【おまけ その二】】
  花と庭の街 クライストチャーチ の 街の様子をちょっとだけご紹介します。
街の中心を蛇行して流れるエイヴォン川。この川はきっ
と、この街に暮らす人々を癒してくれる川だと思います。
この川に面した、とある建物と薔薇を中心としたガーデン
です。こういう景色が、さりげなく、そして至るところに
あるのが、ここ、クライストチャーチなのです。街全体が
まるで絵画のようでした。
街の中心をぐるっと回るトラム(路面電車)。ガーデナー
は乗ってみたかったようでしたが、食べた分だけ歩いて
カロリーを消費しないと...ということで、今回はトラム
にもバスにも一度も乗りませんでした。非常に健康的な
旅でした。でも、痩せるどころか、帰りの飛行機ではズボ
ンがきつくて...。
蛇行して流れるエイヴォン川でパンティング(川下り)を
を楽しむ人々。鴨をはじめとする水鳥が沢山。不思議と
魚はいませんでした。川岸には、樹齢100年は軽く越え
ているだろうと思われる柳の木やや菩提樹やら、様々な
大木がいっぱい茂って木陰を作り出しています! パン
ティングはみな気持ち良さそうでした。
トラムを走るレストラン車。毎日夜8時頃に大聖堂前を出
発する移動レストランです。外から見ただけですが、中は
スーツやドレスに身を包んだ紳士淑女らがぎっしりでした。
ここクライストチャーチではとても人気があります。きっと
お料理も美味しいのでしょうね。おっとよだれが...。
私達は、ガイドブックお勧めのレストランで、ニュージー
ランドでのはじめてのディナーを楽しみました。同行した
"てるちゃん"が注文したステーキは450gのリブ。私は
ポークのソテー料理、ガーデナーはビッグサイズのピザ。
そして、とても付け合せとは思えない、それだけで日本人
だったら食事になってしまうほどのボリュームのあるチキ
ン・サラダとハム・サラダ。もちろんワインは地元ニュージ
ーランドの赤。それにしても量が多かった。食いしん坊の
私達でも、最後はギブアップ。デザートさえも無理。
クライストチャーチの街の中心にそびえ立つ大聖堂。ゴ
シック様式の優美な建物。ちょうどクリスマス〜ニューイ
ヤーにかけての夏休みということもあって、入り口の屋根
の上にはキリスト降誕の像が飾られていました。空に向
かってそびえる尖塔の高さは63m。

初日の満足過ぎるディナーを終え、やっと日が沈んだ夜
10時頃、大聖堂前の広場にある街灯のポールにカメラ
を押し付けて固定し、手振れしないようにして撮った貴重
な一枚。多分一秒近くのシャッター・スピードだったと思
います。
街の大通りに面したおしゃれな電話ボックス。後方に見
える"〜"の形のくねったものは、トラムに電気を供給す
る架線用の柱です。色といい、形といい、とてもおしゃれ
で、このガーデン・シティにぴったりでした。ちなみにここ
クライストチャーチもヨーロッパの街と同じく、電柱や電
線は地下に埋められており、景観にとても配慮された美
しい街並みでした。
ハグレー公園に面した、とあるレストランのひさしにデコ
レートされていた2つのハンギング・バスケットです。街
でもいくつか見かけましたが、本場イギリスのハンギン
グや、我家のハンギングの方が綺麗だったかな?

これはそんな中で一番美しかったハンギングでした。
大聖堂の中で、お祈り用のテーブルにカメラを置いて、
タイマー撮影した一枚。 天井はなんと木を組んで造ら
れていました。ニュージーランドの鳥や花や草木をモチ
ーフにしたステンドグラスが美しかった...。

普段は夕方5時から聖歌隊による賛美歌の演奏がある
ようなのですが、今はその賛美歌を歌う子供達も夏休み
ということで、残念ながら聴くことはできませんでした。
ひょっこり出会った猫ちゃん。近寄ってカメラを向けても
逃げないのは、ゆったりと時間の流れる街だからでしょ
うか。
この街にすっかりとりこになってしまった我家のガーデ
ナー。エイヴォン川の川岸のベンチで、さて次はどこへ
行こうかなと策をねっています。目の前の川をちょうど
パンター(舟のこぎ手)が通過していきました。ここは川
幅が最も狭いところで、流れも急でしたが、パンターは
皆んな上手に川を上っていきます。

日本でのあわただしい時間の過ごし方から解放され、
ゆったりとした時を過ごすことができた、いい旅でした。
スローライフ、現代人には特に必要ですね。
                             完
Garden Tour Report  No.7
New Zealand Christchurch
「ローズガーデン・むとう」