←その1へ戻る  2007年7月−2 

北海道大雪山 2日目 7/14

その@ ご来光
Tシャツ一枚でシュラフに入っていたら夜中はちょっと寒かった。いよいよ我慢できなくなって上にシャツを着ようと起きたら3時、結局良く眠れたと言うことです。ちなみにペーターは夜中に一枚着ていた。
そのまま起きて黒岳へ朝日を見に行く。小屋の前には出発前の方が一組いた。小屋から黒岳山頂までは20分くらい。

  

山頂には3:50頃到着。ヘッドランプなしで登って行けるほど明るかった。朝日は雲海の中から上がって来た。

そして4時時点の北鎮岳、朝日に染まって赤くなった。マウスをおいて「白鳥の雪渓」の位置を確認してみて。
30分ほど山頂にいたけれどこの間登ってきたのはわずか一組の6人ほどだった。
その後小屋へ戻って片付けて、朝食をとって6時に出発した。
この日は御鉢を中心に前日歩いた道を右手に見て歩き、旭岳方面に戻るコースをとる。

そのA 北海岳目指して 

  

  

ところどころ雪の上を歩く。
朝、黒岳山頂から見た「北鎮岳」の雪渓も歩くに連れて形が変わって来た。上の写真では白鳥というより「アヒル」か「ガチョウ」かな。

北海岳まで来ると御鉢が目の前に広がった。
対面の道を前日は歩いたのです。左手には旭岳が見え始めた。
そして北海岳の先では今回予定していた「トムラウシ」の雄姿があった。


マウスオンしてね

そのB 中岳分岐へ
北海岳からは、当初計画していた「白雲岳」〜「忠別岳」〜「ヒサゴ沼」へ続く道と、旭岳に向かう道とに分かれる。
白雲岳へは今回の経験をもとにまた来る時もあることでしょう。旭岳へ向かう道を進んだ。そうしないと帰れなくなっちゃうしね。
それはそれで、旭岳がだんだん大きくなるし、左手に「トムラウシ」「十勝連峰」を見ながら気持良く歩けた。
北海岳〜松田岳〜荒井岳を経て、前日通った「間宮岳」へと続く。
松田岳を通るころから朝ロープウエイで上がって来た人たちとすれ違うようになった。だいたいの人は宿泊のための大きな荷物を担いでいるけれど、中には日帰りで行けるところまで行って引き返す人もいた。
下の天気を聞いたところ、霧雨で、ロープウエイの途中から視界が開けたようだった。
結局、この数日間は下界は霧雨、曇り、で山の上だけが晴れていたみたい。
間宮岳から前日視界がなかった旭岳へ登るかちょっと悩んだけど、結局中岳から裾合平へ下って姿見の池に戻るコースにした。
そのC 最後ロープウエイ乗り場へ
中岳分岐から40分ほど下ったところに湯舟のみの「中岳温泉」があった。ペーターは入りたかったようだけれどタオルがなかったので二人で足湯にした。先にいる人がそうしていたから。お湯の湧き出ているところは熱くて足も手も入れられないけれど、川の水が交わるところはぬるかった。
そして再び下り、「裾合平」と言われる愛山渓温泉への分岐がある手前は一面緑で、ここが地図にも書かれている「チングルマ」の大群落のようであった。が、まだ早かった。

   

裾合平から旭岳ロープウエイに戻る道は比較的平坦なので、日帰りの軽ハイキングの人たちが来ていた。
直接ロープウエイの駅に戻るのももったいなかったので、「夫婦池」「姿見の池」を経由した。
夫婦池に行くまでは見えていた旭岳もその後見えなくなり残念だった。最後にその雄姿を見たかった。
3:30のロープウエイに乗り下山した。下はやはりガスだった。
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本来の計画とは異なったけれど、初めての北海道の山の縦走。良い経験になり、次への足がかりにもなった。今回歩けなかったところにまたぜひ行きたい。

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