■マスターシステム風、ゲームギア製作への道のり3

▼ゲームギアと配線▼

ゲームギアからRGBの元となる信号と音声を取り出して自作した基板に配線をします。


SEGA 315-5377周辺から信号を取り出し。

赤く印をしてある部分は半田付けするポイントです。

「T8/T9」は音声が出ているポイントです。


ラッピング線を使って仮配線して動作チェックします。

ゲームギア側も後々取外すので大雑把な作業をしています。


もう1台のカードエッジを取外ししていないゲームギアを利用して、
今回作った基板と、RGB-S/Video変換アダプタ等を全て仮配線完了。
電源系は未配線なので、個々にアダプターを使っています。(合計3個使用)

←1番初めに映したのは「スペースハリアー」

何か色が変??
RGBレベルが未調整だったのと、
回路図のRGB表記が間違っていて
色合いが全然変な状態でした。

3枚の写真はブラウン管の画面を
撮影したモノで実際は綺麗に表示しています。


改善後のWoody PoPは綺麗な色合いに・・

S端子、ビデオ端子共に問題なく動作

マスターシステム(マーク3)のコントローラーを自作した基板に接続して、ゲームが遊べるか、
連射機能が動作するかチェックしたら、全く問題なく動きました。(想像より自作した回路の消費電力が高かったですが・・・)

ただ、ゲームギアのソフトは「スタート」ボタンを使用する回数が多いので、後日、コントローラー側にスタートボタンを追加する予定です。

▼ゲームギア基板の加工の続き▼


SEGA 8DIN端子がゲームギア基盤に触れて邪魔なので、
ゲーム基板側の冷陰極管用、インバータ部分の基板をカットします。

ゲームギアは四層基板でした。
下手にカットすると動かなくなるところでした。

ゲームギア側の基板をカットしたことで、
自作した基板と、カードエッジ部分など、
丁度良い高さに収まるようになりました。

それにしても・・・
携帯ゲームを据置型にするだけなのに、
作業工程が多すぎて
全然完成しないですねぇ〜

▼ゲームギアカードエッジコネクタの延長▼

ゲームカセットを上部から入れる構造にしたことで、フラットケーブルを利用してカードエッジコネクタを延長します。


aitendo@shoppingで購入したFFC変換基板を利用します。
IFB-FFC(0.5)45PとFFCフラットケーブル (20Pタイプも一緒に手配しました)

0.5mmピッチは半田付けするには大変そうな細かさですねぇ〜
今回は完成品を入手したので、後はカードエッジにコツコツ配線すれば出来上がります。


厚紙を使って基板を固定する部品を検討します。

こんな感じに固定が出来れば理想です。

裏側から半田付けが出来るスペースも確保しています。

厚紙で作った形状を元にFRP板でカードエッジコネクタとピッチ変換用の台座を作ります。


薄いFRP板を使って加工します。

PCBカッターを利用して、スパッとカット。

ハイソフトキャラメルサイズのFRPに穴あけ

そのFRPに3mmのネジ穴を作ります。


加工が終わったFRPのパーツ

接着剤で固定します。


カードエッジとFFC変換基板と合体

裏側はこんな感じです。(未配線です)


見た目に変化がありませんが、45本の配線完了

ポリウレタン銅線を使用して1本づつコツコツと半田付けしました。

▼ゲームギア基板にもFFC変換基板を取付け▼


ゲームギア基板側も同様に、FFC変換基板を取付けて半田付けしました。

片側はピンヘッダ(オス)の利用で半田付けは簡単でしたが・・

逆側はピッチが合わず、全てポリウレタン銅線で配線しています。

▼+5V電源の追加▼

当初の予定より5Vの消費が多かったので、更に3端子レギュレータを追加します。


アイロン利用で基板を製作

放熱板も取付けて完成

裏側はこんな感じでシンプルです。

全然完成するような作業に辿り着きませんが、もう少し面倒な作業を繰り返せば完成するハズです。

この続きは「マスターシステム風、ゲームギア製作への道のり4」で紹介します。

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