湯 田 川 温 泉

                2003/10/11

 近代的で機能的に改築されて、素晴らしい滞在が楽しめます。食事も美味しいですよ。お勧めです。

 では皆様、ご機嫌よう。

画像:浴場

 年期の入った古い宿なのですが、内部は全面的に改装されてとても素敵な空間に変身しています。

神社から道をもどると、正面に正面湯が見えます。角を右に曲がればすぐそこに宿屋「湯どの庵」があります。

 正面湯から向かいの小路を入ると左側に長福寺があり、石段を登った突き当たりに由豆佐売神社(ゆずさめじんじゃ)があります。白雉元年(650年)の創祀という。大化の改新を行った孝徳天皇の時代ですね。

写真:正面湯湯殿。まったく狭いが、新鮮な湯がとうとうと流れ込み、じつに気持ちのよい温泉。お勧めする。

写真:正面湯玄関。ホテルで借りる鍵がなければドアは開かない。表には水飲み台があったり、半鐘があったり、ベンチがあったりして賑やかだ。お祭りでもないのにしめ縄が張ってありますね。

 こう書いてあるのです。

歴史的特色

・ 当地は縄文遺跡や珍しいチャシ跡(アイヌ語でトリデの意)が多く地形上、平野と山岳の中間地として大昔から人々が住んでいた。

・ 温泉発見は和銅年間(凡そ1400余年前)で県下では湯田川と小野川が最古。

・ 越後と庄内を結ぶ主要官道の要所。

・ 平安期 庄内を支配していた豪族田川太郎の膝元として発展し、館路や文化財が多い。

画像:Google Map 2014 一部修正

私たちは月山の麓にある湯殿山神社の温泉岩でお祓いをうけ、「鶴岡の奥座敷」と謂われる湯田川温泉にやってきました。あとは新潟県まで一般国道を走り、新潟から金沢まで高速道路で帰郷するだけの中継地点だと思っていたのですが、意外にしっとりした古い温泉地でした。

 正面湯の隣に文化財案内図というのがありました。一部を拡大しますと、

写真:「湯どの庵」の内庭。

写真:湯どの庵

写真:由豆佐売神社