■ ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピューター (ファミコンミニ) ちょこっと改造 4

▼カセットイジェクト部分の続き▼

スライド部分がスプリングで簡単に戻るような構造を追加します。


廃材のアルミ板を利用して・・・

赤いパーツ内に入るように削ります。

こんな感じにピタっとハマります。

アルミ板の正確な位置を決定して赤いパーツに瞬間接着剤でガチガチに固定しました。


試しにレール部分に取付

更に本体に取付して位置を確認します。

メイン基板を取付けたら接触してダメでした。


ちょこっと高さ調整の為、削りました。

小型のスプリングを取付けます。

塗装するまで、グリスを塗ることが出来ないので、ちょっとスムーズな動きはしませんが問題無さそうな感じでした。

▼基板製作▼

拡張ポートに外部コントローラーを接続すると、付属のコントローラーが動作ないように切替回路(基板)を追加したいと思います。


PCBEソフトを利用して両面基板用のパターンを書きます。

ORIGINALMIND KitMill CIP100で基板加工を開始します。

先端が尖ったエンドミルで加工中〜

ケース内に基板を入れる関係でスペースが狭いので、2層基板を作っています。
ただ、KitMill CIP100を利用しても自動的に2層目を加工してくれないので、0.8mm厚の片面基板(ベークライト)を使って、
裏と表のパターンを片面に加工してから、2枚を貼り合せて1.6mm厚の両面基板っぽい状態にします。


こんな感じに裏表2枚の基板が完成

加工台から切り離して2枚を接着合体させます。

0.65mmのドリルで手動穴あけをします。


スルーホール用の穴あけも同時にしました。

ZHコネクタや、3Vの小型リレーを用意して・・・

コツコツと自作した基板にハンダ付けします。


ちょっと面倒でしたが、スルーホール配線をしました。

リレーやダイオードもハンダ付けをして・・・

裏側もリレーやダイオードをハンダ付けして基板完成です。

3.3Vの電源を用意してリレーの動作チェックや、パターンミス(ハンダ不良)が無いかチェックをしました。

基板が完成したので、拡張ポートと基板を固定する台座を作ります。


FRPの角棒を使います。

バンドソーで短くカットして・・・

棒ヤスリで斜めに削ります。

2.6mmのタップでネジ穴を作ります。


ネジ止め出来るように横板を追加

斜めのパーツと仮固定

本体側に斜めのパーツを接着

位置が合っているかチェック中〜

▼塗装▼

全体を塗装するワケではありませんが、追加したパーツを全てプラパンで作ったことで白色なので、ファミコン色に変更します。

ファミコンの塗料(色)が不明なので、
近所のホビーショップにファミコンミニを
持参して似たような塗料を探しに行きました。

タミヤ レーシングホワイト (TS-7)
Mr.COLOR グランプリホワイト (C69)
Mr.COLOR あずき色 (C81)
Mr.COLOR  艦底色 (C29)

今回購入したのは上記の4個です。
実際に塗装して色合いを確認します。


あずき色+艦底色を混ぜてエアーブラシで塗装

本体はグランプリホワイトで塗装しました。

拡張ポート用キャップも塗装。


カセットイジェクトスライドパーツも塗装

内側からパーツを接着固定します。

「レーシングホワイト」は、古いファミコンっぽい色で、
今回のケース色には合いませんませんでした。
それより似ていた「グランプリホワイト」を選びましたが、
それでも、そっくりな色にはなりませんでした。
(レーシングホワイトを少し混ぜれば良かったかも・・)

カセット挿入口のフタは「あずき色」と「艦底色」を
混ぜたことで、それなりに似た色になって満足しています。

▼ロムカセット用のカードエッジ▼

実際にロムカセットで遊べるワケではありませんが、挿入口のフタを開けたときに
カードエッジ端子が見えないのも不自然なので、似たような色のパーツを取付けたいと思います。


不良品のマザーボードから取外ししたPCI-E 16x 端子

バンドソーを利用して短くカット

接着剤で2個を合体させます。


バンドソーで薄くカットします。

綺麗にカットできました。

紙ヤスリで更に薄く削ります。

横幅48mm 高さ3mmのパーツが完成


プラバンをマスキングで固定してから

ベイントマーカーを使って中心を黒くします。

プラバンに先ほどのカードエッジを接着します。


本体裏側からブラバン同士を接着します。

奥行感のないカードエッジ部分の完成です。

他のパーツを仮取付して出来を確認中〜

この続きの作業は「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピューター (ファミコンミニ) ちょこっと改造 5」で紹介します。

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