2003年11月9日



【お馬鹿プラモに物申す その1】



某月某日 友人Aと某大型玩具店『トイ○ラス』に逝った時の事

いつものごとく玩具を見ながら

「コレ何に使うんだ?」

「この玩具の形状ありえねぇ〜!」

なんて玩具の駄目出しをしながらプラモのコーナーへ

そして色々物色してるときにソレと遭遇

ガンダムやマクロス等のロボットモノのプラモの中に

異様なオーラを放つ物体が・・・


ん?コレは!?



スマソ。

異様なオーラじゃなくて

『異様なパッケージ』だね


速攻で友人Aとそのプラモを手に取り一言

「なにコレ!新しい〜!」

店内である事を忘れて

思わず声を大きくして興奮してしまう2人(←迷惑)







え?

横からのパッケージ写真じゃどんなプラモかよく判らない?














コレ


『問題の物体』


「こんなロボ有り得ない!有り得いよ〜!ママン!」


正直2人ともこんな
「格好悪い」「ハイセンス」なプラモはぢめて見ました

価格は300円位だろうと値札に注目!

ん?

「798円(税別)」

有り得ねぇ〜!



よく企画を通って製品化したもんだ「イマイ」が倒産した理由を垣間見た気がする


このベビーサンダーの
「駄目出し」「利用価値」について早速論議を始める二人

無論、店の中で・・・・


まず気になるのがその二の腕

オイラ「コイツ腕の先にシャベルついてるけど土でも掘るんかいな?(汗)」

友人A「んな訳ねぇって!これじゃ掘れないだろ」


下の画像をよく見て欲しい



『この手でどうしろと?』


このシャベルじゃ土を掘るにはあまりに小さすぎる


それにどう見たって
シャベルが地面に届かない

オイラ「コレって釣竿みたく腕が伸びるんとちゃう?」

友人A「どう見ても繋ぎ目が無いだろ」

オイラ
「あっ!ホントだ・・・(笑)」


深刻な事にリーチが胸の少し前までしかない

肩を軸に回転する以外に腕が可動しないと思われる

標的に届かない駄々っ子パンチしか出来ない訳ね♪

うわ〜ん!腕の利用価値が見出せないよぅ!


次に目をひくのは頭から発射されるミサイル



『何故に頭からミサイルよ?』


友人A&オイラ「コイツの主力武器は多分コレだけだな」

オイラ「恐らく大きさからみて3発〜4発くらいは撃てそうな感じ♪コレなら戦えるカモ?」

友人A
「パッケージよく見てみ」

オイラ
「ん?・・・・・ああっ!」


斜め上にしか打てないぢゃん!


近距離戦だったら敵ロボットに屈まれたら当らない

あまり使えないな・・・

敵に巨大ロボが出てきた時

友人A
「屈んで胸を押された状態で正面位置をキープされたら」


オイラ
「ホント手も足も出ないね」


次にわりと機動力有りそうなキャタピラ

コレは(・∀・)イイ!かもしれない!?

後ろにもミサイルの反動を受けて転倒しない様にパーツがついてるし♪

あの腕ぢゃ起き上がれないから転倒は絶対避けなきゃいけない


少しは考えて作られてるのね♪

設計者がなげやりで作ったかと思ったよ

オイラ
「このキャタピラは使えるかもね」

友人A
「突っ込みどころはデザインくらいか?」

オイラ
「ん?真ん中のキャタピラって小回り効かないんじゃない?」

友人A
「真ん中にキャタピラがあるせいでその場で転回出来ないな(笑)」

調子に乗ってつけた真ん中のキャタピラが抵抗作りすぎ!

・・・ってことは危機的状態になっても大回りしながら逃げろと!?


うわぁ〜ん!回避運動不能!


