長野県は住んでみると温泉だらけで、私のような温
泉好きには堪えられません。

 私が好んで参照させてもらっている温泉websiteは、
「温泉みしゅらん」

http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/

なのですが、このサイトが高得点をつけている長野県
の温泉は私も愛用しています。ご紹介しましょう。


  野沢温泉大湯
  小赤沢温泉
  馬曲温泉望郷の湯
  五色温泉五色の湯
  本沢温泉
  小渋温泉赤石荘

 地図で示すと右の通りです。

長 野 県 の 温 泉 六 傑
                              2007/04/26

 最後になりましたが、私がもっと
も愛するのは長野県の南、飯田市か
ら東に入った大鹿村の小渋温泉赤石
荘です。

 湯屋の眺めが素晴らしい。大鹿村
が一望できます。

 なにしろ眺望だけが売りなので
すから、お天気の悪い日は避けた
ほうがおよろしいようで。



 もう少し南に下って、須坂から
東にはいった高山温泉郷五色温泉
もうすこし東に入った七味温泉牧
泉館、一山越えて群馬県万座温泉
豊国館の温泉プールなど、ここら
には硫黄泉の湯脈があるようで、
硫黄が好きな方には堪えられない
魅力がありますね。

 源泉はまさにこの土地の下で
す。そして「無料」なのです。

 大衆風呂はどうかね、と贅沢
風を吹かせるかたには、その隣
の「旅館さかや」

http://www.ryokan-sakaya.co.jp/in
dex2.html

がよろしいのではないでしょう
か。わたしは泊ったことはあり
ませんが。


 野沢温泉から林道を通って秋
山郷に抜け、切明温泉から更に
登った奥地に「赤湯」と表記し
た小赤沢温泉があります。

 冬はあまりにも寒いから、昨年か
ら方針を変えて冬季間は家を閉じる
ことにしたのです。したがって、昨
日を今年のシーズンの山開きにしま
した。

 久しぶりの信州の静かな夜は、私
の神経をおおいに休ませてくれまし
た。一晩で頭の中が抜けるように透
明になりました。一晩
12時間も寝れ
ば、まあ当たり前のことかも知れま
せんが。

 これで山での生活は通算10年にな
ろうとしています。

 硫黄泉といえば、通年開業という条件で
日本一高所
2,150mにある本沢温泉が素晴ら
しい。硫黄の匂いも、白濁度も最高だし、
八ヶ岳の硫黄岳の東側、谷沿いに湧き出す
そのセッティングも素晴らしいし、あたり
に咲く石楠花も素敵だ。

 このあたりの景色が、平俗を離
れたただならぬ美しさをもってい
ます。


 長野県というのは美しい場所ですね。

 では、皆様御機嫌よう。

 そればかりではありません。
すこし下にある大鹿村上蔵
(わぞ)集落には、なんと平
安時代に建てられた長野県最
古の木造建造物があるのです。
福徳寺(ふくとくじ)といい
ます。

 難点は、細い難路をよじ登ら
なければ辿り着けない駐車場と、
そこからの徒歩一時間の山歩き
というところでしょうか。

 ただ、泊った経験のある方に
いわせると、一面の星空の下で
入るこの露天風呂は、魂も吸い
込まれる「神秘的な」魅力をも
っているのだそうです。

 一旦野沢温泉にもどり、
南下して木島平を東へ進み、
山を分け入ったところに馬
曲温泉(「まぐせ」と読む)
があります。単純泉でどう
ということはないのですが、
眺望がすばらしくて大人気
です。

 土色に濁り、どろどろとして、
まるで汚らしいお湯ですから、入
る勇気を出すためにいささか時間
がかかります。

 しかし、一旦入浴してみると、
信じられないほどその良さがわか
ります。神経を鎮めてくれるよう
な気がします。

 忙しく立ち働いていた現代人の
「神経を休ませてくれる」温泉と
定義したらよいかも知れません。

 建物も素晴らしいけれども、お湯
がなんともいえず高雅です。白い糸
状の湯ノ花が舞い、ほんのりと上品
な硫黄の香りがします。

 湯温が熱めに設定されていますの
で、入浴する人はフーフー言いなが
ら入るのです。

 このうちで皆様もよくご存知なの
が、冬スキーに行った野沢温泉だと
おもいます。この温泉はしばらくス
ノーボードを禁止していてさびれて
いたのですが、なにしろ湯量が湯量
なので、しっかり健在しています。

 素晴らしいなあ、と感心するのは、
温泉地の中心にある大湯です。

 久しぶりで長野県にやって来ま
した。


 信州の春は遅くて、今頃桜がさ
いているのです。諏訪市の標高が
770m。茅野市が800m。桜が咲い
ているのは、標高
1000m地点です。