■GIMIC2代目マザーボード用 X68000ケース製作への道のり22

カラーイメージユニット(CZ-6VT1)風のウーファーシステムの製作の続きの続きをしたいと思います。

▼配線と仮組立▼


何かに使われていたスピーカーを再利用

今回利用するD級アンプ(AMP15W-8006)

音が出るようにコツコツと配線をします。


ケース側に基板をネジ止めします。

音声の入出力端子とDC端子も取付けて・・・

スピーカーもケースに仮固定します。


こんな感じに配線完了

前面パネルをネジ止めします。

ツマミも電源スイッチも雰囲気良く出来上がりました。


FRP板で蓋をしてから・・・

更に鉄板の蓋をしてケースの出来上がりです。

裏側の左右にウーファー用のダクトがあります。

▼デカール製作▼

X68風ケースは数ヶ月前に完成していたものの、何かと周辺機器を作り続けて塗装を後回しにしていました。
ただ、塗装をする前に文字入れをする準備をしないと塗装中にバタバタしてしまうので、今まで作ったケース用の文字を作りたいと思います。


パソコン用のテプラ SR3900P
←今回のために購入した
KING JIM 「テプラ」 SR3900P

今まで使って愛用していたタイプは、
CASIOのKL-E11で解像度が200dpiでした。

新たに購入したSR3900Pは、360dpiらしいので
なめらかな印刷が出来ることを期待しています。

テプラのテープカートリッジは
白・黒・金の3色を購入しました。→


インクジェットでは難しい「金色」を利用します。


X68ロゴはカタログからスキャンして利用します。

DC入力用のアイコンをペイントで自作

他のデザインもコツコツとペイントソフトで自作


試しに白地に黒文字のテプラテープに印刷

数パターンのフォントで試し印刷

実際にテプラを貼ってサイズと文字確認中〜

360dpiのテプラにして正解でした。細かい文字が綺麗に印刷出来るので完成度が間違いなく高まります。


背面端子も今回は文字入れをします。

モニターの背面もそれなりに文字入れ実験中〜

電源スイッチっぽい印刷もする予定

テプラやネームランドには残念ながらデカール用のテープが市販されていません。(メーカーさん是非とも市販してください)
市販のPROテープカートリッジをデカール仕様に変更したいと思います。


頑張ってカートリッジを分解します。

リボンだけ残して粘着テープ部分は取り出します。

数年前にもお世話になっている「クリアデカール」


クリアデカールを細く切ってリールに巻きます。

印刷すると綺麗なデカールの完成です。

白文字のデーカルも問題なく出来上がりました。

X68バッチ(エンブレム)を、真鍮を使って加工することも考えましたが、NC化していないフライス盤では難しいので
金色のテプラを使って再現してみました。将来的にはメーカーロゴや型番は真鍮で作れるようにしてみたいですねぇ〜

▼塗装▼

製作開始してから9ヶ月経ってやっと塗装まで辿り着きました。(まぁ、自分から遠回りしただけですが)
塗装は一発本番なので失敗しないように準備をしたいと思います。


サフ・黒塗装・クリア用に3個用意しました。

今まで作ったパーツ達です。全て塗装します。

先ずは青いパテで巣穴を減らします。


硬化が速いので急いで作業します。

ペタペタとパテ盛り中〜

全てのパーツを下塗りしました。


意外と綺麗な仕上がりなってます。

特徴のあるスリット部分も出来が良さそうです。

更に黄色いパテで細かく仕上げます。


気になる部分に、ちょいパテ中〜

仮組立で完成度を実感中〜
ちなみに、今回も板金屋さんから
塗料を小分けしてもらいました。

サーフェイサー/サフ用硬化剤/ブラック塗料
艶消し剤/クリアー/クリアー硬化剤/シンナーなど・・

硬化時間が早く完成度も高くて助かります。

▼ブラックに塗装▼

今回、梨地塗装にチャレンジしてみたいと思います。実機の表面処理とは全然違ってしまいますが、
艶消し+梨地塗装で今までと違う表面に仕上げたいと思います。


エアースプレーガンのエアー圧を調整しながら塗装中〜

細かいパーツも忘れずに・・・

暖かい日中に塗装したので乾きが早いです。

▼デカール貼り付け▼

それなりに塗装が上手く出来たので、クリアー(艶消し)塗装をする前にデカールを貼りたいと思います。
「X68000 XVI Compact風 外付けHDDケースの製作」にも利用した「マークセッター」を使って
デカールをピタッとした位置に配置させます。細かいデカールが多いので嫌にならないように休みながらの作業でした。


ゴールドに輝くX68ロゴも綺麗に貼れました。

今回は右タワーの小さい文字も再現出来ました。

背面端子の文字入れも入れることが出来ました。


ブラウン管風モニター背面も・・・

イメージユニット風ウーファーも丁寧にデカールを貼りました

境目が目立ちますが塗装をすると隠れるハズ

▼クリアー(艶消し)塗装▼

デカール貼り付けも出来たので、その上にクリアー(艶消し)塗装をして、デカールや黒塗装を保護したいと思います。


地道に細かい部品をクリアー塗装します。

綺麗な梨地塗装が残っています。
クリアー塗料に艶消し剤を入れる
比率に悩まされます。

混ぜるとクリアー塗料が
真っ白になるので
ちょっと不安になるのですが、
毎回、光沢感がある完成品が多かったので
今回は結構艶消し剤を混ぜてます。

結果は、満足の艶消し感になっています。

数十分間、ヒーターの前で硬化を待ってから塗装の仕上がりを確認しました。


硬化後、綺麗な表面になりました。

ちょっとデカールの境目が見えますが、大満足の出来上がりです。

今まで妥協していた細かい文字も再現出来ました。

どーでも良い情報ですが、G.I.M.I.C2代目マザーボードを使用しているので、型番をACEにしました。SDカード仕様なので「SD」も追加しています。

ちょこっと忘れていた作業してから、本体の組立をしたいと思います。


テプラの非光沢シールでPUSHを印刷

ポップアップハンドルの部分にベタっと貼り付け

スピーカーネットは塗装し忘れで塗装しました。

この続きは「GIMIC2代目マザーボード用 X68000ケース製作への道のり23」で紹介します。

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