オイラ「あっ!気が付いたけどコイツ重心高すぎとちゃう?」

友人A「しかも頭にミサイル積んで重いから片輪をちょっと岩場に乗り上げたら・・・」








オイラ
「コカッ!って感じで大爆発ね♪」









ちょっとした岩に乗り上げて転倒!ベビーサンダー大爆発の図』









オイラ「市街戦でトラックでも踏んでコケたら目も当てられないね(笑)」

ベビーサンダーに搭乗して悪路に遭遇したらまず第一に


ミサイルは全弾発射するべき


これで大爆発だけは避けられる♪


友人A
「結局ミサイルも使えないぢゃんかYO!」


オイラ「ほらほら!コイツは平坦な舗装路みたいなところで使えば良いやん!」


友人A
「悪路に強いのがキャタピラの利点だろ(笑)」


全然利点が活かされてない!活かされてないよ!


やっぱり使えないやん!



『小回りが効かない・ロボの重心が高いおかげで使えないキャタピラ』



友人A「ベビーサンダーが実際にあったとしたらコレにだけは絶対搭乗したくないな」
オイラ「多分、ガンダムでいえば
ボールに該当するね」


向かって左側がボールで右側がジム
(ボールって殺られてるとこ以外見た事が無い・・・)


パイロット候補生2人が厳しい訓練を受けジムとボールに搭乗する資格が取れたら
恐らく2人ともジムを選ぶと思う。


んで、思わずこんなシーンを思い浮かべてしまった

上官「良く厳しい訓練に耐えてきた!君ら2人にはこれから搭乗してもらう兵器を発表しよう」

上官「部下A、君にはF−15イーグルに搭乗してもらう!」

部下A「ありがとうございます」

上官「頑張れ!」

上官「成績の優秀な部下Bにはとっておきの秘密兵器に搭乗してもらう」

部下B「とっておきの秘密兵器?」

上官「こちらへ来たまえ」



白いベールで覆い隠された巨大な四角い物体の前に案内される部下B



上官「紹介しよう!我国最高の科学力を結集して作った」


上官
「ProtoType 0001 最終兵器ベビーサンダー!」


部下B「あ・・・・ありがとうございます(汗)」

上官「明日から搭乗してもらうから各機のチェックを怠るな!では解散!」

部下B「上官!スイマセン!出来れば私もF−15に搭乗したいのですが?」

上官「搭乗拒否は一切認めん!」

部下B
「いやだあぁ〜〜〜〜!(古畑の今泉風)」



突如として基地内にエマ−ジェンシ−コ−ルが鳴り響く!



上官「今こそ諸君らの力を活かす時だ!直ちに出撃したまえ!」

部下A「イエッサー!」
    部下B「イエッサー!
(血涙)



出撃中の部下Bのコメント

うわぁ〜ん!これぢゃ現代版の桜花・回天だよ!ママン!


部下Bに幸あれ!





桜花(人間爆弾)
機体の先端に付いているこの風車は、毋機から
投下されると同時に働き、弾頭の安全装置を解除
するのだそうです。ちなみに信管は遅延信管で、
前後左右に4箇所ついていたそうです。
機体がそのまま一個の大きな爆弾なんですね♪




回天(人間魚雷)のうんちく
人の乗る魚雷。脱出装置付きだが、速力が落ちるの
で使用禁止とされ、魚雷を操縦した状態で体当たり自爆する。
回天の命名は、大森仙太郎「中将」による




友人A「国家予算を削り莫大な製作費用をかけてベビーサンダーかYO!」

オイラ「その国の未来は見えてるよね」

友人A「それに莫大な費用をかけて桜花・回天と同じモノ作る意味が理解出来ん」


結局、玩具屋でベビーサンダーを持ったまま


いい大人2人が15〜20分は熱く論議


そんな中、後ろで何やら気配が・・・

小学生くらいの少年がベビーサンダーに興味を示しているみたい

でも箱は良く見えてないから恐らく


「格好良いガンプラを持っているに違いない!」


とか思っているのだろうね♪


ベビーサンダーを棚に戻して場所を移した途端に少年が駆け寄りベビーサンダーを手に取る!

手にしたプラモを見ながら・・・・・・


少年
「ナニコレ!?」


速攻でベビーサンダーを棚に戻す少年を見て


「ベビーサンダーの良さが判らないなんて可哀相にね・・・」
















少年の方が極めて
正常なリアクションだと思うぞ




















この直後にさらなるお馬鹿プラモを発見!

続きは後日更新・・・





TOP