’2003  Switzerland   

1日目 9月20日(土) 成田出発
前もってインターネットで検索したところ、空港の近くには安い駐車場が沢山あることがわかり今回は車で行った。
駐車場は8日間止めても4,000円未満。事前に申し込んでおけば空港まで車を取りに来てくれるサービスもあり、とっても便利なことが判明。
ただし、道の混み具合が読めないため、4時に家を出発したら空港には指定の1時間以上も前に到着。早すぎたがほっとした。
指定された場所にて受付。ここでやっと今回の参加者名簿をいただき、10人にツアーリーダー1人、計11人の旅であることがわかる。
事前に受け取っていたワッペンを各人が手荷物につけているので、あっ、あの人が一緒だ、と思うけれど最初はなかなかな話すこともできずに12時間機内にて過ごした。
時差のため現地時間の夕方4時にチューリッヒ着。

2日目 9月21日(日) 車の走らない好展望の村ミューレンへ
この日から電車の旅となる。
まず、3日間乗り放題の電車のチケット、「スイス・パス」を受け取る。スイスは物価がとても高く、電車賃が特に高い。絶対になくさないようにとの注意を受ける。
まずは中世の面影を残す街、「ルツェルン」へ行き少し市街見物。
更に電車に乗り、目指すはベルナーオーバーランド山群が一望できる村「ミューレン」へ。その途中ではのどかな牧草地帯を眺める。
途中ケーブルカーに乗り、最後の登山鉄道に乗ると待望の「ベルナー・オーバーランド山群」(世界遺産に指定)が見えて来た。

「ルツェルン」の町の屋根根付きの「カペル橋」
花が橋に沿って咲き誇り更に美しさを増す。
中央の八角塔は当初は見張り台であったが、拷問室や牢獄、宝物庫として利用された。奥にうっすらと見える山は、魔の山「ピラトゥス山」
蓼科にあるピラタススキー場はここから取った名前みたいです。
      
左写真) 車窓の景色 左からアイガー(3,970m)・メンヒ(4,099m)・ユングフラウ(4,158m)
中央写真) 少しばかりの紅葉が始まっていた。
右写真) この日宿泊の「ホテル・ユングフラウ」ここには2泊する。
天気も良かったので、そのまますぐにロープウェイに乗り、「シルトホルン展望台」へ行った。
  
左写真) 映画「女王陛下の007」の舞台になったと言う回転展望レストラン
右写真)ビール飲んじゃいました。

      
ミューレンの街はとってもきれい。どのお家にも花があり、国旗を掲げているのが特徴であり、車が走っていないため静かでもある。
(わずかに電気自動車は走る)
この日の夕食で、簡単な自己紹介をしメンバーが打ち解けることができた。ツアーリーダーの土屋さんは晴れの確立が高いとのことで期待が膨らむ。


3日目 9月22日(月) アイガーを見ながらのトレッキング
初めてのトレッキングの日、朝から快晴。
予定は2時間コース、その後は自由行動になるため、我家はよりアイガーを間近に見ることが出来るコースへ行くことを計画する。
まずは8時に開くスーパーCoopにてお昼のサンドイッチとミネラルウォーターを購入。(スイスのスーパーはお昼休みはお店を閉めてしまうため、朝の内に用意しておくようにアドバイスをもらったからです。)
12時から1時45分まで閉めているとのこと。うらやましい・・・8:30にケーブルカー乗り場に集合し、1907m地点へ 。
トレッキングその@
アルメントフーベル⇒ミューレン(ノースフェイス・トレイル)
標高差270m
コースにはわかりやすい案内標識があり、この案内に沿って行けばまず迷うことはない、等ツアーリーダーの土屋さんからいろいろ説明を受けながらのんびり歩く。
今年のヨーロッパの夏は猛暑だったためか?意外にも、終わりかけではあったが、ところどころでお花を楽しむことも出来る。
ドライフラワー化した「アルパイン・ムーン・デイジー」(マーガレットに近い花)、西洋キンバイ(ミヤマキンバイ)、ベルフラワー、など。
また12枚にわたる日本語でも書かれているインフォーメーションで北壁の歴史も学ぶ。
  
