■ ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン (スーパーファミコンミニ) ちょこっと改造3

▼コントローラー側のコネクター製作▼

本体側の端子形状が決定したので、ゲームコントローラーのコネクター部分を、
Wiiクラシックコントローラー互換のコネクターから、今回自作した端子用の形状に変更します。


1990年に発売した「スーパーファミコン」のコントローラー端子(左) と、
2017年発売の「スーパーファミコンミニ」のコントローラー端子 (右側) です。

スーパーファミコンミニが6ピンで、スーファミが7ピン仕様なので、
ピン配列さえ無視すれば、端子の数に困ることはなさそうです。

 

スーファミのコントローラー用コネクター形状を真似て、実際に使える端子にするのは大変だと思いますが、
完成した時の満足度が違ってくるので、出来るだけ妥協しないように頑張って作ってみます。


連結ソケットを分解してピンを利用します。

FRP板に2種類のドリルで穴あけ中〜

こんな感じに先端だけ飛出ます。


FRP板を希望のサイズまで薄くカットして、
前後からピンが飛出るようにします。

FRP板の角を寸法通りに削った後、
一本づつ丁寧にピンを入れます。

ピンの位置がズレないようにメス側にピンを
刺した状態でFRP板にピンを接着固定します。

オス側のピン用の枠を薄いアルミ板を利用して作ります。スーファミの本物は樹脂で枠が成形されていましたが、
小型化することで、枠部分が薄くなり強度的に抜き差しには不向きそうだったのと、
Wiiクラシックコントローラー互換のコネクターと似た仕様にしたかったのでアルミ板を採用しました。


先ずは、捨てようと思った扇風機から羽根をカットします。

Uの字にアルミ板を丁寧に曲げます。

コントローラー用の穴に合わせて微調整します。


ラジオペンチ等を利用して綺麗に成形します。

先ほど接着したピン部分と仮に合体させると・・・

こんな感じに、本物とは全然似ていないコネクト部分の完成です。

コネクト部分が出来上がったので、スーファミ風のコネクターのケースを作ります。


手書きの設計図とイメージ図を元に・・・

2mm厚のFRP板を細かくカットしました。


アロンアルファでコの字に接着してから

フタになる部分も細かく接着して合体させます。


箱型に合体させてから、余計な部分を削って綺麗にします。

更に、角の部分を丸く削ってスーファミ端子にデザインを近づけます。


ケーブルを通す穴を位置決めします。

アルミ材を一緒に合体させて雰囲気を確認中〜


エンドミルで細い凹み部分を再現します。

こんな感じに長細い楕円形の加工が出来上がり。

更に、細いFRP板を利用して・・・


かまぼこ型にヤスリで削ってから・・・

短くする為に、バンドソーでカットします。

ケース側に接着剤でガチっと固定します。

このままでは、まだスーファミ端子っぽくないので、ケーブルを通す丸い部分のパーツを追加で作ります。


角型の長細いFRP棒を用意して・・・

地道に棒ヤスリで丸く削ってから・・・

フライス盤の先端に固定して更に削ります。


こんな感じに直径6.2mmの丸い棒が完成

3.5mmのドリルで中心に穴あけをします。

PCBカッターで5mm程度の間隔でカットします。

これで、FRP材のパイプが出来上がったのですが、本物には円周上に2個のラインがあるので、
フライス盤の先端にネジとナットを利用してパイプを固定してから加工の続きをします。


こんな感じにパーツを固定してから・・・

角の尖ったヤスリで溝を入れます。

見づらいですが、溝が出来上がりました。


パイプがズレないようにケース側に瞬間接着剤でガチっと固定します。

アルミパーツも合体させると、それらしくなってきました。

この続きは「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン (スーパーファミコンミニ) ちょこっと改造4」で紹介します。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

戻る