■中国製・レーザー加工機改造への道のり2     **** 2015年11月に売却しました。 ****

▼スペーサーの変更▼

作業台を上下させる機能を追加したものの、プーリーの高さ分だけ移動量が制限されてされてしまうので、
元々使われていた金属スペーサーより9mm程度高くすることに・・・


これは元々使われていた金属製のスペーサー

今回利用するのは高さ45mmのネグロス D2-2M

電動ノコギリでのカットは結構大変でした。


レーザー加工機内に仮止めして正確な位置を決定させます。

ワールドダクター内で使う専用ナットも追加購入しました。


正式な使い方ではないので、プラ板を使ってナットを簡易固定

X/Y軸の部分と合体させるネジ穴を開けます。


ボールベアリング用のネジ穴をシャーシパンチを使って開けます。

ペラペラなケースなので簡単に開きました

▼ボールベアリングの固定▼

穴あけが完了したのでボールベアリングをケース底に固定する作業をします。


パーツを合体させた状態でケース内に入れてネジ止めします。

ボールベアリングを底にネジ止め

ワールドダクター専用金具の使い方が間違っていますが、高さが45mm以上になっては困るので
単なるワッシャー代わりに金具を利用しています。


内側はこんな感じです。ガチっと固定されました。

可動する作業台を仮に入れて必要なネジの長さを調べます。


全体的に見るとこんな感じです。結構スペースに余裕のない配置です。
パーツをネジで固定して位置調整して、
また、取り外して加工して・・・ と、
同じ作業をり返しすることが多く
思った以上に時間が掛かりました。

作業台を枠ギリギリまで大きくしたので
遊びが少くなく、ネジ位置には苦労しました。

▼作業台の細かいパーツ作り▼

ネジの長さも決定したので、ネジがグラグラしないように上部部分を固定するパーツを作りたいと思います。


内径6mmのパイプを利用します。

ユニレートを使ってパイプが入る構造を作ります。

こんな感じにネジ上部にパーツを取付けて完成です。

作業台を9mm程度高くしたので、レーザー管を固定している金具も同じように9mm高くする工作をします。


4mmネジをナットで固定します。

9mm厚に加工したユニレート材をスペーサーとして利用

その上にレーザー管をネジ止めして高さ調整は完了です。

▼モーター取付▼

今回の主役である電動式の作業台に利用するギヤードモーターをケース内に固定する作業をします。


特価で購入したDC24V仕様のモーター(12Vで利用します)

ケースに取付る為のパーツをユニレートで作ります。

こんな感じにモーターの軸が邪魔にならないようにカット


ベルトの遊びが出来るように楕円形のネジ穴を・・

パーツを仮止めしてモーターの遊びをチェック

L型加工をしてスプリングを追加して完成です。


レーザー加工機の後ろ側にネジ固定します。

長さ1300mm(幅6mm)のタイミングベルトを取付ます。

▼制御回路製作▼

ギヤードモーターを、回転させるだけならスイッチのON/OFFだけでも良いのですが、
PICを利用した回路で制御したいと思います。


PCBEを使って回路パターンを作ります。

ORIMIN PCBを使ってNCデータに変換


細いエンドミルで数分掛けて生基板に加工を・・・

久々の加工で多少時間が掛かりましたが細かい部分まで綺麗に完成


部品を実装させて昔ながらの基板の出来上がり。
特に拘った回路にはなっていません。

上下用の個々のスイッチを押すと、
モーターが正転・逆転するダケです。

モーターが回転していない時は、
モーターにブレーキが掛かります。

当初、上下リミットスイッチはフォトセンサを利用することを考えていて、所有していたパーツを使ってみたものの
仕様書がなく上手く動作しなかったので妥協してマイクロスイッチに変更しました。


マイクロスイッチと固定用のパーツを合体

上下に1個つづパーツを取付けてセンサーとして利用します。

この続きは「中国製・レーザー加工機改造への道のり3」で、紹介します。

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