■デジタルチューナー「AKB-PVR101」のケース改造への道のり2

▼放熱板の取付け▼

動作中やスタンバイ中(時々)でもチューナー基板の部品が発熱していて気になるのでヒートシンクを取付けます。


チューナーの中心にある↑部品が発熱しています。

安かったので購入しておいたヒートシンクが役に立ちました。


未使用の穴2個にメッキ線を半田付け

細いスミチュープでメッキ線をコーティングしてから・・

シリコーングリスを塗ってからヒートシンクを取付け

メッキ線を曲げることでヒートシンクがグラグラしたり、チューナーを縦にして利用してもポロっと落ちることがありません。
気になる放熱ですが効果はあったようで、手で触っても暖かい程度になりました。


技あり! 楽ラック/スーパープラックモデル CWRS2-BK
鍵に連動してHDDのON/OFFをしたほうが
HDDの交換がチューナー起動中にも可能なので
CENTURY CERS-BKを、CWRS2-BKに変更してみました。

表面は全く同じですが、今回のタイプは鍵でON/OFFが出来ます。
更にHDD冷却用のファンが追加されていて、
HDDの取出しも開閉ドアに連動します。

色も「ブラック」から「スーパーブラック」になっているようで、
もっと真っ黒な色に期待をして購入・・・


スーパーブラックを購入したので真っ黒な色を期待したのですが・・
全く同じ素材、色、形状でした。 凄く残念でした。
(写真上がCERS-BKで、下がCWRS2-BKですが外観は全く同じ)

HDDを収納する部分は低価格モデルと大きく違って
放熱を考えた構造になっていました。


ファンは不要と判断して取外しします。

DCファン(12V 0.08A)でした。

低価格タイプよりイジェクト構造が高級です。

▼USB/S−ATA変換基板▼

AKB-PVR101へのハードディスク接続はUSBのみなので、変換アダプタを利用します。


HD-CB2.0TU2を分解します。

分解して取出したS-ATA/USB2.0変換基板です。

S-ATA延長ケーブルはDC端子を変更しました。

▼電源▼

HDDを内蔵させることで付属のスイッチング電源では容量不足になるので電源部を交換します。


これは今まで内蔵していた電源部(1.5Aくらい?)

秋月で購入した12V/5Aのスイッチング電源

分解して端子やケーブルを取外しします。

▼ケースの表面加工▼

リムーバブルケースの色に合わせる為に、SONY DST-BX100の表面(ケース)を黒くします。

←FRPで作った背面のパネルも
一緒に黒くします。


艶消しブラックのカッティングシートを綺麗に貼ります。

端子類の穴部分はカッターを使って穴あけをして、穴周辺を黒く手塗りします。


前面パネルも同様にカッティングシートで黒くします。

貼るコツが多少解ってきて綺麗に貼れるように・・

SONYのロゴをカッティングシートの上からペタっと・・


綺麗なブラック仕様の表面が出来上がりました。

上面のフタは色が違っても不自然ではなかったので何もしていません。


ROBO Masterソフトを使って端子類の枠をデザインします。
 

カッティングマシン(クラフトロボ CC200-20)を使って
白い艶消しカッティングシートをカットします。

白い台紙に白いシールなので見辛いですが・・
綺麗に端子部分の枠がカット出来ました。


転写シートを使って背面パネルに綺麗に貼付けしてみました。

シール付きの用紙に文字を印刷してから・・

白いカッティングシールの上にペタっと貼付け。


ソニー製ではありませんが・・・

製造番号シールを背面に貼付け
今まで使っていたカッティングシートと違って
今回使用したシートは凄く貼りやすくて、
変な形状の素材にも上手く貼れました。
粘着力もあり収縮性も大満足です。

下記を購入して利用してみました。(Amazon)
「カッティングシート 黒 艶消し(マットプラック)」
「カッティングシート 白 艶消し(マットホワイト)」

艶消しタイプはケース作りには最適でした。

▼配線と組立て▼

殆ど出来上がったので、細かい配線と組立てをします。


フロント基板にスイッチ類を配線

ケース内部にネジ穴付きのスペーサーを接着取付け

その上にS-ATA基板を取り付け

B-CASカードスロット部分とUSB端子が同じ位置にあって邪魔なので多少加工します。


市販品のUSBケーブルを分解してL型に加工します。

ホットボンドとテープで綺麗に隠します。

こんな感じ、ギリギリUSBケーブルが取付けできました。


電源部とリモコン基板等をネジと両面テープで固定

チューナー基板やリムーバブルケースもネジ止め固定


全ての配線と部品の取付けが完了しました。

リモコンは、ソニー製の学習リモコンを利用
「SONY RM-PLZ430D」

全てのボタンを学習させることに成功!
使い勝手が向上しました。

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■完成■


元々の色に比べれば色のバランスはマシになりました。

ケースを開けるとこんな感じです。起動中でも交換可能です。

背面端子は多少妥協感がありますが・・ これで完成です。

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3.5インチハードディスクが交換可能なデジタルチューナーの完成です。
AKB-PVR101が、ソニーのチューナーっぽい
デジタルチューナーに変身しました。

デジタルチューナーの電源を切ってからハードディスクが
完全に止まるまで30〜60分程度掛かりますが、
チューナーの仕様なのかS-ATA基板の仕様か知りませんが、
意外と時間の掛かるのが気になりますね。

本体で操作出来ることで使い勝手が向上しました。

デザインも、まあまあカッコ良くなったので満足しています。

改造部品費用 10,000円くらい
(リムーバブルケース・制御基板の改造部品のみで、
デジタルチューナーは含まず)

自己満足度★★★☆☆

注意*当ホームページでは自作する楽しみをお伝えしているだけで
製作物の販売や製作依頼は一切受付していません。


横幅430mmサイズのケースになったので、ブルーレイレコーダーと一緒に重ねてもピッタリです。

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