立体四目並べのパズル


(2003.11.02) ver 0.03
(2003.11.04) ver 0.04

 二人で遊ぶ「立体四目並べ」というゲームがあります(写真)。これは、五目並べのように二人が互いに白と黒の駒を1つずつ置いていって、タテヨコ斜めのいずれかの列に4つ先に並べれば勝ち、というものです。ただし駒は写真のように柱に通して積み上げてゆくので、すでに置かれた駒の上に載せることはできても、いきなり空中に駒を「置く」ことはできません。

 さて、このゲームには「引き分け」はあるでしょうか? つまり、双方が最善を尽くすと、全部の駒を置き終わっても、どちらの色の駒も4個一列に並んでいないということは起こるでしょうか?

 実際にこのゲームをやってみるとわかるのですが、慣れてくるとこの「引き分け」が起こるようになってきます。(もっと熟練すると先手必勝なのか、それともこのゲームは双方が最善を尽くすと引き分けになるゲームなのかはわかりません。)

 では、実際にこのゲームで引き分けになる駒の配置のパターンにはどんなものがあるでしょうか。Javaアプレットを作って試せるようにしてみました。

このゲームはJavaが動くブラウザでお楽しみいただけます。

 使い方を簡単に説明しておきます。アプレットが起動されると、白くて串のない「おだんご」のようなものが4×4=16本描かれます。これが立体四目並べの駒を表します。マウスで1つ1つの駒(おだんご)をクリックしていただくと、その駒の色がクリックするたびに白→赤、赤→白と交互に変わります。

 アプレットの一番下には[Reset]というボタンと、なにやら表示が出ています。[Reset]ボタンを押すと、全ての駒の色を白に戻します。 隣の表示ですが、最初は

White(64):76 Red(0):0

となっていると思います。この4つの数字の意味は、白が64個、白が4つ揃っている列が76本、赤が0個、赤が4つ揃っている列が0本あるということを示しています。ここで、例えば一番すみっこの駒の色を赤にしてみましょう。するとこの表示は

White(63):69 Red(1):0

と変わります。1箇所が赤になったことで、白の駒の数は1つ減って63、白のラインは7本減って(どの7本かわかりますか?)69本、赤の駒の数が1つ増えて1、赤のラインはまだありませんから0のまま、です。

 さて、このアプレットを使って、以下の2つのパズルをやってみてください。

1. 赤と白のラインをどちらも0にしてください。

2. 赤と白のラインがどちらも0のとき、駒の数の差をできるだけ大きくしてください。

 2番目の問題は、初期状態(全部が白)からラインを0にするための最小手数は? と言い換えてもよいかと思います。


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