■デジタルチューナー「AKB-PVR101」のケース改造への道のり1

ラジオライフ10月号に楽しそうなデジタルチューナーが紹介されていたので、早速購入してみました。
(既にPT2は所有していて大活躍していますがAKB-PVR101にも、ちょっと興味があったので・・・)


AKIBASTOCK / AKB-PVR101
地上デジタル・BS/110度CSデジタルの3波対応チューナー
全面パネルシンプルで、電源SWとUSB端子、リモコン受光部のみです。

こんな箱に入ってました。

背面は、HDMI/D端子/コンポジットビデオ出力と、B-CASカードスロットや、
USB端子、LANポートなどがあります。
地上デジタルとBS/110度デジタル用のアンテナ入力端子は独立しています。

分解してみると、こんな感じです。結構スッキリした内部でした。

日本のメーカーと比べると、リモコンって
ボタン配置やデザインが悪く使い辛いですが、
今回のリモコンはマシな仕様でした。
ただ、このリモコンが壊れると何も利用出来なく
なるので、学習リモコンを使用する予定です。

改造しなくても外付けUSBが取付け可能なのですが、USBハードディスクをその都度購入してチューナーの横に置くのが嫌なのと、
録画済みハードディスクをパソコンに接続する際にUSBよりSATA接続のほうがビデオ編集時に助かる(楽)なので、
ちょこっとケースを変更して本体にHDDが内蔵出来る構造にします。

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▼今回、AKB-PVR101用のケースとして利用するのは・・・▼


SONY DST-BX100 (BSデジタルチューナ)
地上デジタルや110度CSには対応していないので使っていない人も多いのでは??


どこの家庭にも、2〜3台ぐらいはDST-BX100が
余っているハズなので、今回はこのチューナーを利用して
AKB-PVR101用のケースにしたいと思います。


このケースを採用した理由は、前面に大きな表示パネルがあり
パネルの横幅サイズがパソコンの5インチベイと
殆ど同じだったので製作意欲が出てしまいました。

フタを開けると操作パネルが隠れています。
この部分のスイッチも利用出来るようにしたいですねぇ〜

リヤパネルは端子が豊富ですが、HDMIなどは当然ありません。

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▼早速、製作開始▼


ネジ止めされている基板を全て取外し

リヤから見るとこんな感じで、単なるケースだけになりました。


前面パネルの細かいパーツも取外ししました。

前面パネルはスッキリとした状態に・・・

マスキングを貼って穴あけする部分を決定します。


超音波カッターを利用して樹脂部分をカットします。

こんな感じに大雑把にカットが完了

更に棒ヤスリを利用して綺麗な状態にします。

▼リムーバブルケースの取付け▼

HDDを簡単に交換出来るようにインナートレイ不要の
S-ATA/3.5インチHDD用のリムーバブルケースを利用します。

CENTURY CERS-BK
「技あり! 楽ラックJr/プラックモデル」

AKB-PVR101にはSATA端子はないので
SATA-USB変換基板を、後から追加します。


想像以上に色のバランスが悪くて変な組合わせになりました。

ソニーのケース側の色を後日何とかします。

▼前面パネルの加工▼

AKB-PVR101本体には電源以外にスイッチがありません。リモコンがないと一切操作が出来ない構造です。
SONY DST-BX100の開閉式のフタを開けると操作ボタンが隠れているので、そのスイッチ類を利用してみます。


これは、SONY DST-BX100の前面基板です。表示菅やスイッチ類が並んでいます。
ハードディスクをリムーバブル式にしたので、
DST-BX100kの表示部分が邪魔なので
半田吸取りを使って取外しをします。


これが取外ししたい表示部分です。

裏側は綺麗に一列に半田付けされていました。

表示部分を半田吸取りで取外した後にリムーバブルケースが
邪魔にならないようにPCBカッターで基板をカットします。


AKB-PVR101の前面基板にリモコン受光部は
今回の改造をすることで利用しなくなります。

同様の基板右側に上・下・左・右・決定ボタンと
思われるパターン配線がありました。
←ちょこっと期待をして試しに、
抵抗とコンデンサ、タクトスイッチを
半田付けして取付けしてみたものの、
全く動作することなくダメでした。

そーなると・・・
本体に操作ボタンを取付けるのは
付属品のリモコンと同等性能の
部品を作って本体に内蔵させて
操作するのが一番簡単のようです。

▼AKB-PVR101本体だけで操作出来る部品の追加▼

デジタルチューナーのICを解析するほど知識はないので、確実に操作できる方法として付属品と同等のリモコン基板を内蔵させます。


PICで作ったリモコンと同等性能の基板

メイン基板と前面基板との延長と受光部を取出す配線

自作したケーブルと前面基板と配線します。


自作したリモコン基板から操作用スイッチに配線します。

電源LEDは2個のLEDを合体させました。

BX100の受光部を取外して新品に交換

この作業で「メニュー」「上・下・左・右」「決定」「チャンネル+/−」「放送切替」が本体側でも操作できるようになりました。

▼B-CASカードスロット部分の加工▼


BX100にあるB-CASスロットを利用します。

PVR101に付属したいた部品を一部カットします。

強力な接着剤で2個のパーツを固定して完成です。

▼BT100側の金属ケース加工▼

リムーバブルケースを取付ける時に、一部邪魔になるケース部分をカットします。
あと、チューナー基板を取付ける時に邪魔な突起物もカットします。


マスキングテープでカットする部分を決定中〜

電動ノコギリを使ってコの字にカットしました。


ケース内部の突起物を取外します。

ドリルを使って止め金具を外してました。

▼背面のパネル製作▼

DST-BX100の背面パネルは端子類が多くて再利用が難しいので、新たにFRP板で背面パネルを作ります。


PVR101と同じ穴位置にフライス盤を使って加工しました。

試しにチューナー基板を取付けて位置確認中〜

続きの製作は「デジタルチューナー「AKB-PVR101」のケース改造への道のり2」で紹介します。

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