■ ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン (スーパーファミコンミニ) ちょこっと改造5

▼カセットイジェクト機構部分の続き▼

一番初めに作業を開始したものの、後回しになっていた部分の加工を再開したいと思います。

カッターでコツコツカットしたパーツ部分だけでは奥行(厚み)が足りないので、プラバンを利用して立体的な形状に加工します。


1mm程度のプラバンを細かくカットしてから・・・

接着剤で合体させます。

四角い形状が出来上がり


EJECTパーツと接着剤で合体させます。

表から見るとこんな感じです。

後日、パテ盛りと塗装予定ですが他のパーツも塗装するので、それまで待機させておきます。

▼ロムカセット挿入機構部分の続き▼

イジェクト部分同様で後回しになっていたロムカセット挿入部分の加工を再開します。


細くカットしたプラバンに溝を入れます。

細い棒を溝に合わせて接着固定します。

フタの部分と接着させます。


本体側に棒が入る溝加工をします。

短いノコギリを利用して削ります。

こんな感じに棒が入る溝の完成


試しに開閉部分のパーツを取付してみます。

実機同様の動きをするようになりましたが・・

基板を取付けるとフタが当たります。

開閉部分の構造を作る前から、メイン基板をケース内に取付けると、シールド(金属)部分が邪魔で、
実機と同じような角度まで開閉出来ないことは、実験段階で知っていたのですが、
どうしても再現してみたかったので、対策方法を考えるのは後回しにして作り続けていました。

下記が、開閉部分の妨げになっている基板上部に取付けしてある金属パーツです。


取外しをしてしまえば楽なのですが・・・

放熱の役割もしているので無理っぽいですね。
放熱が必要なプロセッサと
今回改造しているロムカセットの
挿入口の位置が同じで、
高さ調整を試みるものの、
金属パーツ形状の関係で、
ちょっと難しそうなので、
シールド(金属)部分を全て
自作することで解決してみます。


厚紙を利用して形状を決定します。

1mm厚のアルミ板で放熱パーツを作ってから・・・

バンドソーを使って大雑把にカットします。


こんな感じにカットが出来ました。

棒ヤスリで形を整えてから穴あけをします。


似たようなサイズと形状になったか確認します。
形状は似たような感じにはなったものの、
本物と違って立体的ではないので、
そのまま交換しても利用出来ません。

1mmのアルミ板を曲げて立体的な形状にすることも
考えたのですが、高さの微調整が面倒なので、
各ネジ位置の部分だけにスペーサーを追加して、
3mm〜4mm程度、高くすることにします。


1.5mm x2枚 1.0mm x1枚のアルミ板を用意して・・・

3枚を接着剤で合体させます。


棒ヤスリを使って綺麗な長方形にします。

バンドソーで小さくカットします。


アルミ板のネジ穴部分に先ほど作ったパーツを接着固定します。

角の部分を綺麗にしてからネジ穴を開けます。


こんな感じに出来上がりました。

表側は凸凹もなくスッキリとした構造です。


早速、基板に取付してみます。

もう少し高さを低くしないと駄目のようです。
結構ギリギリまで薄くしてみましたが、
フタが全開にならないですねぇ〜

もう少し加工の必要がありそうです。
最後の手段と言うワケでもありませが、
1mm厚のアルミ板を薄く削ります。


アルミ用のエンドミルを利用して削ってます。

一部分だけ0.5mmだけ薄く削ってみました。

基板と合体させるとこんな感じです。


フタ側もギリギリまで削りました。

アルミとフタを削ったことで何とか全開しましたねぇ〜

開閉部分が成功したので、スプリングを取付けて実機と同様な動きをするようにします。

毎回悩まされるスプリング入手に今回も時間を費やしてしまいました。
所有していたVHS/ベータテープ/Hi8テープやDATテープや、100円ショップにある商品を分解してみたりして、
丁度良いサイズで硬さのスプリングを探して探して・・・ 何とか見つけました。


今回利用したのは3.5インチフロッピーディスクです。

ピッタリの大きさと硬さで完璧です。

片側をちょこっと折り曲げます


小さいスプリングで邪魔になりませんでした。

同じスプリングを左右に取付け完了

この続きは「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン (スーパーファミコンミニ) ちょこっと改造6」で紹介します。

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