トレッキング開始地点と案内標識

      
左から) コースを上から見たところ  魔女の爪 レストラン ベルナーオーバーランド山群を見る

スイスのトレッキングの特徴は何も持たずに歩く・・・疲れたなぁ、のどが渇いたなぁ、と思うところにはレストランがあるので入ってのんびり休む。
なのでのどが渇いたなぁ、と思うところにはちゃんとレストランがある。カウベルがたくさん飾られていたレストランが特に印象的だった。
また「放牧中の牛、羊たちの間を歩かせていただいている」気持ちになる。ことも大事である。
2時間コースを約3時間かけて歩きその@のトレッキングは終了した。
トレッキングそのA メンリッヒェン⇒クライネ・シャイデック⇒アイガー・グレッチャー(約3時間)標高差420m
電車、ケーブルカー、電車、ロープウェイと乗り継ぎ、次なるトレッキングの開始地点メンリッヒェン到着。
まず正面に、ヴェッターホルン、シュレックホルンを見る。⇒
そして向こうに見える麓の町は日本人にはお馴染みの「グリンデルワルト」
ここからアイガーを間近に見ながらトレッキング開始。開始地点の標高は2225m、周辺は広々とした草原である。良く整備された道幅の広いハイキングコースをアイガー北壁に向かって歩く。アップダウンはほとんどなく初心者にも安心して歩くことができるコースになっている。ここも展望の良いところにはベンチが設けられ、景色をゆっくり楽しむことができる。この日も大勢のトレッカーがくつろいでいた。
   
左)アイガー北壁を見る  右)クライネ・シャイデックの駅
2時間弱でクライネ・シャイデックの駅(2061m)へ到着。駅、トレッキングコースにもなっている、展望が良い、ことから更に大勢がくつろいでいた。
ここからこの電車に乗って帰っても良かったが、この日は夕食時間も遅い設定だったのでまだ先を続けることにして、ここから約1時間で行ける次の駅アイガーグレッチャー
まで行った。
     
左)アイガーと登山電車  右)アイガー・グッレッチャー駅近くから見た氷河・・・迫力が増す
無事目的地(2320m)へ着き、帰りはアイガー・グレッチャー駅からいったんクライネ・シャイデック駅まで電車に乗って下り、展望を更に楽しむために約1時間駅周辺でのんびりする。そして、夕食(7時半)に間に合う時間の電車に乗り、ケーブルカー、登山電車に乗りホテルへ着いたのが、7時15分頃。メンバー中一番遅い帰りとなった。
7時半からはそれぞれの午後の行動を話しながらの夕食となる。一人でのんびり歩いた人、クライネ・シャイデックまで電車で行って展望を楽しんだ人、それぞれにこの日の景色を堪能したようだった。

4日目 9月23日(火) 山上の湖と大パノラマを誇る山上のホテルへ
この日は山上の湖「エッシネン湖」往復と、いよいよマッターホルンを見る日。
2泊したミューレンのホテルを後にし、スイスパス2日目の利用。乗り継ぎが小刻みで、最短2分の乗り継ぎがある。ツアーリーダーの土屋さんからの説明をしかっかり聞いて、絶対に遅れることのないように気をつける。何しろ乗り遅れれば1時間待ちになってしまう。2分の乗り継ぎが無事済んだところで思わぬハプニングが・・・
何とペーターが前の電車にカメラを入れたウエストポーチを置き忘れる。次に降りた駅で土屋さんに駅に問い合わせをしてもらうが、おそらく見つからないと覚悟する。(実際見つからなかった)幸いなことに今まで撮ったフィルムは別にしておいた。マッターホルンを前にしてなんと言う失態、かなりしょげるペーター。私がデジカメを持っていたことがまだ救いになる。
忘れたものは仕方がないので、予定通り山上の湖「エッシネン湖」へ。
リフトに乗り、約1時間半の往復のコース。このリフトが横乗り、屋根・風除け付き、日本にも欲しいと思った。
歩き始めた時は完全に霧がかかってしまい一面真っ白、一足出遅れた我家はなかなか前の人に追いつくことができない。でも思わぬ近くにいた。しばらくすると、霧が消え、真っ青と言うわけにはいかないが、湖を見ることができるようになる。
残念ながら一番高い山は見ることができない。本当ならブリュームリスアルプ山群が聳えているはず。昼食はここのレストランで、この湖で捕れたという「ます」料理を選んだ。
昼食後は晴れて来た。

エッシネン湖
下ったあとは電車に乗り、ツェルマットに夕方4時半頃到着。
ここからゴルナーグラード行きの登山電車に乗るまでの40分くらいで、翌日のお昼の買い物をする。
ペーターとは別行動にして、私が食料買出し部隊、ペーターはカメラを買うことにした。
結果、フジフィルムのAPSフィルム使用のカメラを購入(35mmフィルムカメラがなかったため)、
写り方はわからないが、マッターホルンを前にして無いよりはずっといい。

私はお昼用に、パンとバナナ、ミネラルウォーターを購入した。

マッターホルン・・・この日は見えなかっ

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