシステム風、ゲームギア製作への道のり6

▼マスターシステム用のゲームパッドにスタートボタンの追加▼

ゲームギアソフトを遊ぶにはスタートボタンが必需のようなので、コントローラー側にスタートボタンを増設します。


これはマスターシステム用のゲームコントローラー

表面の表示シールを剥がします。


「両面テープはがし」スプレーを使って粘着部分を剥がします。

スタートボタンを追加する為に部品をバラバラにしています。


超音波カッターを利用して穴あけ後、棒ヤスリで綺麗な形状に・・・

LDプレーヤーから取外したプラスチックボタンを仮取付け


スタートボタンに利用する押しボタンスイッチを用意

「1」「2」ボタン用の基板にベーク板を使ってスイッチを接着固定

裏側はこんな感じです。


ゲームギアっぽいコントローラデザインをパソコンで製作

普通紙に試し印刷をして適当に穴あけをして
今回追加したスタートボタンと穴の位置が合っているか確認中〜

デザインも決定したので用紙にプリントアウトしてコントローラーに貼付けをしたいのですが、
ゲームコントローラーは一番触る部分なのでラミネーターを利用して表面をコーティングします。


今回購入したのは上記「ラミネーター A4サイズ MarsA4」

ラミネートフィルム LPR-A4-E
100枚入り(100μm厚)

インクジェットプリンタでスーパーファイン紙を使って印刷をして、
ラミネート加工をしたものの、密着度が悪かったので
レーザープリンタを使って再度印刷してチャレンジしてみました。

箱を開けるとこんな感じの商品でした。

今回利用したラミネーターフィルムは「amazon」で購入しました。使用頻度が少ないので低価格な商品で助かりました。


ラミネートは片面だけ利用したいので印刷した用紙の裏に、
白紙の用紙を挟んでラミネートが分離できるようにします。

緑色のLEDが点灯するまで数分待機・・・、
結構、静かな動作音で価格・性能的にも満足しています。

レーザープリンタで印刷してラミネートしたことで、
表面に光沢が出てコーティングが出来ました。


裏側に両面テープを全面に貼付け

カッターを使って余計な部分を綺麗にカットしました。(表面だけラミネートされています)


コントローラー表面にズレないように慎重に貼付けをします。

こんな感じに、まあまあな仕上がりになりました。

ゲームギア用のコントローラーに配線をします。


マスターシステムのケーブルだと7Pin目だけ配線されていないので・・・

9本ケーブルが入っている9Pジョイスティックコードを購入しました。


+5V以外の8本をコントローラの基板側にコツコツ配線

ゲームギアコントローラーを組立てします。

配線の終わった基板を綺麗にケースに入れます。

今回のピン配列

1pin
2pin
3pin
4pin
5pin +5V(未配線)
6pin B(2)ボタン
7pin START(追加)
8pin GND
9pin A(1)ボタン

これは未改造の「マスターシステム」のコントローラー
個人的にはマークIII版のコントローラーが好きだったりしますが・・・

これは今回表面のデザイン変更とスタートボタンを
追加したゲームギア用のコントローラー


こんな感じにゲームギア用のゲームコントローラーの完成です。

友人用のコントローラーも同時に作ったので2個完成しました。

スタートボタンだけはクリック感のあるスイッチにしたので押しやすくなっています。動作も問題ないようなので続きの作業を進めます。

▼ゲームギア/マスターシステム(マークIII)変換アダプタの製作▼

ゲームギア本体でマスターシステム(マークIII)変換アダプターを使用するとマスターシステム(マークIII)のゲームが遊べるので、
自作したゲームギア本体にも利用できるように変換アダプターも自作します。

    ちなみに・・・、海外のマスターシステム用ゲームをゲームギアで遊ぶ為の「マスターギアコンバータ」も所有していますが、現在紛失中〜


今回犠牲になるゲームソフトは「セーラームーン」です。

他のゲームソフトも分解してみましたが、
基板サイズも小さくて半田付けも困難で、
今回の改造に不向きなカセットが多かったです。

日本のマスターシステム/マークIII にピッタリピッチの
新品カードエッジを2台分用意しました。


ピン数が多めだったので44本にします。

カードエッジは長さを短くします。

ゲームギアゲームのケースもカットします。


こんな感じにケースとカードエッジが出来上がりました。

セーラームーンのROMを半田吸取りで取外し

カードエッジを基板と接着合体させます。


ポリウレタン銅線を使ってコツコツと配線。

基板裏側はこんな感じで、ケースの邪魔にならないように配線しました。

マスターシステムモードで動いている
ゲームソフト「チェイスHQ」(ゲームギア版)の
使用しているピンを元に変換アダプタの配線図を
コツコツ作っていたのですが、
実際に配線をしても動作しなくて真っ白でした。

必要そうな2つの信号線を新たに追加したら
マスターシステムのロゴが表示されて
ゲームが起動するようになりました。



↑マスターシステムモードで動いている
ゲームギア版の「チェイスHQ」

後から追加した部分


カットしたゲームケースと合体

裏側も配線は、それなりに隠れています。

後日、枠を作るので基板は隠れる予定

逆側も枠で配線が隠れる予定〜

▼変換アダプタの動作チェック▼


マークIIIカセットに変換アダプタを接続

こんな感じに凄く飛び出ます。

PSG音源でファンタジーゾーン2などが
問題なく起動して遊べました。
(画像はブラウン管を撮影したので汚いです)


市販品の海外変換アダプタを使用して・・・

海外版マスターシステムも変換+変換アダプタで接続

アレックスキット・忍ワールドも動作しました。
更に変換しても動作するようです。
(画像はブラウン管を撮影したので汚いです)

一部のマークIIIカセットの動作が不安定だったりマイカードシリーズが動作不可でしたが、一応動作したので、後日、変換アダプタ用の枠を作ります。

この続きは「マスターシステム風、ゲームギア製作への道のり7」で紹介します。

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