GIMIC2代目マザーボード用 X68000ケース製作への道のり5

▼ケース組立▼

細かいパーツがそれなりに出来上がってきたので、ツインタワー表面の板を合体させて、他のパーツを取付出来る準備をします。


垂直に板を取付しながら接着剤でカチカチに固定します。

基板を取付けて固定用のネジ穴位置を確定します。

▼ツインタワー下面加工▼

GIMIC MB2基板の正確な固定位置が確定したので、充電バッテリーなどを入れる時に邪魔にならない程度に
ツインタワー側の底板に穴を開けることに・・・


6mmのエンドミルで内側を四角く加工します。

こんな感じに左右の加工が終わりました。

▼FRP用のエンドミル購入▼

今まで貰い物のエンドミル(使用済みと、一部新品)を大量に貰っていたので、特に加工するのに困ってはいませんでしたが、
細いエンドミルの在庫が少なくなってしまったので、FRP用のエンドミル(2mm)を購入してみました。

今回購入したのは、オリジナルマインド製の「FRP向け超硬ルーター 快刀乱麻CN 5本セット」です。


5本で2,560円でした。
1本500円くらいなら安いのでは?

久々の新品購入です。これで細かい加工が出来ます。

刃の形状が今まで加工していた
エンドミルとは全然違います。

▼細かい加工▼

組立中に仕様変更になった部分などを細かく修正します。


ケース内部に配線用の穴を開けます。

新しいエンドミルで綺麗に加工出来ました。

基板が触れないようにケース側を薄く削ります。


1.9mm厚のFRPを、一部8mmまで薄くしたり・・・

リレー等の突起物の邪魔にならないように削ったり

基板用のスペーサースペースを空けたり・・

何処を加工しているのか何故この部分を加工するのか、パッと見では意味が解らない部分ですが
ケースを組立てるには重要な部分で、これを手抜きすると組み上がらなくなります。

▼電源スイッチ固定用パーツ▼

先日作った電源スイッチを本体側に固定する部品を作りたいと思います。


コの字にする為にFRPを3枚合体

ケースの内側にコの字パーツを接着固定

試しにスイッチを取付けて動作確認中

スムーズにON/OFF出来ることを確認しました。早くLEDで点灯させてみたいですねぇ〜

▼USB端子取付▼

GIMIC MB-2の前面パネルにあるUSB端子がケース内に隠れてしまうので、X68風ケース背面に移動する作業をします。


厚手なFRPを使ってスペーサーを作ります。

1.5mm程度のドリルで穴を開けて・・・

2mmのタップを使ってネジ穴を丁寧に作ります。


ケース内側にスペーサーを接着固定

USB端子をネジで仮固定してみます。

表から見るとこんな感じです。

MB2を取付けるとギリギリなスペースです。


今まで作ったパーツを全て取付けて位置確認をします。

これで右側のタワーの背面加工は殆ど終わりました。

まだ、前面のUSB端子から配線を取り出していませんが、後日、音声信号などと一緒に配線したいと思います。

▼ポップアップハンドルの製作▼

この部分を作らないと、X68000とは言えないので今回もアルミの棒を使って再現したいと思います。


グリップの部分は6mmのアルミ棒を使います。

この作業のために「ベンダー」を購入しました。

横棒は5mmのアルミ棒を使います。


パイプベンダーを使ってアルミを曲げてみます。

簡単に角が綺麗に加工出来ました。

もう片側も曲げてUの字の形状にしました。が、

パイプベンダーを利用して加工してみたものの、思った以上に角が丸すぎて納得出来ない形状になってしまいました。
(多分、1/1スケールでX68000風ケースを作るには丁度良い曲がり具合だったとは思いますが・・・)

ほかのパイプベンダーを購入するのも何なので、前回と同じ方法で曲げることにしました。


ミニバイスにアルミ棒を挟んで曲げます

綺麗に曲がりました。

逆側も同じ感じでアルミ棒を曲げると・・・

納得の出来る仕上がりになりました。

▼ツインタワーの接合パーツ▼

左右のタワーを固定するパーツを作ります。先日作ったポップアップハンドルを固定するパーツとしても利用する重要な部分です。


10mm厚のFRPを利用します。

横幅を14.4mmにするまでフライスで削ります。

角の見える部分を丸く加工します。

厚さ10mm 横幅14.4mmの棒が完成


6mmのエンドミルでパイプ用の穴を開けます。

更にドリルで7mmの穴を開けてサイズ調整中〜

試しにパイプを通してスムーズなのかを確認


先ほどのパーツに配線用の穴を開けます。

こんな感じに細長い穴が開きました。

次に2.5mmのドリルで穴を開けてから・・・


3mmのタップでネジ穴を作ります。

ケース側にもケーブルを通す縦長の穴を開けます。


試しにネジ止めしてみます。

上下共に接合パーツをネジ止めします。

更にUの字アルミパーツを取付て動作を確認します

▼ポップアップハンドルの製作の続き▼

Uの字に完成したポップアップハンドルに5mmのアルミ棒を使って横棒になる部分を作ります。


1.5mm程度の穴を開けます。

2mmのタップを使ってネジ穴を作ります。

Uの字側に2mmの穴を4個開けます。


こんな感じに穴あけが出来ました。

2mmのネジを取付けて仮組上げします。

ネジが飛び出ているので後日何とかします。

▼ツインタワーの接合パーツの続き▼

ポップアップハンドルを押し込んだ時に「カチッ」とロックする部分を追加します。
前回、前々回共に、カチっとロックするパーツを探すのに苦労していましたが、今回は予備として在庫を持っていたので、それを利用します。


上記がカチっとロックするパーツ

2mmのエンドミルでパーツが入るようにします。

こんな感じに段差のある加工が出来上がり

試しにパーツを入れてサイズ確認中〜

ポップアップハンドルがロックする為のオス側を作ります。


FRP樹脂でそれなりの形状に・・・

アルミの横棒に楕円形の加工をして

FRPとアルミを合体させて動作チェックをします。


試しにスプリングを入れてみました。
ポップアップハンドルが上下する構造にしたものの
スプリングの取付を後回しにしていたので、
スプリングを固定するスペースが無かったりします。

ケーブルを通す穴を無理矢理利用して
スプリングを入れてみましたが、
ちょっと見た目が悪いので後日改善します。

まぁ、動作的には問題ないので
他の方法が見つからなければ、このままだと思います。

▼ケース組立の続き▼

今まで作ったパーツを仮に組立をして、これから作業する計画を立てたいと思います。


X68っぽい雰囲気が出てきましたねぇ〜

正面から見ても完成度が高くなってきました。

少しづつですが作業が進んでいますね。

まだ、上部のスリットパーツの固定方法を悩んでいたりします。組立てたケースを見ながら悩みたいと思います。

この続きは「GIMIC2代目マザーボード用 X68000ケース製作への道のり6」で紹介します。

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------

戻る