国内からは指示がきて、大病院へつれ
ていって、血液検査をやれ、と命令され
るは、本人は青い顔をしてちぢこまって
いるは、わたしは立場がありませんでし
たよ。

 結局、海外傷害保険のシンガポールに
電話をしたら、医者が一時間後にかけつ
けてきてくれた。このときが初めてでし
たよ。抗生物質を頂戴できたのは。

 これでやっと事態が好転しました。

 (あとで聞かされたのですが、もう一
日手当てが遅れていたら腎不全になって
いただろうと。いやはや。)

 これはTemple of Doom(最後の審判寺院)
DVDの表紙なのですが、あの砂煙もうもう
と立ち込める、ごみと砂だらけの汚い土地、
巨大な駱駝が荷車を牽き、牛が街路の真ん中
でおしっこをし、黒い羊と土色の土人が歩き
回る、まさにインディ・ジョーンズの映画の
舞台がここにありました。象も爪にマニキュ
アをして街路を闊歩するのです。

quote

アリナミンは神経痛
正露丸は殺菌剤 用途でしょうから。

汚いところでは胃腸薬、およびビオフェルミンがよいでしょう。
医家向けではエクトール(第一製薬)が抗菌胃腸薬としてはベスト。
懇意の医者に行くと処方してもらえるかもね。
うがい薬(イソジンガーグル)は鳥インフルエンザ防御のため
抗生物質はキノロン系のものを処方してもらっておくとよいでしょう。
セファロ系は次善の薬です。

小生の知り合いではいわゆるミネラルウオーターは現地製は
そこら辺のきれいな水(?)を入れて販売する可能性あるので
日本のミネラル水を持っていくのが安全という人がいます。

unquote

 Jaipulの郊外にあるアンベール城です。

写真出典:
http://www.ilmfan.com/credits/project_display.php?id_project=11

ムンバイとジャイプール

                     2006/01/2902/05

 あわててムンバイへ戻り、ヒル
トンホテルのホテルドクターに診
察をたのんだのですが、下痢止め
の「
Cyclo Ban」を一錠呑め、と
いう簡単な指示だけ。翌日取引先
の社長の
Family Doctorのクリニッ
行ったのですが、なんともい
えない不潔な医者で、薬は貰った
が、ちっとも効かない。

 私は、その時点でデリーに移動
して翌日のタージ・マハール見物
の仕度を整えていたのだけれど、
あわててすべての予定をキャンセ
ルしてムンバイにもどってきた。
この男は死掛けていると実感し
た。

 問題が生じたのはこの写真の直後でした。

 連れの技術担当重役のおなかの調子が突然狂
ってしまったのです。猛烈な下痢がはじまりま
した。

 約400年前に築城された美しい石造
りの建築です。

 これがボンベイの顔であるインド門と最高級ホテル
であるタージ・マハールホテル。別にここで泊まった
わけではありませんが。


 そして(商用だから遊ぶわけにいかず)早速中部イ
ンドの
Jaipulに移動したのですが、いやはや驚きまし
たよ。この町はインディ・ジョーンズです。

 128日夜、いろいろのことがあっ
て、主体性を喪失した僕は、次の
29
日、よろよろとインドに向けて飛び
立ったのでありますが、まったくツ
キに見放されていたというかなんと
いうか。

 大体が飛行時間が15時間もかかる
というのは、欧州へ飛ぶのより時間
がかかる。元の名前のボンベイ、今
の名前のムンバイに到着したのは、
真夜中で、疲れきっちゃう。それに
暑い。

 写真を見ていただきましょう。

 帰国後、私は「阿呆」扱いされた。
 現在の心境? 「わたしは石になりたい。」

 では皆様、御機嫌よう。

 この大切なアドヴァイスを無視してしま
ったことが残念です。私自身は海外傷害保
険にも入っていなかった。

 でも、言い訳になるかもしれないが、イ
ンドという国は実は薬の一大生産基地であ
って、薬屋はインドにバルクを買いにいく
ほどだから、まさか、抗生物質を処方して
もらえないとは夢にも思わなかったのだ。

 実は、事前にK博士に相談したのですが、博士は神妙
な顔をしてわたしに次のような指示をされたのです。
僕が「正露丸とアリナミンは持っていくよ」と言ったの
にたいし、

 もう水だらけ。

 ラージャスタン地方の
(砂漠地帯の)楽師がや
ってきて、妙なる音楽を
奏でてくれます。

 昼食はジャイ・マハル・ホテルで
摂りました。まるで夢のなかにいる
ような素敵なホテルです。

 雰囲気としては、この写真などインディ・ジョーンズ
ですよね。