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10月8日〜9日 馬蹄形縦走の愛称で親しまれているコースを歩く <谷川岳〜茂倉岳〜朝日岳〜白毛門>

2日目 蓬ヒュッテ〜七ツ小屋山(1,674m)〜清水峠〜ジャンクションピーク〜朝日岳(1,945m)〜笠ヶ岳(1,852m)〜白毛門(1,720m)〜土合橋到着(駐車場)

2日目、朝日岳〜白毛門を通る、約9時間のコース。
朝食は前夜お弁当を作ってくれてあり、朝渡されるようになっていた。
小屋で食べても、持って出発してもどっちでもいいけど、小屋で食べる場合は、お味噌汁が出ますって言われて、小屋で食べることに決定。
5時半頃から食べようと思っていたけれど、隣の2人の仕度がうるさくて、4時半に寝床から出る。
それ前から起きてはいたけど、うるさいのはかなわない。
  (朝、ザックの中身整理しないでよ〜〜って言いたかった)
5時に1階のテーブルで、お弁当にインスタント味噌汁を出してもらい、食べる。
おげで出発が当初考えていた時間より、1時間ほど早くなった。
この1時間がのちのちの行程に余裕を持たせてくれたから、ある意味、隣の2人には感謝?

5時50分に出発。
少し登って、前日歩いて来た稜線と、小屋を見る。


一番最初のピーク 「七ツ小屋山」1,674mから、朝歩いて来た道を振り返る
朝日が斜面に差して、黄金色に輝いている


大源太山への 分岐点にて、大源太山を正面に望む

七ツ小屋山から清水峠まで、斜面の草紅葉がこれまたきれいだった。

2時間弱で、清水峠に到着。
これは峠を過ぎて振り返ったところ。
赤い大きな建物は、送電線監視所、手前の小さい建物が清水峠の避難小屋。
地図には10人ってあるが、詰めれば20人ほどは寝られそうだった。
やっぱりトイレはない。

ここに来るまで多くの登山者とすれ違ったが、おそらく、この小屋に泊まったのだろう。
・・・にしても、トイレは・・・(考えないようにしよう)


下って来た道を振り返る


清水峠の先には、池塘群があって、更にその先は「ジャンクションピーク」とかっこいい名前のピークがある。
ジャンクションピークまでの紅葉もまたきれい。
日が差さないのが残念だったけど・・
ジャンクションピークを現す標識はなかった。
そこで、沢を登り詰めて来た人に会った。最後の藪こぎに苦戦してた。


ジャンクションピークを過ぎると、二日目のメインである
朝日岳と、池塘群が登場。
この辺り、初夏にはお花畑になるらしい。


朝日岳山頂へ続く道
草紅葉に、広々とした登山道

朝日岳山頂に行く前に、宝川温泉に下る道に入り、池塘群(朝日ヶ原)を少し散策。
水場もあった。
今回のコースでは登山道に一番近いところにある水場だった。
そして、朝日岳到着、10時半。
どのコースを歩いて来たか・・・思ったより大勢いた。
早めの昼食にして、11時に白毛門手前の笠ヶ岳1,852mに向かい出発。
地図では水平に見えるけれど、小刻みなアップダウンがあり、意外と手ごわい。
笠ヶ岳の避難小屋は、まずまず泊まれそうな感じ。地図には4〜5人ってある。


紅葉がきれいだった。

数年前に登った「平ヶ岳」の紅葉がとっても素晴らしく、さすが東北の紅葉、と思ったのだけれど、
ここの紅葉も素晴らしかった。
今年、北アルプスの紅葉はだめだったので、ここに来て大正解。
ただ、残念だったのは、正面に見えるはずの谷川岳の双耳峰がガスでまったく見えなかったこと。
笠ヶ岳の次は、今回最後のピークである白毛門(しらがもん)1,720m。
到着 1時半。
ここに来ると、朝、土合から登って来た日帰り登山者がいた。
そして、ここからが試練(?)。
なんと、ここから標高差で1,000m下るのだ!
それもほとんど直線。
これが北アルプスだとジグザグになっているので、さほど大変なことないんだけど・・・
下りきるまで、2時間か。


奥に朝日岳、左が笠ヶ岳  白毛門山頂にて


少し下った「松ノ木沢ノ頭」という展望地で、振り返ったペーターが二つの岩を発見。
きっとあれが白毛門の由来に違いないと断言。
で、調べてみたところ、大正解。
積雪期に、このジジ岩、ババ岩が雪で氷門のようになり、山頂付近が白髪頭のように見えるから、が名前の由来らしい。
「松ノ木沢ノ頭」は休憩に相応しい場所ではあったが、まだこの先が長いので、少し下り、約半分のところで一回休憩。
そして、予定通り、2時間で駐車場に着いた。
3時半。
日帰り登山者も多いので、駐車場にはまだ多くの車が止まっていた。
さて、ここから・・・・
このまま帰ることも可能だけれど、〜3時間では帰れるから〜
道が混みそう。
ってことで、土合駅近くの「土合山ノ家」に泊まることに決めていて、4時に到着。
団体さんもいたけれど、お風呂は誰もいない時間に入ることができた。
シャワーが2つしかない、小さいお風呂場だったから、誰も入っていなくて助かった。
でも、食事は、一斉に食堂に押し寄せたので、混乱状態。
何をどうすればいいのかわからなかったけれど、とりあえず厨房の入り口で、ビールを出してもらうことができてほっとした。
ご飯は後で盛りに行けばいいし。
なんて思っていて、最後の方で行ったら、お味噌汁の具がほとんどなかった。
ナメコの味がしただけ。
期待してなかった食事だったけれど、実が詰まったカニがあったりして、満足感たっぷりだった。

おまけの10月10日

帰る日
せっかくだから直行で帰ったんじゃもったいない、とペーター。
まず、「道の駅みなかみ」に寄り、1時間ほど、諏訪峡を散策。
その後、水上ICから高速に乗り、東京方向に行けばいいものを、新潟方面へ。
一区間だけ乗って、湯沢ICで下り、津南町から、長野県栄村の「秋山郷」へ。
そこでお蕎麦屋さんへ入り、お昼にして、雑魚川林道から奥志賀へ。
    (この道は3月12日の地震で亀裂が入り、補修した跡があった。)
そして、長野道、中野ICへ向かえばいいものを・・・
渋峠へ・・・
そう、志賀草津ルートを通り、またまた群馬県へ入る。
そして、鳥居峠から長野県上田市に入り、白樺湖越えで帰宅。
朝、土合山ノ家を出たのは7:40。
家に着いたのは夕方5:40。
途中1時間諏訪峡で散策したり、お昼の時車から下りたりはしたけど、述べ10時間、車にいたことになる。
お疲れ様でした、助手席にいた私。
運転手より、乗ってる方が大変なんです。
でも、奥志賀の紅葉は見頃だったので、遠回りの甲斐はあった。
それにしても連休最終日でありながら、草津白根の湯釜のところは反対車線が渋滞。午後になっても、まだ湯釜に向かう車が多いのにはびっくりした。


奥志賀の紅葉

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