■ ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピューター (ファミコンミニ) ちょこっと改造 2

▼拡張コネクタ部の改造▼

当時の実機では「15ピン拡張コネクタ」として、コントローラーやキーボードが接続出来て活躍していましたが、
ファミコンミニでは残念ながらダミーになっていて、保護カバー部分もケースと一体化しています。

外部コントローラーを接続する際に、本体の外観を損ねたくないので、実機と同様の場所に端子を取付けたいと思います。


ケースと一体化していて、取外しは出来ません。

裏側から見るとこんな感じになっています。

保護カバー部分が欲しいので切り取ります。


カッターを使ってコツコツと切れ目を入れます。

裏側からは超音波カッターでザクっと切ります。

見える部分はカッターを使って丁寧にカット中〜


こんな感じにカバーの前面パネルが取れました。

これで、拡張コネクタ部分に穴が開きました。

棒ヤスリと丸ヤスリを使って綺麗に削ります。

拡張コネクタ部は、外部コントローラーが本当に接続出来るように端子を取付したいと思います。
ただ、実機と同じ15ピン仕様のコネクタを取付けるスペースはないので、「ピンヘッダ」と「ピンソケット」を利用して自作します。


これが今回の接点部分になるコネクタです。

5pinと6pinのピンソケットを重ねて接着固定します。

ピンヘッダ側も同様に重ねて接着しました。

今回、自作した11pin用のD-Subコネクタ風の枠は存在しないので、1.0mm厚のプラバンを使って枠を作ります。


ユニレート材で簡易的な型を作ってみました。

プラバンを多少熱して丁寧に曲げます。

同様に逆側も熱してプラバンを曲げます。


余計な部分をカットしてから・・・

薄手のプラバンを結合部分に接着します。

紙ヤスリで研磨して形を整えます。


角の部分にプラバンを追加で接着をして・・・

棒ヤスリを利用して綺麗な枠に仕上げます。

裏から見るとこんな感じの形状です。


ピンヘッダ用の穴をドリルで開けます。

0.8mmの穴が11個開きました。

ピンヘッダをプラバンに刺します。


先ほど作った枠に接着固定

余分な部分はニッパーで大雑把にカット

表側から見るとコネクタっぽくなっています。


ピンソケット側は完成していませんが、刺せるか確認してみます。

ピッタリサイズで問題ありませんでした。


ファミコンミニ側の枠は不要になったので削ります。

底板の幅と同じになるように微調整をしてから・・・

今回作ったコネクタを仮取付してみます。

今回、自作した独自の11pinコネクタには、1P/2P用の外部コントローラーが接続出来るようにしたいと思っています。

▼外部コントローラー用のコネクタ製作▼

本体側の端子を自作したことで、コントローラー側も市販品が存在しないので、コントローラー側に利用するコネクタも自作することにします。


所有していたD-sub9pinの枠を利用します。

余計な部分をカッターで切って分離します。

9pin部分も不要なので多少短くします。


ピンソケットが刺さるように穴を開けてから・・・

11pinのピンソケットを刺します。

ハンダ面から見るとこんな感じです。

このままでは、コントローラーの配線ケーブルをハンダ付けするには不便なので基板を追加します。


両面ガラエポ基板を小さくカットしてから・・・

アクリルカッターを利用してパターンカットします。

基板を裏側から刺します。(ハンダは後日)

▼保護カバー▼

保護カバーは表面しか存在しないので、拡張コネクタに取付出来るように工夫したいと思います。


FRP板で作った型を元に成形します。

プラバンを熱して丁寧に曲げます。

ぐるっと一周したので接着します。


イカの輪切りのような形状にして・・・

赤い保護カバーに接着固定します。

拡張コネクタに取付けるとこんな感じです。


コントローラー側に取付けるコネクタはこんなデザインです。

本体側の端子とキャップが出来上がりました。
これで、11pinの端子が完成したので、
1P用・2P用のコントローラーが
余裕で配線が出来ます。

後日、ピン配列を決定して
配線作業をしたいと思います。

この続きの作業は「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピューター (ファミコンミニ) ちょこっと改造 3」で紹介します。

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